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運転がある仕事|第二新卒が求人票と面接で確かめる7項目【2026年版】

木戸 悠介 なぜキャリア? 編集長 公開 2026年9月6日 読了 約17分
運転がある仕事|第二新卒が求人票と面接で確かめる7項目【2026年版】

〜「要普通免許」の1行で、働き方が大きく変わります〜

「要普通自動車免許」

求人票にこの1行があるだけで、実際の働き方はかなり違ってきます。年に数回なのか、毎日3時間なのかで、仕事の中身が変わるためです。

そして、この点は入社後に変えられません。運転が業務に含まれる職種では、避ける方法がないためです。

この記事では、入社前に確かめるべき項目を整理します。

なお、車両の使用に関する規程や事故時の扱いは会社ごとに異なります。ここに書いているのは一般的な整理です。

1. 結論:確かめるのは3つ

運転がある仕事で確かめる3点

頻度と距離(週に何日、1日何時間、片道何km)

車両は社用車か、自家用車か

事故があった場合、どう扱われるか

②が自家用車の場合、費用と保険の負担が発生します。

求人票に書かれていないことが多いため、面接で確認してください。

2. 運転の頻度で仕事が変わる

同じ「運転あり」でも、実態が違います。

頻度実際の働き方
年に数回業務のごく一部。免許があれば足りる
週に1〜2回訪問や配送の一部を担当する
ほぼ毎日、1〜2時間移動が業務時間の2割程度を占める
ほぼ毎日、3時間以上運転が業務の中心に近い

3つめ以上になると、実質的に運転が仕事の一部です。

その分、デスクでの作業時間は減ります。

距離も確認する

  • 市内中心:1回の移動が30分以内
  • 県内:片道1〜2時間の移動がある
  • 広域:泊まりを伴う移動がある

「担当エリアはどのくらいの広さですか」と聞くと、実態が分かります。

営業職では、担当エリアの広さが1日の予定の組み方を決めます。

3. 社用車と自家用車の違い

車両の扱いは、負担に直結します。

項目社用車自家用車
車両の費用会社が負担自分が所有
燃料費会社が負担精算されることが多い
保険会社が加入業務使用の特約が必要になる
駐車場会社が用意自分で用意
手当通常なし車両手当が出る場合がある

自家用車を使う場合、業務使用に対応した保険かを確認してください。

個人の任意保険は、業務での使用が対象外になっていることがあります。

確認する質問

  • 「業務で使う車両は、社用車ですか」
  • 「自家用車の場合、燃料費と保険はどうなりますか」
  • 「車両手当はありますか。月額はいくらですか」

3つとも、面接で聞いて構いません。

条件に直結する内容なので、聞いても評価が下がることはありません。

4. 事故があった場合の扱い

最も確認しづらく、最も重要な項目です。

確認する内容なぜ確認するか
保険の加入状況対人・対物・車両の補償範囲
自己負担の有無免責額を本人が負担する規程があるか
報告の手順誰に、いつ連絡するか
業務への影響運転を外れる期間があるか

2つめは、会社によって扱いが分かれます。

規程で定めている会社もあれば、記載がない会社もあります。

この点の判断は、雇用契約や社内規程の内容によります。不明な点や納得できない条件がある場合は、労働基準監督署や社会保険労務士など専門の窓口に確認してください。ここに書いているのは一般的な整理です。

入社前に規程を見せてもらえるか

入社の意思を伝えた段階で、依頼できることがあります。

「車両の使用に関する規程を拝見できますか」と聞いてみてください。

移動時間は労働時間か

業務での移動が労働時間に含まれるかは、状況によって扱いが分かれます。

場面一般的な整理
会社から訪問先への移動業務に伴う移動として扱われることが多い
自宅から直行通勤に近い扱いになることがある
訪問先から自宅へ直帰同上

この判断は、会社の規程や勤務の実態によります。

みなし労働時間制を採用している会社もあるため、入社前に労働条件通知書で確認してください。不明な点は労働基準監督署などの窓口に相談できます。

5. 免許の条件

求人票の書き方に幅があります。

表記意味
要普通自動車免許免許が必須
普通自動車免許(AT限定可)オートマ限定でも応募できる
普通自動車免許(AT限定不可)マニュアルの運転が必要
免許あれば尚可なくても応募できる
要中型免許車両の大きさによる

「AT限定可」の記載がない場合は、面接で確認してください。

現場によっては、マニュアル車が残っていることがあります。

免許の取得予定がある場合

取得前でも、応募できることがあります。

「◯月に取得予定」と書類に書き、面接で入社時期との関係を説明してください。

入社日までに取得が間に合うかが、判断の分かれ目になります。

運転歴も聞かれることがある

免許を持っていても、実際に運転していない期間が長いと不安が残ります。

「日常的に運転していますか」と聞かれた場合は、正直に答えてください。

ブランクがある場合、入社後に同乗での慣らし期間を設ける会社もあります。

6. 求人票で確かめる7項目

読むべき箇所は決まっています。

項目見るところ
免許の要否必須か歓迎か。AT限定の可否
車両社用車か自家用車か
頻度「外勤あり」「訪問あり」の記載
担当エリア勤務地と担当範囲の記載
手当車両手当、燃料費の精算
直行直帰可否の記載
出張泊まりを伴う移動の有無

6つめの直行直帰は、1日の拘束時間に直結します。

毎回会社に戻る必要があるかどうかで、実質的な労働時間が変わります。

記載がない場合

多くの求人票には、車両の詳細が書かれていません。

面接の逆質問で、まとめて聞いてください。4つ程度なら、条件の確認として自然です。

7. 運転がある職種の例

どのような職種で発生するかを整理します。

職種運転の性質
法人営業訪問のための移動。エリアによる
ルート営業定期的な巡回。毎日運転する
施工管理現場間の移動
保守・メンテナンス顧客先への訪問
介護・福祉の訪問系利用者宅への移動
配送・ドライバー運転が業務そのもの

同じ営業でも、都市部の内勤中心と、地方の車移動中心では働き方がまったく違います。

都市部と地方の違い

  • 都市部:公共交通機関での移動が中心。運転は少ない
  • 郊外・地方:車移動が前提。1日100km以上のこともある

勤務地が地方の求人では、運転の有無を必ず確認してください。

車内で過ごす時間をどう見るか

移動が多い仕事には、向き不向きがあります。

  • 一人の時間が長いほうが集中できる → 向いている
  • 訪問先を自分の裁量で組みたい → 向いている
  • デスクで作業を積み上げたい → 移動が負担になる
  • 天候や渋滞に左右されるのが苦手 → 負担になる

移動時間が長い仕事では、1日の予定を自分で組む裁量が大きくなります。

その裁量を歓迎できるかどうかが、続くかどうかの分かれ目になります。

8. 免許がない場合の選択肢

免許を持っていない場合でも、道はあります。

選択進め方
免許不要の求人を選ぶ内勤中心の職種、都市部の営業
取得してから応募する通学で1〜2ヶ月、合宿で2〜3週間
取得予定として応募する入社日までに間に合うかを確認
同じ職種の内勤を選ぶ営業事務、インサイドセールスなど

4つめは、第二新卒にとって現実的な選択です。

同じ業界・同じ商材でも、内勤の職種であれば運転は発生しません。

求人の探し方

  • 検索条件で「運転なし」「内勤」を含める
  • 勤務地を都市部に絞る
  • 職種名を「インサイドセールス」「営業事務」などに変える

職種名を変えるだけで、候補の性質が変わります。

9. よくある質問

「要普通免許」と書かれていたら、毎日運転しますか

限りません。年に数回しか使わない会社もあれば、毎日3時間運転する会社もあります。面接で「運転の頻度はどのくらいですか」「担当エリアはどのくらいの広さですか」と聞いてください。この2つで、実際の働き方がおおよそ分かります。

自家用車を業務で使う場合、何を確認しますか

燃料費の精算方法、車両手当の有無、保険の扱いの3つです。特に保険は重要で、個人の任意保険は業務での使用が対象外になっていることがあります。業務使用に対応した契約になっているか、加入している保険会社に確認してください。

事故を起こした場合、自己負担がありますか

会社の規程によって扱いが分かれます。免責額を本人が負担する規程がある会社もあれば、記載がない会社もあります。入社前に「車両の使用に関する規程を拝見できますか」と依頼してみてください。不明な点は、労働基準監督署など専門の窓口に確認するのが確実です。

ペーパードライバーですが、応募できますか

応募できます。ただし、面接で運転の状況を聞かれた場合は正直に答えてください。ブランクがあることを伝えたうえで、入社後の慣らし期間があるかを確認すると、双方にとって安全です。隠して入社すると、業務が始まってから困ることになります。

AT限定でも大丈夫ですか

求人票に「AT限定可」と書かれていれば問題ありません。記載がない場合は、面接で確認してください。現場によってはマニュアル車が残っていることがあります。特に、古い車両を使い続けている業種や、地方の拠点では確認しておくほうが安全です。

免許を取得予定ですが、いま応募できますか

応募できる場合があります。書類に「◯月取得予定」と明記し、面接で入社時期との関係を説明してください。入社日までに取得が間に合うかが判断の分かれ目になります。合宿であれば2〜3週間、通学であれば1〜2ヶ月が目安です。

運転が苦手なので、避けたいのですが

免許不要の求人を選ぶか、同じ業界の内勤職種を選ぶ方法があります。営業でも、インサイドセールスや営業事務であれば運転は発生しません。検索条件に「内勤」を含めたり、勤務地を都市部に絞ったりすると、候補の性質が変わります。

直行直帰ができるかは、なぜ重要ですか

1日の拘束時間に直結するためです。毎回会社に戻る必要がある場合、最後の訪問先から会社までの移動時間が加わります。片道1時間の距離であれば、1日あたり1時間以上の差になります。求人票に記載がなければ、面接で確認してください。

10. まとめ:頻度・車両・事故の3つを聞く

今週やる3つのこと

気になる求人の「運転」に関する記載を、すべて書き出す

頻度・担当エリア・車両の3つを、質問リストに入れる

免許の条件(AT限定の可否)を確認する

運転の有無は、入社後に変えられない条件です。

そして、求人票にはほとんど書かれていません。面接で聞くことが、唯一の確かめ方になります。

なお、車両の使用や事故時の扱いに関する部分は一般的な整理です。個別の判断は、労働基準監督署や社会保険労務士など専門の窓口に確認してください。

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この記事を書いた人

木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。1996年生まれ、神戸市出身。

23歳で上場企業子会社に新卒入社し、メディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。その後スタートアップに3人目の社員として参画し、現在は自分の会社を経営している。