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転職活動に必要なもの|第二新卒が始める前に揃える12点【2026年版】

木戸 悠介 なぜキャリア? 編集長 公開 2026年9月5日 読了 約15分
転職活動に必要なもの|第二新卒が始める前に揃える12点【2026年版】

〜在職中にしか手に入らないものがあります〜

転職活動を始めるとき、何を用意すればいいか分からない、という状態から始まります。

そして、多くの人が「職務経歴書を作る」ところから始めます。

それも必要ですが、その前に確認しておくべきものがあります。

特に、在職中にしか手に入らないものがあります。

源泉徴収票、就業規則の確認、社内の数字。

これらは、退職してからでは取得や確認が難しくなります。

そして、揃えるのに必要な時間は、合計で2〜3時間です。

先に揃えておくと、その後の活動が滞りません。

この記事では、必要な12点と、準備の順番を整理します。

1. 結論:12点のリスト

分類#必要なもの
書類職務経歴書
履歴書
証明写真
データ源泉徴収票(現年収の確認)
自分の業務の数字
就業規則(退職の申し出期限)
環境個人のメールアドレス
オンライン面接の環境
面接用の服装
アカウント転職サイト・エージェントの登録
応募先の管理表
費用活動にかかる費用の目安

④⑤⑥が、在職中にしか確認しにくいものです。

特に⑤は、退職後には確認できません。

担当した件数、売上、改善した数字。これらは、社内の資料を見ないと正確に出せません。

活動を始める前に、必ずメモしておいてください。

2. 在職中にやるべき3点

④ 源泉徴収票(現年収の確認)

手元にない場合、会社に再発行を依頼できます。

確認すること見る場所
額面の年収「支払金額」の欄
社会保険料「社会保険料等の金額」の欄

面談や面接では、額面の年収を聞かれます。

手取りで答えると、実際より2割程度低く申告することになります。

年収の伝え方については、専用の記事にまとめています。

⑤ 自分の業務の数字

これが、最も重要です。

次の項目を、社内の資料を見ながらメモしてください。

項目
担当した規模担当40社、1日80件の処理
変化の数字受注率18%→27%、ミス月5件→1件
期間2年間、月次で継続
チームの規模5名のチーム、新人2名の教育
使用したツール使用システム名、Excelの関数

退職後には、これらを確認する手段がなくなります。

「だいたい40社くらい」ではなく、正確な数字を今のうちにメモしてください。

ただし、社外に持ち出せない情報は持ち出さないでください。

数字を記憶し、自分のメモに書く形にとどめてください。

⑥ 就業規則

確認すること内容
退職の申し出期限「◯ヶ月前までに申し出ること」
賞与の支給要件「支給日に在籍する者」
有給の残日数給与明細または人事に確認
副業の可否該当する場合

「退職の申し出期限」は、活動のスケジュールを決める起点になります。

1ヶ月前なのか、3ヶ月前なのかで、内定から入社までの期間が変わります。

就業規則は、社内のイントラネットか、人事に請求すれば閲覧できます。

3. 編集長の実体験:数字を思い出せなかった

私が第二新卒で転職活動を始めたとき、職務経歴書を書く段階で困りました。

担当していた社数は覚えていました。

ただ、受注率が具体的に何%だったかを、正確に思い出せませんでした。

「18%から27%に上がった」という数字は、月次の資料に載っていたものです。

幸い、まだ在職中だったので、社内の資料を確認できました。

ただ、退職後だったら、確認する手段はありませんでした。

エージェントの担当者に、このことを話しました。

担当者在職中に確認できてよかったですね

「辞めた後だと、無理でしたね」

担当者そうなんです。退職してから『数字が分からない』という方、けっこういます

「概算じゃダメですか」

担当者概算でも書けます。ただ、面接で『正確には』と聞かれたときに、答えられないと弱くなります

「なるほど」

担当者在職中の方には、必ず言ってます。『辞める前に、自分の数字をメモしてください』って

ここで学んだのは、活動を始める前に、自分の数字を確保しておくべきだということです。

そして、これは在職中にしかできません。

4. 書類の準備

① 職務経歴書

項目内容
形式Word または Excel で作成し、PDFで提出
枚数A4で1〜2枚(第二新卒)
作成時間初稿は2〜3時間
完成度7割で人に見せる

完璧を目指さないでください。

7割の完成度でエージェントに添削してもらう方が、早く、質も上がります。

② 履歴書

項目内容
形式転職用のフォーマット(新卒用と異なる)
作成手書きでもデータでも可
使い回し(志望動機欄のみ書き換え)

市販の履歴書用紙、またはWebでダウンロードできるテンプレートを使ってください。

新卒用のフォーマット(学校名の記入欄が大きいもの)は避けてください。

③ 証明写真

項目内容
サイズ縦4cm×横3cm
撮影写真館またはスピード写真
有効期限の目安3ヶ月以内
データデータでも受け取る(Web応募用)
費用800円〜5,000円程度

データでの受け取りを必ず依頼してください。

Web応募や、応募フォームでの提出に必要になります。

そして、新卒時に撮った写真は使わないでください。

スーツの型、髪型、顔つきが変わっています。

証明写真については、専用の記事にまとめています。

5. 環境の準備

⑦ 個人のメールアドレス

会社のメールアドレスは、絶対に使わないでください。

確認項目内容
ドメインGmail など、一般的なもの
アドレス名氏名を含む形が無難
通知スマートフォンで受け取れるか
迷惑メール企業からのメールが振り分けられていないか

アドレス名に注意してください。

学生時代に作った、趣味の単語を含むアドレスは避けてください。

「yamada.taro@」のような形が無難です。

⑧ オンライン面接の環境

項目確認すること
カメラ顔がはっきり映るか
マイク音声が途切れないか
照明逆光になっていないか
背景無地の壁、または背景ぼかし
通信安定しているか
場所静かで、途中で人が入らない場所

照明を必ず確認してください。

窓を背にすると、逆光で顔が暗く映ります。

正面から光が当たる位置に座ってください。

Web面接の環境準備については、専用の記事にまとめています。

⑨ 面接用の服装

項目内容
スーツ1着(クリーニング済み)
シャツ・ブラウス2〜3枚
手入れ済み
カバンA4が入るもの

スーツは、活動を始める前にクリーニングに出してください。

そして、実際に着てみてください。

新卒時に買ったスーツが、体型に合わなくなっていることがあります。

6. アカウントと管理

⑩ 転職サイト・エージェントの登録

種類登録数の目安
転職エージェント2〜3社
転職サイト2〜3社

登録しすぎないでください。

それぞれから連絡が来るため、管理が難しくなります。

登録後は、必ず企業ブロックの設定をしてください。

在職中の場合、勤務先にレジュメを見られる可能性があります。

この設定については、専用の記事にまとめています。

⑪ 応募先の管理表

スプレッドシートで、1枚作ってください。

会社名経路応募日職種状態次のアクション
株式会社AエージェントX9/1営業企画書類選考中9/8に確認
株式会社B転職サイトY9/2営業一次面接9/10準備

「経路」の列を必ず作ってください。

複数のエージェントを使う場合、同じ企業への重複応募が発生します。

この表があれば、防げます。

7. 費用の目安

項目費用の目安
証明写真800円〜5,000円
履歴書用紙200〜500円
スーツのクリーニング1,000〜2,000円
交通費(面接)1社あたり500〜2,000円
印刷代数百円
合計の目安1〜3万円

転職エージェントの利用は無料です。

費用がかかるのは、上記の項目です。

面接がオンライン中心であれば、交通費は大幅に減ります。

費用の詳細については、専用の記事にまとめています。

退職後に活動する場合

在職中ではなく、退職後に活動する場合は、生活費が必要になります。

自己都合退職の場合、失業給付は申請から最初の振込まで2〜3ヶ月かかります。

2〜3ヶ月分の生活費を確保してから動いてください。

8. 準備の順番

次の順で進めてください。

#やること所要時間
自分の業務の数字をメモする30分
源泉徴収票で額面の年収を確認する10分
就業規則で退職の申し出期限を確認する20分
個人のメールアドレスを用意する10分
職務経歴書を7割の完成度で作る3時間
エージェントに登録する(2〜3社)30分
企業ブロックを設定する15分
証明写真を撮る1時間
管理表を作る15分
オンライン面接の環境を確認する30分

合計で6〜7時間です。

①②③を最初にしてください。

在職中にしか確認できない項目です。

そして、⑤の職務経歴書は7割で構いません。

⑥で登録したエージェントに添削してもらう方が、早く仕上がります。

9. よくある質問

職務経歴書は、完成してから登録すべきですか?

7割の完成度で登録してください。エージェントに添削してもらう方が、早く、質も上がります。完璧を目指すと、いつまでも登録できません。

履歴書は、手書きとデータのどちらですか?

どちらでも問題ありません。現在は、データでの提出が主流です。企業から手書きの指定がある場合のみ、手書きにしてください。

証明写真は、スピード写真でもいいですか?

問題ありません。ただし、写真館の方が、表情や服装の調整をしてもらえます。データでの受け取りを必ず依頼してください。

会社のメールアドレスを使ってはいけませんか?

使わないでください。多くの企業でメールは監視対象です。転職サイトからの通知メールが届いた時点で、記録に残ります。

エージェントは何社登録すべきですか?

2〜3社が目安です。登録しすぎると、それぞれから連絡が来て管理が難しくなります。そして、重複応募のリスクが上がります。

在職中に確認しておくべきことは何ですか?

自分の業務の数字、源泉徴収票の額面の年収、就業規則の退職の申し出期限です。この3つは、退職後には確認が難しくなります。活動を始める前にメモしてください。

費用はどのくらいかかりますか?

1〜3万円が目安です。証明写真、履歴書用紙、クリーニング、交通費が主な項目です。転職エージェントの利用は無料です。

スーツは新調すべきですか?

必須ではありません。ただし、新卒時に買ったスーツが体型に合わなくなっていることがあります。活動を始める前に、一度着てみてください。

10. まとめ:今週やる3つのこと

転職活動を始める前に、在職中にしか確認できないものを先に押さえてください。

自分の業務の数字、額面の年収、退職の申し出期限。

この3つは、退職後には確認が難しくなります。

今週やること

社内の資料を見ながら、自分の業務の数字をメモする(30分)

源泉徴収票の「支払金額」を確認する(10分)

就業規則で、退職の申し出期限を確認する(20分)

目安時間:合計60分

①が最も重要です。

私は、受注率が「18%から27%」だったことを、社内の資料で確認しました。

退職後だったら、確認する手段はありませんでした。

そして、この数字が、職務経歴書と面接の両方で最も使われました。

なお、社外に持ち出せない情報は持ち出さず、数字を自分のメモに書く形にとどめてください。

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この記事を書いた人

木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。

23歳で上場企業子会社に新卒入社し、飲食・宿泊・レジャー領域のメディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた経験を持つ。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。現在は自分の会社を経営している。