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朝礼と定例会議の使い方|第二新卒が「座っているだけ」を抜け出す3つの仕込み【2026年版】

木戸 悠介 なぜキャリア? 編集長 公開 2026年9月6日 読了 約12分
朝礼と定例会議の使い方|第二新卒が「座っているだけ」を抜け出す3つの仕込み【2026年版】

毎朝の朝礼、毎週の定例会議。入社してしばらくは、座って聞いているだけの時間になりがちです。自分の担当と関係ない話が続き、発言する場面もなく、終わったら手元のメモは白いまま。

そのうち「この時間、必要なのだろうか」と思い始めます。ただ、この時間は同じ量だけ他の人も使っているので、会社としては相応の価値を置いているということでもあります。使い方を知らないまま座り続けるのは、単純にもったいない。

この記事では、朝礼や定例を情報源として使い、少しずつ発信の場に変えていく手順を整理します。目的は目立つことではなく、自分の仕事が進みやすくなる状態を作ることです。発言そのものが苦しい場合は会議で発言できないとき|第二新卒が最初の一言を出す型を先に読んでください。

1. 結論:やることは「拾う・出す・つなぐ」の3つ

やること中身効果
拾う他の人の進捗から自分に関係する情報を取る手戻りと重複が減る
出す自分の進捗を決まった型で短く報告する詰まりに早く手が入る
つなぐ会議後に個別で話す相手を1人作る相談できる関係が増える

いちばん見落とされるのが3つ目です。定例の価値の半分は、終わった直後の5分にあります。「さっきの話、うちの案件にも関係しそうなので後で聞かせてください」と一言かけるだけで、その後の仕事が変わります。

2. なぜ「座っているだけ」になるのか

状態原因対処
話の内容が分からない案件名や略語を知らない分からない語をメモして後で聞く
自分に関係ないと思う関係する接点を探していない「自分の担当に触れるか」だけを追う
発言する隙がない発言の型を持っていない報告の型を1つ用意する
準備なしで参加している直前まで別の作業をしている開始5分前に材料を揃える

4番目が一番改善しやすい部分です。会議が始まってから何を話すか考えると、そのまま終わります。5分前に「今日出すこと」を決めておくだけで、参加の質が変わります。

3. 朝礼の使い方

朝礼は短く、形式も決まっていることが多いので、拾う情報を絞ります。

拾うもの理由
誰が今日休みか、外出か確認を取りたい相手が捕まるか分かる
他の人が抱えている案件依頼するときの負荷が読める
その日の全体の優先事項自分の順番を調整できる
トラブルや変更の共有自分の作業に影響するか判断できる

「今日誰が捕まらないか」が分かるだけで、一日の段取りが変わります。確認が必要な相手が終日外出なら、その仕事は後ろに回すか、別の人に聞くかを先に決められます。順番のつけ方は仕事の優先順位のつけ方|第二新卒が「全部急ぎ」から抜け出す4つの基準にまとめています。

自分が話す番のとき

朝礼の報告は、長さより形が大事です。「昨日やったこと・今日やること・困っていること」の3点で30秒。これだけ固定しておけば、毎回考えずに済みます。3点目を省く人が多いのですが、ここが唯一その場でしか出せない情報です。

4. 定例会議の使い方

定例は朝礼より長く、内容も込み入ります。事前・当日・事後で分けて考えます。

事前(5分)

やること中身
前回の議事録を見る持ち越しになっている件を確認
自分の進捗を3行にまとめる進んだ量・詰まり・次の予定
聞きたいことを1つ決める質問がないと受け身になる

「聞きたいことを1つ決める」が効きます。質問を用意していると、その話題が出たときに集中して聞けるようになります。

当日

拾う対象を絞ります。他の人の報告のうち、自分の担当と接点があるものだけをメモする。全部書き取ろうとすると、聞くほうがおろそかになります。

メモするもの後で使う場面
自分の案件名が出た箇所認識のずれを確認する
期限や数字が変わった話自分の予定を組み直す
誰かが困っていること自分が助けられるか判断する
分からなかった語後でまとめて聞く

事後(5分)

会議が終わった直後に、話しかける相手を1人決めて声をかける。これが最も効率のよい人脈の作り方です。会議中に「後で聞きたい」と思ったことを、その場で解消できます。関係の作り方は社内の人脈の作り方|第二新卒が半年で味方を増やすを参考にしてください。

5. 報告の型を作る

定例での報告は、毎回同じ形にしておくと負担が消えます。

要素書く内容薄い例厚い例
進んだ量数字で示す作業を進めました10件中7件まで完了
詰まり原因と必要な支援少し遅れています先方の返信待ちで3日止まっています
次の予定いつまでに何を引き続き進めます木曜までに残り3件を完了予定

詰まりを言えるかどうかで、定例の価値が決まります。「順調です」で終わる報告からは何も生まれませんが、止まっていることを共有すれば、その場で誰かが動けます。報告の考え方は報告・連絡・相談のやり方|第二新卒が信頼を作る型、書面での定期報告は日報・週報の書き方|第二新卒が5分で書いて評価につなげる型にまとめています。

6. 議事録を任されたとき

若手が最初に任されやすい役割です。負担に見えて、実は最も学べる立場でもあります。

記録するもの記録しないもの
決まったこと発言の全文
決まらなかったこと(持ち越し)雑談
誰が、いつまでに、何をするか言い回しの細部
数字と日付感想

議事録を書く役は、会議の構造が見える特権的な位置です。誰の発言で話が動くのか、どこで決まらないのかが分かるようになります。書き方は議事録と資料作成|第二新卒が最初に評価される仕事にまとめています。

7. 会議が多すぎると感じるとき

自分の時間が会議で埋まってしまう場合は、別の問題です。

状況やること
参加する必要が薄い会議がある議事録の共有で代替できないか相談する
会議のせいで作業時間が足りない週の実働時間を出して上司に共有する
同じ内容の会議が重複している気づいた事実として伝える
会議が延びて予定が崩れる次の予定があることを事前に伝えておく

「出なくてよいか」を自分で判断しないこと。参加の要否は上司が決める範囲です。ただし時間が足りない事実は共有すべきで、そこから調整が生まれます。相談の持っていき方は業務量が多すぎるとき|第二新卒が切り分けて相談する手順を参考にしてください。

8. 転職先で確認しておくこと

会議の文化は会社によって大きく違います。入社前に確認しておくと、ギャップが減ります。

確認すること読み取れること
定例の頻度と時間作業時間がどれだけ残るか
誰が参加するか情報が共有される範囲
議事録を残す運用があるか欠席時に追いつけるか
若手が発言する場面があるか意見が通る文化かどうか
朝礼の有無と形式出社時刻の実質的な縛り

とくに朝礼の有無は、始業時刻の実態に直結します。始業が9時でも、8時50分の朝礼があれば実質はそちらが基準です。面接で聞きにくければ、職場見学の機会に確認する方法もあります。手順は職場見学を頼んでいいか|入社前に現場を見る手順にまとめています。

9. よくある質問

発言しないと評価が下がりますか

会議での発言量が直接評価される会社は多くありませんが、進捗や詰まりを共有できているかは見られます。長い意見を言う必要はなく、自分の担当について3点を報告できていれば十分です。

分からない話ばかりで内容が追えません

案件名や略語を知らないことが原因である場合がほとんどです。分からなかった語を3つメモして、会議後に誰かに聞く運用にすると、数回で追えるようになります。全部を理解しようとせず、自分の担当に触れる部分だけ追うのが現実的です。

メモは手書きとパソコンのどちらがいいですか

職場の慣習に合わせるのが無難です。パソコンを開くことを好まない場ではノートを使い、全員が端末を開いている場ではそちらに合わせます。迷ったら最初の数回は周囲と同じ形にしておくと安全です。

定例が形骸化していると感じます

自分の判断で参加をやめるのは避けてください。ただし「この報告は書面でも足りるのでは」といった提案は、事実として伝える価値があります。改善の提案は、批判ではなく確認の形にすると受け取られやすくなります。

朝礼で話す内容が毎回同じになります

進捗が動いていない日は、そのまま「昨日から変化はありません」と伝えて構いません。無理に内容を作るより、詰まっていることがあればそれを言うほうが役に立ちます。

議事録を任されるのは雑用ですか

雑用ではありません。決定事項と持ち越しを整理する役は、会議の構造が最も見える立場です。書いたものが後から参照されるため、正確に書けるかどうかは早い段階で評価される部分でもあります。

オンラインの定例で発言のタイミングがつかめません

チャット欄に先に書いておく方法が有効です。「後ほど1点確認させてください」と書いておけば、司会が拾ってくれることが多くなります。音声で割り込むより負担が小さい進め方です。

会議が多くて作業が終わりません

週の実働時間を実際に数えて、上司に共有してください。感覚で「多い」と伝えるより、数字で示すほうが調整が進みます。参加の要否は上司の判断になるので、自己判断で欠席しないようにしてください。

10. まとめ:今週やる3つのこと

朝礼も定例も、座って聞くだけの時間にするか、情報を取る時間にするかは自分で決められます。準備5分、当日は絞って拾う、終わったら1人に声をかける。これだけで変わります。

今週やる3つのこと

① 定例の5分前に、進捗3行と聞きたいこと1つを用意する

② 会議中は、自分の担当に触れた箇所と分からなかった語だけメモする

③ 会議が終わった直後、話しかける相手を1人決めて声をかける

3回続けると、会議の見え方が変わります。座っている時間が、情報が入ってくる時間になります。

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この記事を書いた人

木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。1996年生まれ、神戸市出身。

23歳で上場企業子会社に新卒入社し、メディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。その後スタートアップに3人目の社員として参画し、現在は自分の会社を経営している。