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議事録と資料作成|第二新卒が最初に評価される仕事【2026年版】

木戸 悠介 なぜキャリア? 編集長 公開 2026年9月6日 読了 約18分
議事録と資料作成|第二新卒が最初に評価される仕事【2026年版】

〜最初に任される仕事は、最初に評価される仕事です〜

「議事録、お願いね」

入社してすぐ任される仕事の代表です。そして、多くの人が雑用だと受け取ります。

ただ、この2つは実は評価が最も見えやすい仕事です。成果物が残り、誰でも読めるためです。

この記事では、議事録と資料作成を、評価される形で仕上げる型を整理します。

1. 結論:押さえるのは3つ

議事録と資料で差がつく3点

議事録は、発言の記録ではなく決定の記録

当日中に出す。完璧さより速さ

資料は、読む人が何を判断するかから逆算する

①ができていない議事録が、最も多くあります。

発言をすべて書き取っても、後から使えません。

2. 議事録に書く4項目

必要なのは4つだけです。

項目内容
決まったこと結論。数字と日付を含める
決まらなかったこと保留になった論点
やること誰が、いつまでに、何を
次回日時と、扱う論点

3つめが最も重要です。

議事録の価値は、次に何をするかが分かることにあります。

書かないもの

  • 発言の一言一句
  • 雑談や余談
  • 誰が何を言ったかの詳細(合意形成の記録が必要な場合を除く)
  • 個人の評価に関わる発言

4つめは特に注意してください。

記録に残ると、後から不要な影響が出ることがあります。

「誰が言ったか」を書く場合

意思決定の経緯を残す必要がある会議では、発言者を書きます。

その場合も、要点だけにとどめてください。

事前に「発言者は記載しますか」と確認しておくと、迷いません。

会議前にやっておくこと

準備で、当日の負担がかなり変わります。

準備効果
議題を事前に受け取る論点の見当がつく
前回の議事録を読む継続している話が分かる
参加者と役職を確認する発言者を取り違えない
用語を調べておく会議中に止まらない
型を先に作っておく決定を埋めるだけで済む

5つめが最も効きます。

「決まったこと」「やること」の欄を先に用意しておけば、会議中は埋めるだけになります。

3. 当日中に出す

速さが、精度より効きます。

出すタイミング何が起きるか
会議直後(30分以内)記憶が新しい。修正も早い
当日中参加者が内容を覚えている
翌日認識のずれが出始める
数日後誰も覚えていない。価値が下がる

完璧を目指して遅らせるより、粗くても早く出すほうが役に立ちます。

早く出すための書き方

会議中に、決まったことをその場で打ち込みます。

  • 「決まったこと」の欄を先に作っておく
  • 発言を追わず、結論だけを拾う
  • 分からなかった箇所は「要確認」と書いておく

3つめを書いておくと、後で聞けます。

分かったふりで書くと、間違いが残ります。

送るときの一言

「認識の違いがあればご指摘ください」と添えます。

この一言があると、参加者が確認しやすくなります。

4. 議事録が評価される理由

雑用に見えて、実は見られています。

見られている点何が分かるか
決定と保留を分けられるか話の構造を理解しているか
やることを具体的に書けるか実行の観点があるか
速さ優先順位のつけ方
抜けの有無注意の細かさ
分からない点を残せるか分かったふりをしないか

5つめは、意外と評価されます。

「ここは確認が必要」と書ける人は、後から信頼されます。

会議の理解も進む

議事録を書くと、会議の内容を最も深く理解することになります。

入社直後に任されるのは、実は理にかなっています。

雑用として処理せず、理解の機会として使ってください。

オンライン会議の議事録

画面越しの会議では、書きやすさが変わります。

違い対処
発言が重なりにくい聞き取りやすい。書きやすい
誰が話しているか分かる発言者の取り違えが減る
資料が画面共有される数字を後から確認しにくい
聞き逃しても聞き返しにくい「要確認」と残して後で聞く

3つめの対策として、共有された資料は後で送ってもらってください。

画面で見た数字を記憶で書くと、間違いが残ります。

5. 資料作成の型

社内資料は、目的から逆算します。

目的資料の作り方
判断してもらう選択肢と、それぞれの利点と欠点
報告する結果と、次にやること
共有する事実と、関係する人への影響
説明する順を追った構成。前提から

1つめが最も多く、最も間違えられます。

判断してほしいのに、経緯の説明ばかりの資料になっていることがあります。

最初に確認すること

  • 誰が読むのか
  • 何を判断してほしいのか
  • いつまでに必要か
  • 分量の目安はあるか

2つめを聞かずに作り始めると、作り直しになります。

「この資料で、何を決めていただきたいですか」と先に聞いてください。

6. 資料の構成

読む人が探さずに済む順番にします。

順番内容
結論・依頼したいこと
選択肢と比較
根拠となる数字
想定される懸念と対応
補足資料

結論を最後に置かないでください。

社内資料は、読む人が忙しい前提で作ります。

1枚に収める

判断してもらう資料は、1枚に収まるほうが読まれます。

詳細は補足として後ろに置き、本体は1枚にしてください。

数字の出し方

  • 出典を書く(どこから取ったか)
  • 期間を明示する(いつからいつまで)
  • 単位をそろえる

1つめが抜けると、その数字が使えなくなります。

社内の数字であっても、どのデータから取ったかを書いてください。

使うツールを確認する

会社によって、資料を作る道具が決まっていることがあります。

  • 表計算ソフトで作る文化か、スライドで作る文化か
  • 共有の方法(ファイル添付か、共有フォルダか)
  • 決まったテンプレートがあるか

3つめは、必ず確認してください。

自分で一から作る前に、既存の資料を1つ見せてもらうと、形式が分かります。

7. レビューの受け方

作った資料は、必ず見てもらいます。

やること内容
早い段階で見せる骨組みの段階で1回
見てほしい点を伝える「構成についてご意見ください」
修正の意図を聞くなぜその修正かを確認する
同じ指摘を繰り返さない指摘を一覧にして残す

1つめが最も効きます。

完成してから見せると、方向が違ったときに全部やり直しになります。

指摘を記録する

受けた指摘を一覧にして残しておきます。

3回同じ指摘を受けたら、それは自分の癖です。

作る前にその一覧を見る習慣をつけると、修正の回数が減ります。

8. 職務経歴書への書き方

この経験は、書類に書ける材料になります。

書き方
量を示す「週3回の定例会議の議事録を担当」
改善を示す「議事録の型を作り、作成時間を半分に短縮」
範囲を示す「部長以上が参加する月次会議の資料を作成」
成果を示す「資料をもとに◯◯の導入が決定」

2つめと4つめが強い材料になります。

作った数ではなく、それによって何が変わったかを書いてください。

転職先でも同じ仕事から始まる

中途入社でも、最初は議事録や資料から任されることがあります。

型を持っていると、最初の1ヶ月で評価が作れます。

前職で作った型を持ち込めることは、それ自体が強みです。

9. よくある質問

議事録には、発言をすべて書くべきですか

書く必要はありません。必要なのは、決まったこと、決まらなかったこと、誰がいつまでに何をやるか、次回の予定の4つです。発言を一言一句書き取っても、後から使えません。決定の記録として作ると、価値のある議事録になります。

いつまでに出せばいいですか

当日中、できれば会議の直後30分以内が理想です。記憶が新しいうちのほうが正確で、参加者も内容を覚えているため修正が早く済みます。完璧を目指して遅らせるより、粗くても早く出すほうが役に立ちます。「認識の違いがあればご指摘ください」と添えてください。

会議中に理解できなかった箇所は、どうしますか

「要確認」と書いて残してください。分かったふりで書くと、間違いが残り、後から大きな認識のずれになります。分からない点を明記できる人は、むしろ信頼されます。議事録を出したあとで、該当箇所を個別に確認すれば足ります。

資料を作るとき、最初に何を確認しますか

誰が読むのか、何を判断してほしいのか、いつまでに必要か、分量の目安の4つです。特に2つめを聞かずに作り始めると、方向が違って作り直しになります。「この資料で、何を決めていただきたいですか」と先に聞いてください。

資料は何枚くらいがいいですか

判断してもらう資料は、本体を1枚に収めるほうが読まれます。詳細は補足として後ろに置いてください。社内資料は、読む人が忙しい前提で作ります。結論を最初に置き、選択肢と比較、根拠となる数字の順に並べると、探さずに読めます。

レビューは、いつ受ければいいですか

完成してからではなく、骨組みの段階で一度見せてください。完成後に方向が違うと分かると、全部やり直しになります。「構成についてご意見ください」と、見てほしい点を伝えてから渡すと、必要な指摘が返ってきます。

同じ指摘を何度も受けてしまいます

受けた指摘を一覧にして残してください。3回同じ指摘を受けたら、それは自分の癖です。作り始める前にその一覧を見る習慣をつけると、修正の回数が減ります。指摘の理由も一緒に書いておくと、応用が効くようになります。

議事録や資料作成は、職務経歴書に書けますか

書けます。ただし、担当した事実だけでは弱くなります。「議事録の型を作り、作成時間を半分に短縮した」「作成した資料をもとに◯◯の導入が決定した」といった形で、何が変わったかを書いてください。量ではなく、影響を示すと材料になります。

10. まとめ:決定を書く、早く出す、逆算して作る

今週やる3つのこと

議事録の型(決定・保留・やること・次回)を作って手元に置く

次の会議で、決まったことをその場で打ち込んでみる

資料を作る前に「何を決めていただきたいか」を聞く

議事録と資料は、雑用ではありません。成果物が残り、誰でも読める仕事です。

入社直後にこの2つで型を見せられると、その後に任される仕事が変わります。

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この記事を書いた人

木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。1996年生まれ、神戸市出身。

23歳で上場企業子会社に新卒入社し、メディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。その後スタートアップに3人目の社員として参画し、現在は自分の会社を経営している。