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社内システムの覚え方|第二新卒が最初の1ヶ月でやること【2026年版】

木戸 悠介 なぜキャリア? 編集長 公開 2026年9月6日 読了 約17分
社内システムの覚え方|第二新卒が最初の1ヶ月でやること【2026年版】

〜最初の1ヶ月は、業務より道具に時間を取られます〜

「このシステム、どこから入るんだっけ」

転職して最初の1ヶ月は、仕事そのものより道具に時間を取られます。

前職では5分でできたことが、30分かかる。これは能力の問題ではなく、道具に慣れていないだけです。

この記事では、社内システムに早く慣れるための順番を整理します。

1. 結論:やることは3つ

社内システムに慣れる3手

毎日使うものから順に覚える

自分用の手順書を、最初から作る

権限の範囲を、早めに確認する

②を後回しにすると、同じことを何度も聞くことになります。

教わりながら書いておけば、2回目からは自分で解決できます。

2. 覚える順番

すべてを一度に覚える必要はありません。

優先度対象
最優先勤怠の入力、連絡の手段
高い自分の業務で毎日使うもの
中程度週に数回使うもの(経費精算、申請)
低い月に1回のもの(月次の報告)
必要時年に数回のもの(年末調整など)

1つめを初日に押さえてください。

勤怠の入力ができないと、初日から困ります。

初日に確認すること

  • 勤怠の入力方法と締切
  • 連絡の手段(チャットかメールか)
  • 共有フォルダの場所
  • 印刷の方法
  • 困ったときの問い合わせ先

5つめが最も重要です。

システムの担当部署か、社内の問い合わせ窓口を知っておくと、詰まったときに動けます。

会社によって道具の数が違う

規模や業種で、使うものの数が変わります。

規模傾向
少人数の会社汎用のツールが中心。数は少ない
中規模業務ごとに専用のシステムがある
大手独自に作られたシステムが多い
業界特有医療、金融、物流などは専用のものが必須

3つめの会社では、覚えることが多くなります。

その分、教育の仕組みが整っていることが多いので、研修の有無を入社前に確認しておくと見通しが立ちます。

3. 自分用の手順書を作る

教わりながら、その場で書きます。

書く項目内容
どこから入るか画面の名前、経路
何を入力するか必須の項目
どこを押すか承認、提出のボタン
誰に回るか承認の流れ
締切いつまでに

3つめまで書ければ、たいてい再現できます。

画面を控える

文字だけで書くと、後で分かりません。

画面の名前や、押すボタンの文言をそのまま書き写してください。

会社によっては画面の記録を制限していることがあるため、方法は事前に確認してください。

手順書は共有できる

自分用に作ったものが、次の人にも使えます。

「新しく入った方向けにまとめました」と共有すると、それ自体が成果になります。

4. 聞くタイミング

自分で調べる時間には、上限を決めます。

状況対応
5分調べて分からない聞く
マニュアルがあるまず読む。それでも分からなければ聞く
業務が止まっているすぐ聞く
急がないまとめて後で聞く

3つめを我慢しないでください。

自分が止まっている間、後工程も止まります。

聞き方

「◯◯の申請について、△△の画面までは進めたのですが、その先が分かりません」

どこまでできたかを伝えると、その先だけ教われます。

一から説明してもらう必要がなくなり、相手の負担も減ります。

まとめて聞く

急がないものは、リストにして1日1回聞きます。

都度聞くより、相手の作業を止める回数が減ります。

1ヶ月後に振り返る

入社1ヶ月の時点で、何が残っているかを確認します。

  • 毎日使うもので、まだ詰まるところ
  • 手順書を書いていない業務
  • 権限が足りずに止まった場面

この3つを書き出して、上長との面談で伝えてください。

道具で止まっていることは、本人からしか見えません。伝えれば、権限の付与や研修の案内で解決することがあります。

5. 前職との違いへの対処

同じ用途でも、道具が違います。

よくある違い対処
使っているツールが違う用途で対応づけて覚える
用語が違う社内の呼び方に合わせる
承認の流れが違う誰に回るかを図に書く
権限が狭い何ができないかを確認する
手順が多い理由を聞く(規程がある場合が多い)

2つめが、意外と混乱の原因になります。

同じものを別の名前で呼んでいると、会話が噛み合いません。

「前の会社では」を避ける

比較として口に出すと、印象が良くありません。

ただし、改善の提案として出すのは別です。

「こういう方法もあるかもしれません」という形にすれば、比較ではなく提案になります。

6. 権限の確認

できないことを、早めに知っておきます。

確認することなぜ必要か
見られる範囲どのデータにアクセスできるか
操作できる範囲登録、修正、削除のどこまでか
承認の要否自分だけで完結するか
申請の方法権限が足りないときの手続き

2つめを知らないと、業務の途中で止まります。

権限がないと分かったとき

自分で回避しようとしないでください。

他の人の権限を借りることは、通常は認められていません。

必要であれば、正式に申請してください。

触って覚える範囲を決める

自分で試してよい範囲と、そうでない範囲があります。

操作扱い
閲覧自由に試してよいことが多い
検索・並べ替え影響が出ないので試せる
登録・更新本番の環境では試さない
削除絶対に試さない

試す場合は、練習用の環境があるかを先に聞いてください。

本番のデータで練習すると、取引先や他部署に影響が出ます。

7. よく起きるつまずき

先に知っておくと、慌てません。

場面対処
保存せずに閉じた一時保存の機能があるか確認する
誤って登録した修正の手順を先に聞いておく
承認が止まっている誰のところで止まっているか確認する
期限を過ぎたすぐ報告する。回避しない
使い方が分からない問い合わせ窓口に聞く

2つめを、覚えるときに一緒に聞いてください。

「間違えたときは、どう直しますか」は、教わる場面での良い質問です。

期限を過ぎたとき

システムで締められている場合、自分では処理できません。

隠さず、すぐ報告してください。

多くの場合、担当部署が対応できます。

8. 覚えた経験を書類に書く

意外と書ける材料になります。

書き方
使えるものを列挙「◯◯(業務システム)の操作」
立ち上げの経験「新システムの導入時に、部署内の手順書を作成」
効率化「入力の手順を見直し、月◯時間を短縮」
教えた経験「新入社員向けの操作手順書を作成」

2つめと4つめが強い材料になります。

使えることより、他の人が使えるようにしたことのほうが評価されます。

汎用性のあるものを書く

業界で広く使われているシステムであれば、そのまま書けます。

社内独自のシステムは、名前ではなく用途で書いてください。

「販売管理システムでの受注入力と在庫の確認」といった形です。

9. よくある質問

転職して、システムに慣れるまでどのくらいかかりますか

毎日使うものであれば、2〜4週間程度で慣れることが多くあります。月に1回しか使わないものは、3ヶ月かかることもあります。前職で5分だったことに30分かかるのは、能力ではなく慣れの問題です。焦らなくて構いません。

何から覚えればいいですか

勤怠の入力と連絡の手段を初日に押さえ、その後は自分の業務で毎日使うものから順に覚えてください。月に1回しか使わないものは、その時期が来てから覚えれば足ります。すべてを一度に覚える必要はありません。

同じことを何度も聞いてしまいます

教わりながら、その場で自分用の手順書を作ってください。どこから入るか、何を入力するか、どこを押すかの3つを書ければ、たいてい再現できます。画面の名前やボタンの文言を、そのまま書き写すと後で分かります。

調べる時間の目安はありますか

5分です。それを超えたら聞いてください。ただし、業務が止まっている場合はすぐ聞いてください。自分が止まっている間、後工程も止まります。急がないものは、リストにして1日1回まとめて聞くと、相手の負担が減ります。

前職のツールと違って戸惑います

用途で対応づけて覚えると早くなります。「前職の◯◯にあたるのが、ここでは△△」という形です。また、同じものを別の名前で呼んでいることが多いので、社内の呼び方に早く合わせてください。会話が噛み合わなくなる原因になります。

権限がなくて操作できません

正式に申請してください。他の人の権限を借りることは、通常は認められていません。また、入社直後に「見られる範囲」「操作できる範囲」を確認しておくと、業務の途中で止まることがなくなります。

誤って登録してしまいました

すぐに報告してください。多くのシステムには修正の手順があります。覚えるときに「間違えたときは、どう直しますか」と一緒に聞いておくと、慌てずに済みます。自分で回避しようとすると、かえって複雑になります。

社内システムの経験は、職務経歴書に書けますか

書けます。ただし「使えます」だけでは弱くなります。「新システムの導入時に部署内の手順書を作成した」「入力の手順を見直し月◯時間を短縮した」といった形にしてください。社内独自のシステムは、名前ではなく用途で書いてください。

10. まとめ:毎日使うものから、書きながら覚える

今週やる3つのこと

勤怠の入力方法と締切を確認する

教わったことを、その場で手順書に書く

自分の権限で操作できる範囲を確認する

最初の1ヶ月は、道具に時間を取られるのが普通です。

教わりながら書いておけば、2回目からは自分で解決できます。そして、その手順書は次に入る人にも使えます。

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この記事を書いた人

木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。1996年生まれ、神戸市出身。

23歳で上場企業子会社に新卒入社し、メディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。その後スタートアップに3人目の社員として参画し、現在は自分の会社を経営している。