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社内行事との付き合い方|第二新卒が無理なく参加する線引き【2026年版】

木戸 悠介 なぜキャリア? 編集長 公開 2026年9月6日 読了 約17分
社内行事との付き合い方|第二新卒が無理なく参加する線引き【2026年版】

〜全部出る必要も、全部断る必要もありません〜

「今週末、部の懇親会があるんだけど」

入社直後に、この誘いが来ます。行くべきか、断ってよいか、その場では判断できません。

ただ、全部出る必要も、全部断る必要もありません。基準を決めておけば、迷わずに済みます。

この記事では、参加の判断と、断り方を整理します。

1. 結論:決めておくのは3つ

社内行事で決めておく3点

年に何回までなら出られるか

出る価値が高い場はどれか

断るときの言い方を1つ用意しておく

③を用意していないと、その場で断れずに全部出ることになります。

2. 行事の種類と性質

同じ「社内行事」でも、意味が違います。

行事性質
歓迎会・送別会対象者がいる。出る価値が高い
部署の懇親会定期的。関係を作る場
忘年会・新年会全社。人数が多く、話す相手は限られる
社員旅行拘束時間が長い。費用の扱いを確認
部活・サークル任意。関心があれば
表彰式・全社集会業務の一部として扱われることが多い

6つめは、業務時間内であれば参加が前提になります。

任意かどうかを、最初に確認してください。

出る価値が高い場

  • 自分の歓迎会
  • 直属のチームの懇親会(人数が少ない)
  • 他部署の人と話せる場

3つめが、実は最も価値があります。

普段話さない部署の人と接点ができると、その後の業務が動きやすくなります。

3. 参加の判断基準

自分の基準を決めておきます。

見る点判断
誰のための場か対象者がいるなら出る
人数少人数のほうが話せる。価値が高い
時間と場所帰宅が難しい時間なら断る
頻度月に何回までと決めておく
費用自己負担の額を確認する

4つめを先に決めておくと、判断が早くなります。

「月1回まで」と決めておけば、2回目以降は理由なく断れます。

断ることが不利になるか

会社の文化によります。

ただ、業務時間外の行事への不参加を理由に評価が下がることは、通常はありません。

もしそうした扱いがある場合は、環境そのものの問題として考えてください。

入社直後は出ておく

最初の3ヶ月は、判断を先送りする価値があります。

誰がどの部署にいて、どんな関係かが、行事の場では早く分かります。

業務の中で半年かかることが、1回の懇親会で見えることがあります。ただし、これは「最初だけ」で構いません。関係ができた後は、自分の基準で判断してください。

4. 断り方の型

言い方を1つ用意しておきます。

場面言い方
予定がある「あいにく先約がありまして」
体調「体調を整えたいので、今回は失礼します」
家庭の事情「家の用事がありまして」
理由を言いたくない「あいにく都合がつかず、申し訳ございません」

4つめで足ります。

理由を詳しく説明する必要はありません。

断るときのコツ

  • 早めに伝える(人数の確定前)
  • 「今回は」をつける(次は出る可能性を残す)
  • 断った後、翌日に一言かける

3つめが効きます。

「昨日は失礼しました。楽しかったですか」の一言で、印象が変わります。

毎回断るとき

続けて断ると、誘われなくなります。

それが困らないなら問題ありませんが、情報から外れることはあります。

年に数回は出る、と決めておくと関係が保てます。

5. 参加するときの立ち回り

出ると決めたら、時間を有効に使います。

やること内容
普段話さない人の隣に座る接点を作る機会
業務の話を1つ持っていく会話の入口になる
飲めない場合は先に伝える無理をしない
帰る時間を決めておく一次会で帰ってよい
翌日に礼を言う幹事や上長に

4つめは、最初に伝えておくと動きやすくなります。

「明日早いので、一次会で失礼します」と先に言っておけば、抜けやすくなります。

お酒の扱い

飲めない、飲まないという選択は尊重されるべきものです。

「飲めないので、こちらで」と最初に伝えてください。

無理に勧められる場面が続く場合は、環境の問題として上長や相談窓口に相談してください。

話題の選び方

  • 相手の業務について聞く
  • 会社に入った経緯を聞く
  • 業界の話をする

個人的な事情には踏み込まないでください。

自分が聞かれて答えたくないことは、相手にも聞かないのが基本です。

6. 費用と時間の扱い

確認しておく項目です。

項目確認すること
会費自己負担か、会社の補助があるか
金額1回あたりいくらか
頻度年に何回あるか
時間業務時間内か外か
移動交通費は出るか

4つめが、扱いを決めます。

業務時間内に行われる行事は、通常は業務の一部です。

業務時間外の行事が労働時間にあたるかどうかは、参加の強制性など個別の事情によって判断が分かれます。疑問がある場合は、労働基準監督署など専門の窓口に相談してください。ここに書いているのは一般的な整理です。

年間の費用を計算する

月1回で1回5,000円なら、年間6万円です。

この金額を、生活の中でどう位置づけるかを決めてください。

幹事を頼まれたとき

若手が担当することがあります。

やること内容
日程を決める候補を3つ出して、多数決
店を選ぶ人数、予算、場所の3つで絞る
会費を決める上長に相場を確認する
出欠を取る期限を決めて集める
当日の進行挨拶の依頼だけしておく

3つめを自分で決めないでください。

会社ごとの相場があります。上長に一度確認すると、外しません。この経験も、段取りの実績として記録に残せます。

7. 行事が多い会社の見分け方

入社前に、ある程度は分かります。

手がかり見るところ
採用ページ行事の写真が多いか
求人票「社員旅行あり」「イベント多数」の記載
面接での質問「社内の行事はどのくらいありますか」
社員の話参加率について聞く

3つめを直接聞いて構いません。

条件の確認として自然な質問です。

「アットホーム」の意味

求人票のこの言葉は、距離が近いという意味にも、業務時間外の付き合いが多いという意味にもなります。

「具体的にはどのような場面でそう感じられますか」と聞くと、実態が分かります。

8. 転職先で確認すること

入社前か、入社直後に聞いておきます。

確認すること聞き方
頻度「社内の行事は、年にどのくらいありますか」
参加の任意性「参加は任意でしょうか」
費用「会費はどのくらいですか」
時間帯「業務時間内ですか、終業後ですか」
社員旅行「宿泊を伴う行事はありますか」

2つめは、聞きにくく感じても確認してください。

「任意です」と言いながら実質的に全員参加、という運用もあります。

実態は入社後に見る

制度と運用は、一致しないことがあります。

最初の3ヶ月で、実際の参加率を見てください。

全員が出ているのか、半分程度なのかで、自分の判断も変わります。

9. よくある質問

社内行事には、全部参加すべきですか

必要ありません。年に何回までなら出られるかを先に決めておいてください。出る価値が高いのは、対象者がいる場(歓迎会、送別会)と、少人数で話せる場です。全社の大きな行事は、人数が多く話す相手も限られます。

断ると、評価に影響しますか

業務時間外の行事への不参加を理由に評価が下がることは、通常はありません。ただし、続けて断ると誘われなくなり、情報から外れることはあります。年に数回は出る、と決めておくと関係が保てます。

断るとき、理由は言うべきですか

詳しく説明する必要はありません。「あいにく都合がつかず、申し訳ございません」で足ります。早めに伝えること、「今回は」をつけること、翌日に一言かけることの3つを守れば、印象は悪くなりません。

お酒が飲めません

最初に「飲めないので、こちらで」と伝えてください。飲まないという選択は尊重されるべきものです。無理に勧められる場面が続く場合は、環境の問題として上長や社内外の相談窓口に相談してください。我慢する必要はありません。

会費の負担が大きいです

年間で計算してみてください。月1回で1回5,000円なら年間6万円です。この金額を生活の中でどう位置づけるかを決め、出る回数を調整してください。会社の補助があるかも、幹事や上長に確認してみてください。

参加するとき、何を話せばいいですか

相手の業務について聞くのが最も入りやすい話題です。会社に入った経緯や、業界の話も使えます。ただし、個人的な事情には踏み込まないでください。自分が聞かれて答えたくないことは、相手にも聞かないのが基本です。

一次会で帰ってもいいですか

問題ありません。最初に「明日早いので、一次会で失礼します」と伝えておくと、抜けやすくなります。帰る時間を先に決めておくことが、無理なく参加を続けるコツです。

入社前に、行事の多さは分かりますか

面接で「社内の行事は、年にどのくらいありますか」「参加は任意でしょうか」と聞いてください。条件の確認として自然な質問です。採用ページに行事の写真が多い会社や、求人票に「社員旅行あり」と書かれている会社は、頻度が高い傾向があります。

10. まとめ:基準を決めて、断り方を用意する

今週やる3つのこと

年に何回まで参加するかを決める

断るときの一文を、1つ用意しておく

年間の会費の負担を計算する

社内行事は、全部出る必要も、全部断る必要もありません。

基準を先に決めておけば、その場で悩まずに済みます。そして、断ることそのものが問題になる職場であれば、それは環境の問題として考えてください。

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この記事を書いた人

木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。1996年生まれ、神戸市出身。

23歳で上場企業子会社に新卒入社し、メディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。その後スタートアップに3人目の社員として参画し、現在は自分の会社を経営している。