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転職の履歴書の書き方|第二新卒が落とす7項目と新卒用との違い【2026年版】

木戸 悠介 なぜキャリア? 編集長 公開 2026年9月5日 読了 約18分
転職の履歴書の書き方|第二新卒が落とす7項目と新卒用との違い【2026年版】

〜転職の履歴書は、新卒用の様式をそのまま使うと落ちます。違いは7項目です〜

第二新卒の転職で、意外に多い失点があります。

新卒用の履歴書をそのまま出してしまうこと。

新卒用の様式には「学業で力を入れたこと」「趣味・特技」「志望校」といった欄があり、転職では不要、あるいは不利になります。また、書き方のルールも変わります。

履歴書で加点されることはほとんどありません。減点されないことだけが目的です。この記事では、第二新卒が落としやすい7項目を整理します。

1. 結論:新卒用との違いは3つ

転職用の履歴書で変わる3点

様式を変える(JIS規格または転職用。新卒用は使わない)

学歴は圧縮し、職歴を正確に書く(主役が入れ替わる)

志望動機は職務経歴書が本体(履歴書は要約)

①を間違えると、書く前から不利になります。

履歴書は「事実の申告書」です。アピールは職務経歴書でやってください。役割を分けると、両方が書きやすくなります。

2. 様式の選び方

様式特徴第二新卒への適性
JIS規格様式最も標準的。志望動機欄が小さい◎ 迷ったらこれ
転職用(志望動機欄が大きい)志望動機・自己PRを書ける○ 書くことがある場合
新卒用学業・ゼミ・部活の欄がある× 使わない
企業指定の様式指定があれば必ずそれを使う
Web応募のフォーム指示に従う

「学業で力を入れたこと」「ゼミ・研究室」の欄がある様式は、新卒用です。転職では使わないでください。

3. 落としやすい7項目

3-1. ①日付

提出日(郵送なら投函日、持参なら持参日、データなら送信日)を書きます。作成日ではありません。

元号か西暦かは、書類全体で統一してください。混在が最も多いミスです。

3-2. ②学歴

転職では圧縮します。

学歴書く範囲
大学卒高校卒業から(中学は不要)
専門卒高校卒業から
高卒中学卒業から
大学院卒高校卒業から。研究内容は職務経歴書へ

学部・学科名は正式名称で書いてください。「◯◯大学 経済学部 経済学科 卒業」の形です。

3-3. ③職歴(最重要)

ここが履歴書の主役です。

職歴
令和◯年◯月 株式会社◯◯◯◯ 入社
       (事業内容:◯◯/従業員数:◯名)
       ◯◯部に配属、法人営業を担当
令和◯年◯月 一身上の都合により退職
現在に至る

ポイント

  • 会社名は正式名称(「(株)」ではなく「株式会社」)
  • 事業内容と規模を1行添える(採用側は知らない会社が多い)
  • 配属と担当業務を1行
  • 退職理由は「一身上の都合により」で統一(詳しく書かない)
  • 在職中は「現在に至る」を書く
  • 最後に右寄せで「以上」

短期間の在籍も必ず書いてください。省略は経歴詐称になります。詳しくは試用期間中の退職を参照してください。

3-4. ④免許・資格

取得年月順に、正式名称で書きます。

よくある略称正式名称
普通免許普通自動車第一種運転免許
簿記2級日商簿記検定2級
TOEICTOEIC Listening & Reading Test ◯点
MOSMicrosoft Office Specialist ◯◯
FP2級2級ファイナンシャル・プランニング技能士

学習中の資格も書けます。「日商簿記検定2級(◯年◯月受験予定)」の形です。

3-5. ⑤志望動機欄

職務経歴書が本体で、履歴書は要約です。

  • 枠が小さければ150〜250字
  • 入れる要素は「なぜこの職種か」「なぜこの会社か」の2つだけ
  • 枠の8〜9割を埋める

詳しくは履歴書の志望動機欄の書き方にまとめています。

3-6. ⑥本人希望記入欄

ここを間違える人が非常に多いです。

書くこと書かないこと
「貴社の規定に従います」(基本形)希望年収
勤務地の制約(実際にある場合のみ)希望の勤務時間
応募職種(複数職種の募集がある場合)休日の希望
連絡可能な時間帯(在職中で必要な場合)「残業なしを希望」

基本は「貴社の規定に従います」の一文で足ります。条件を書くと、それだけで選考から外れることがあります。条件交渉は内定後です。

ただし、本当に譲れない制約(介護のため転居不可など)は書いてください。後から言うほうが問題になります。

3-7. ⑦写真

項目ルール
サイズ縦4cm×横3cm
撮影時期3ヶ月以内
服装スーツ(私服可の企業でも写真はスーツ)
背景白または薄い青
撮り方写真館またはスピード写真。自撮りは避ける
データの場合画像として貼り付ける(別添付にしない)

スマホの自撮りは避けてください。影と角度で、意図せず印象を落とします。スピード写真でも十分です。

4. 手書きかパソコンか

状況どちらか
指定がないパソコンで問題なし
「手書き」の指定がある手書き
Web応募指定フォーマット
医療機関・一部の中小企業手書きを好む場合がある

2026年時点では、パソコン作成が標準です。手書きが有利になる場面はほとんどありません。

手書きの場合は、修正液を使わず、間違えたら書き直してください。

5. データで提出するとき

ファイル名を必ず変えてください。

項目どうするか
形式PDF(Wordのまま送らない)
ファイル名「履歴書_山田太郎_20260905.pdf」
職務経歴書別ファイルにする(またはPDFで結合)
メール本文添付した旨と、簡単な挨拶
送信前自分宛に送って、開いて確認する

「履歴書.pdf」「新しいファイル.pdf」のまま送るのが最も多いミスです。採用担当は何十件も受け取るので、名前が入っていないと管理できません。

6. 落ちる履歴書5つ

具体例なぜダメか
新卒様式型学業・ゼミの欄がある様式を使う転職用ではない。準備不足に見える
条件記入型本人希望欄に「残業なし希望」条件で選んでいると読まれる
元号西暦混在型学歴は西暦、職歴は元号確認していないと判断される
略称型「(株)」「普通免許」正式名称のルールを知らない
誤字型会社名の誤字最も重い。特に応募先の社名

応募先の会社名の誤字は、それだけで落ちます。「株式会社」が前か後ろか、旧字体かどうかまで確認してください。

7. 送付前チェックリスト

項目確認
日付は提出日になっているか
元号/西暦が統一されているか
応募先の会社名が正確か(前株・後株、旧字体)
資格は正式名称か
職歴に空白や省略がないか
本人希望欄に条件を書いていないか
写真は3ヶ月以内・スーツか
誤字脱字がないか(印刷して読む、または別の端末で読む)
ファイル名に氏名が入っているか(データの場合)
PDFになっているか(データの場合)

誤字のチェックは、画面上ではなく印刷するか別の端末で読んでください。同じ画面では見落とします。

8. 郵送する場合

項目どうするか
封筒白の角形2号(A4が折らずに入る)
宛名部署名+「御中」、または担当者名+「様」
表面の左下赤字で「応募書類在中」
裏面左下に自分の住所と氏名
中身添え状 → 履歴書 → 職務経歴書 の順
クリアファイル入れる(折れ・汚れ防止)
切手料金不足に注意(郵便局の窓口で出すのが確実)

添え状は1枚つけてください。「応募の経緯」「同封書類」「面接の機会をいただきたい旨」を5〜6行で書けば十分です。

9. よくある質問

履歴書と職務経歴書、両方必要ですか

両方必要です。履歴書は事実の申告、職務経歴書は実績の説明で、役割が違います。指定がなくても両方出してください。

職歴が1社しかありません

それで問題ありません。第二新卒では当然です。1社でも、配属と担当業務を1行添えてください。

在職中の場合、職歴はどう書きますか

最後に「現在に至る」と書き、その下に右寄せで「以上」を書きます。退職予定日が決まっている場合は、本人希望欄に入社可能日を書いてください。

アルバイト経験は書くべきですか

正社員の職歴に空白がある場合は書いてください。空白として見えるより、働いていた事実があるほうが良い評価になります。詳しくは空白期間の説明の仕方を参照してください。

退職理由は詳しく書くべきですか

書かないでください。「一身上の都合により退職」で統一します。詳しい理由は面接で聞かれてから答えます。答え方は退職理由の伝え方を参照してください。

趣味・特技の欄がある様式ですが

欄があるなら埋めてください。ただし短く。面接の話題になることがあるので、話を広げられるものを書いてください。

通勤時間はどう書きますか

実際の所要時間を書いてください。ドアツードアで、切り上げた分数(「約1時間」など)で構いません。

扶養家族の欄が分かりません

分からなければ「0人」で問題ありません。正式な情報は入社手続きで改めて確認されます。

10. まとめ

履歴書は、加点を狙う書類ではなく、減点を防ぐ書類です。

今夜やる3つのこと

① 使っている様式に「学業で力を入れたこと」の欄がないか確認する(あれば新卒用です)

応募先の会社名を、企業のホームページからコピーして貼り付ける(前株・後株・旧字体の間違いが最も重い失点です)

③ 印刷するか別の端末で開いて、誤字を確認する

②は1分で終わります。社名の誤字だけは、他が完璧でも取り返せません。

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この記事を書いた人

木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。

23歳で上場企業子会社に新卒入社し、飲食・宿泊・レジャー領域のメディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた経験を持つ。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。現在は自分の会社を経営している。