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職務経歴書のフォーマット|第二新卒が選ぶべき型と使い分け【2026年版】

木戸 悠介 なぜキャリア? 編集長 公開 2026年9月5日 読了 約18分
職務経歴書のフォーマット|第二新卒が選ぶべき型と使い分け【2026年版】

〜中身を書き始める前に、型を決めてください。型が違うと、同じ経験でも読まれ方が変わります〜

職務経歴書を書こうとして、最初に手が止まるのがここです。

「どういう構成で書けばいいのか分からない」

検索すると、編年式・逆編年式・キャリア式という3つの型が出てきます。ただし、どれを選ぶべきかは、あまり説明されていません。

結論から言うと、第二新卒は「逆編年式」が基本です。ただし、職種を変える場合は例外があります。

この記事では、型の違いと、選び方を整理します。

1. 結論:第二新卒の選び方

フォーマットの選び方

同じ職種で転職する逆編年式(新しい順)

職種を変える逆編年式+冒頭に「活かせる経験」を追加

③ 転職回数が3社以上 → 逆編年式(職務要約で一本の線を作る)

キャリア式は、第二新卒には向きません。

迷ったら逆編年式です。これで9割の場面は対応できます。

2. 3つの型の違い

並べ方向いている人第二新卒への適性
逆編年式新しい職歴が上直近の経験を見せたい人◎ 基本これ
編年式古い職歴が上キャリアの成長を見せたい人△ 直近が下になる
キャリア式職務内容ごとに分類経験が多く、専門性を見せたい人× 経験が少ないと空疎になる

2-1. なぜ逆編年式なのか

採用担当が最初に見るのは「直近で何をしていたか」だからです。

書類は上から読まれます。1社目より2社目、2社目より現職。新しいほど、いまの実力に近い情報です。だから上に置きます。

1社しかない場合も、逆編年式と編年式は同じ形になります。迷う必要はありません。

2-2. キャリア式が向かない理由

キャリア式は「営業経験:◯年」「マネジメント経験:◯年」のように、職務内容ごとにまとめる型です。

経験が10年以上あり、複数の専門領域を持つ人には有効です。ただし第二新卒では、経験が1〜3年しかないため、分類しても中身が薄くなります。

「営業経験:1年6ヶ月」とだけ書かれた書類は、逆に経験の少なさを強調します。

3. 逆編年式の標準構成

この順番で書いてください。

■ 職務要約(3〜5行)
■ 活かせる経験・スキル ※職種を変える場合のみ
■ 職務経歴
   株式会社◯◯(◯年◯月〜現在)
   ・事業内容/従業員数/資本金
   ・配属と担当業務
   ・【課題→施策→結果】の実績
■ 保有資格
■ PCスキル
■ 自己PR(250〜350字)

3-1. 職務要約(最重要)

ここで読まれるかどうかが決まります。3〜5行で、全体の要約を書きます。

悪い例:株式会社◯◯に新卒入社し、営業部に配属されました。現在も在籍しております。

良い例:法人向け◯◯の新規開拓営業に2年間従事。中小企業を中心に月◯件のアプローチを行い、個人予算月◯◯万円に対し達成率平均◯◯%。後半は業種を絞った提案に切り替え、担当エリアの商談化率を◯%改善。

数字を入れてください。ここに数字がないと、以降を読んでもらえません。

3-2. 「活かせる経験・スキル」(職種転換の場合)

職種を変える場合は、職務要約の直後にこの項目を入れてください。

■ 活かせる経験・スキル
・数値管理:月次の実績集計を担当。VLOOKUPで自動化し、半日→30分に短縮
・課題の構造化:失注案件を業種別に集計し、ターゲット選定の見直しを提案
・部門横断の調整:営業・制作・管理部門をまたぐ案件の進行管理

これがないと、採用担当は「営業の人が事務に応募してきた」としか読めません。翻訳した経験を、先に見せてください。

翻訳の手順は未経験職種の自己PRにまとめています。

3-3. 職務経歴(会社ごと)

株式会社◯◯◯◯(◯年◯月〜現在)
事業内容:◯◯の製造・販売/従業員数:◯◯名/資本金:◯◯万円

【担当業務】
営業部に配属。関東エリアの中小企業を対象とした新規開拓営業を担当。
1日◯件のアプローチ、月◯件の商談を実施。

【実績】
・個人予算 月◯◯万円に対し、達成率平均◯◯%(◯名中◯位)
・業種別の失注分析を実施し、ターゲット選定を見直した結果、商談化率が◯%改善

【工夫した点】
過去半年分の失注案件を業種別に集計し、提案の途中で止まる業種を特定。
アプローチする業種の順番を変更する提案を上長に行い、チームで採用された。

「事業内容/従業員数」を必ず入れてください。採用担当は、あなたの前職を知りません。規模が分からないと、実績の大きさも判断できません。

4. 枚数と体裁

項目第二新卒の目安
枚数A4で1〜2枚(3枚は多い)
文字サイズ10.5〜11pt
フォント明朝体またはゴシック体(統一する)
見出し■や【】で区切る
形式PDFで提出
手書き不要(職務経歴書は手書きの慣習がない)

1枚に収まるなら1枚で構いません。無理に増やす必要はありません。逆に、余白だらけの2枚より、詰まった1枚のほうが読まれます。

5. テンプレートの選び方

凝ったデザインは不要です。

テンプレート評価
エージェントが配布しているもの◎ 実務で使われている形
厚生労働省の様式○ 標準的
転職サイトのテンプレート
デザイン性の高いもの△ 職種による(デザイナー以外は不要)
自作○ ただし項目の抜けに注意

エージェントに登録しているなら、担当者にテンプレートをもらってください。その担当者が普段使っている形が、最も添削してもらいやすくなります。

6. 落ちる構成5つ

具体例なぜ落ちるか
要約なし型いきなり職務経歴から始まる全体像が見えず、読むのに労力がかかる
数字なし型「営業を担当しました」だけ実績の大きさが判断できない
会社情報なし型事業内容・規模を書かない前職の規模感が分からない
キャリア式型経験が少ないのに分類して書く中身の薄さが強調される
3枚以上型経験1〜2年で3枚冗長。読まれない

最も多いのが要約なし型です。職務要約の3〜5行があるかないかで、読まれる確率が変わります。

7. 職種転換のときの構成

通常の逆編年式に、1項目を追加するだけです。

■ 職務要約
■ 活かせる経験・スキル  ← ここを追加
■ 職務経歴
■ 保有資格
■ PCスキル
■ 自己PR

「活かせる経験・スキル」に入れるのは、応募先の求人票に書かれている業務内容に対応するものだけです。

応募先の業務内容書く項目
「データを集計し分析」数値管理・集計の経験
「関係部署と連携」部門横断の調整の経験
「顧客からの問い合わせ対応」顧客対応の経験
「業務フローの改善」業務改善の経験

求人票を見ながら、対応する経験を3つ選んで書いてください。

8. 提出前のチェック

項目確認
職務要約に数字が入っているか
会社ごとに事業内容・従業員数を書いたか
実績が「課題→施策→結果」になっているか
応募先の求人票の言葉を使っているか
PCスキルを機能名で書いたか(VLOOKUP等)
A4で1〜2枚に収まっているか
PDFになっているか
ファイル名に氏名が入っているか
履歴書と内容が食い違っていないか
誤字がないか(印刷または別端末で確認)

履歴書との食い違いは、意外と多い失点です。在籍期間、会社名、資格名を突き合わせてください。履歴書の書き方は転職の履歴書の書き方にまとめています。

9. よくある質問

第二新卒はどの型を使うべきですか

逆編年式です。職種を変える場合は、冒頭に「活かせる経験・スキル」を追加してください。

何枚が適切ですか

A4で1〜2枚です。経験1〜2年なら1枚で十分です。3枚以上は冗長になります。

手書きで作るべきですか

不要です。職務経歴書には手書きの慣習がありません。パソコンで作成してPDFにしてください。

1社しか職歴がありません

それで問題ありません。第二新卒では当然です。1社の中で、担当業務と実績を厚めに書いてください。

在籍が短くて書くことがありません

担当した業務を、日次のレベルまで分解してください。「営業を担当」ではなく「1日◯件のアプローチ、週◯件の商談、月次の実績集計」まで書けば、書くことは出てきます。詳しくは在籍半年・1年未満の職務経歴書を参照してください。

応募先ごとに作り変えるべきですか

「活かせる経験・スキル」と自己PRだけ変えてください。職務経歴の部分は共通で構いません。

志望動機は書くべきですか

書く欄を作って構いません。履歴書の志望動機欄が小さい場合は、職務経歴書の最後に300〜400字で書くと効果的です。書き方は履歴書の志望動機欄の書き方を参照してください。

エージェントに添削してもらえますか

してもらえます。下書きの段階で見せるほうが、効率的です。面談の準備は転職エージェントの面談を参照してください。

10. まとめ

型は逆編年式で確定です。迷う時間を、中身に使ってください。

今夜やる3つのこと

① 逆編年式(新しい職歴が上)で、この記事の構成をそのまま写す

職務要約の3〜5行に、数字を最低1つ入れる(担当件数・予算・達成率・削減した時間)

③ 職種を変えるなら、応募先の求人票を開いて「活かせる経験・スキル」を3つ選ぶ

②が最も効きます。職務要約に数字がない書類は、その先を読んでもらえません。

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この記事を書いた人

木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。

23歳で上場企業子会社に新卒入社し、飲食・宿泊・レジャー領域のメディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた経験を持つ。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。現在は自分の会社を経営している。