履歴書は手書きかパソコンか|第二新卒が迷わないための判断基準【2026年版】
〜迷って時間を使うくらいなら、この記事で決めてしまってください〜
転職の履歴書を作るとき、最初に迷うのが「手書きか、パソコンか」です。
ネット上には両方の意見があり、調べるほど決まらなくなります。そして、書き始める前に時間を使ってしまいます。
結論から言うと、指定がなければパソコンで問題ありません。ただし、条件によって手書きを選んだほうがよい場面もあります。
この記事では、判断の基準を整理して、迷わずに書き始められる状態を作ります。
1. 結論:判断の基準は3つ
決めるための3つの基準
① 企業から指定があれば、それに従う(最優先)
② 指定がなければ、パソコンで問題ない
③ 複数社に応募するなら、パソコンのほうが実務的
③が現実的な理由です。
第二新卒の転職では、複数社に応募するのが一般的です。手書きで10社分を書くのは、時間の使い方として効率的ではありません。
その時間は、職務経歴書の中身を練るほうに使ってください。選考で見られているのは、そちらです。
応募社数の考え方は何社応募すべきか|第二新卒が10社を基準にする理由と進め方にまとめています。
2. 企業側はどう受け取るか
| 見方 | 実態 |
|---|---|
| パソコンだと熱意がない | そう見る企業は減っている |
| 手書きだと丁寧 | 内容が伴わなければ意味がない |
| 読みやすさ | パソコンのほうが確実 |
| 修正のしやすさ | パソコンが圧倒的 |
| 保管・共有 | データのほうが扱いやすい |
企業側の実務としては、データのほうが扱いやすいという事情があります。
社内で共有する、面接官に配る、記録として残す。これらはすべて、データのほうが手間が少なくなります。
そのため、パソコンで作成した履歴書を減点する企業は減っています。
ただし業界差はある
一部の業界や企業では、手書きを重視する文化が残っている場合があります。
判断の材料としては、次の点を見てください。
手書きを選んだほうが無難な場合
・募集要項に「手書き」と記載がある
・応募方法が郵送のみ
・企業の年齢構成が高いことが明らかに分かる
・伝統的な商習慣を重視する業界
迷ったら、募集要項をもう一度読んでください。指定があれば、そこで決着します。
3. それぞれの利点と手間
| 手書き | パソコン | |
|---|---|---|
| 作成の時間 | 1枚あたり長い | 一度作れば使い回せる |
| 修正 | 書き直しが必要 | すぐ直せる |
| 応募先ごとの調整 | 毎回書き直す | 一部だけ変えられる |
| 読みやすさ | 字による | 一定 |
| 提出の形式 | 郵送・持参が中心 | データでも紙でも可 |
「応募先ごとの調整」が、実務では最も差が出ます。
履歴書の志望動機欄は、応募先ごとに変える必要があります。手書きだと、その都度すべてを書き直すことになります。
パソコンなら、変える部分だけを変えて印刷できます。
志望動機欄の書き方は履歴書の志望動機欄の書き方|第二新卒の文字数と埋め方と例文7パターン、応募先ごとの調整は職務経歴書を応募先ごとに直す|変える3か所と変えない部分を参照してください。
4. 応募経路による違い
| 経路 | 一般的な形式 |
|---|---|
| 転職サイト経由 | データで提出 |
| エージェント経由 | データで担当者に渡す |
| 企業の採用ページ | データのアップロード |
| 郵送 | 紙(手書きでもパソコンでも可) |
| 面接に持参 | 紙 |
データで提出する経路が主流になっています。
この場合、手書きで書いたものを撮影して送ることになり、かえって読みにくくなります。データ提出が前提なら、パソコンで作るほうが確実です。
データ化と送り方は応募書類のPDF化と送り方|第二新卒がファイル名から添付まで整える手順にまとめています。
5. 話を聞いた例:手書きで消耗した人
知人に、最初の3社を手書きで書いて疲れてしまった人がいます。
その人の状況は、次のようなものでした。
実際に起きたこと
・1社あたり、書き損じを含めて2時間かかっていた
・志望動機を書き直すたびに、全部を書き直していた
・3社目で疲れて、応募のペースが落ちた
・4社目からパソコンに切り替えた
切り替えた後、応募のペースが戻ったそうです。
そして、手書きだった3社とパソコンだった7社で、通過率に差はありませんでした。
その人が言っていたのは、「時間をかけるべきは、書き方ではなく中身だった」ということです。
手書きに2時間かけるなら、その2時間で職務経歴書の実績を1つ具体化するほうが、結果につながります。
6. パソコンで作る場合の注意
気をつける5点
① 写真はデータで貼る(印刷後に貼らない)
② 日付は提出日に合わせる
③ ファイル名を分かりやすくする
④ 印刷する場合は用紙のサイズを確認する
⑤ フォントとサイズを統一する
②は見落とされやすい点です。
使い回すときに日付を変え忘れると、古い日付のまま提出することになります。提出前に必ず確認してください。
写真の扱いは履歴書の写真|第二新卒が損しない撮り方・服装・データの使い方、提出前の確認は応募書類の提出前チェック|第二新卒が誤字より先に直す5つのことを参照してください。
7. 手書きで書く場合の注意
| 注意点 | 対応 |
|---|---|
| 書き損じ | 修正液は使わず、書き直す |
| 筆記具 | 黒のペン。消えるペンは避ける |
| 文字の大きさ | 欄からはみ出さない |
| 空欄 | 「特になし」など、埋める |
| 控え | 提出前に写真を撮っておく |
最後の行が実用的です。
手書きの履歴書は手元に残りません。面接で「履歴書に書いた内容」を聞かれたとき、何を書いたか思い出せないと困ります。
提出前に必ず撮影して、控えを残してください。
履歴書全体の書き方は転職の履歴書の書き方|第二新卒が落とす7項目と新卒用との違いにまとめています。
8. どちらでもよいと言われたら
募集要項に「手書き・パソコンどちらでも可」と書かれている場合があります。
この場合はパソコンで問題ありません。企業が明示的にどちらでもよいと言っているためです。
そのうえで、時間を使うべき場所を整理します。
時間を配分する順番
① 職務経歴書の実績を具体化する(最も見られる)
② 志望動機を応募先ごとに調整する
③ 履歴書の記入漏れを確認する
④ 形式を整える
④に時間をかけすぎているうちは、書類の中身が変わりません。
職務経歴書の作り方は職務経歴書のフォーマット|第二新卒が選ぶべき型と使い分け、実績の書き方は職務要約の書き方|第二新卒が最初の3行で読ませる型と例文8パターンを参照してください。
9. よくある質問
手書きのほうが有利ですか
指定がなければ、有利にはなりません。企業側の実務では、データのほうが扱いやすい事情があります。
市販の履歴書用紙を使うべきですか
紙で提出する場合は使えます。パソコンで作る場合は、一般的な様式であれば問題ありません。
書式は何を使えばいいですか
転職用の一般的な様式で構いません。職歴を書く欄が十分にあるものを選んでください。
写真は貼るべきですか
貼ってください。データで作る場合は、画像として貼り込みます。撮り方は履歴書の写真|第二新卒が損しない撮り方・服装・データの使い方を参照してください。
押印は必要ですか
様式に押印欄がある場合は押します。ない様式であれば不要です。
書き損じたらどうしますか
手書きの場合は、書き直してください。修正液を使うと、確認の姿勢を疑われます。
エージェント経由でもパソコンでいいですか
問題ありません。むしろデータで渡すほうが、担当者が企業へ提出しやすくなります。
Web履歴書とは違いますか
違います。Web履歴書は転職サイト上のプロフィールにあたるもので、スカウトの受け取りに関わります。書き方はWeb履歴書の書き方|第二新卒がスカウトを受け取るための埋め方を参照してください。
10. まとめ:今日やる3つのこと
この判断で時間を使うのは、最ももったいない使い方です。
今日やる3つのこと
① 募集要項に指定があるか確認する
② 指定がなければ、パソコンで作ると決める
③ 浮いた時間で、職務経歴書の実績を1つ具体化する
③が本題です。選考で見られているのは、形式ではなく中身です。
この先、読むべき記事
- 転職の履歴書の書き方|第二新卒が落とす7項目と新卒用との違い(履歴書の中身)
- 履歴書の写真|第二新卒が損しない撮り方・服装・データの使い方(写真の準備)
- 応募書類のPDF化と送り方|第二新卒がファイル名から添付まで整える手順(データでの提出)
- 職務経歴書のフォーマット|第二新卒が選ぶべき型と使い分け(経歴書の形式)
- 応募書類の提出前チェック|第二新卒が誤字より先に直す5つのこと(提出前の確認)
- 応募書類の日付・和暦西暦・押印|第二新卒が迷う細部をまとめて解決(押印と署名の扱い)
この記事を書いた人
木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。1996年生まれ、神戸市出身。
23歳で上場企業子会社に新卒入社し、メディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。その後スタートアップに3人目の社員として参画し、現在は自分の会社を経営している。