履歴書の趣味・特技欄|第二新卒が空欄にせず書く型と例文20【2026年版】
〜合否は決まりませんが、面接の話題として使われます〜
履歴書の趣味・特技欄は、合否を左右する項目ではありません。
ただし、次の2つの役割があります。
1つ目:面接の冒頭で、話題として使われる。
2つ目:継続性や、業務に近い性質が伝わることがある。
そして、空欄にすると、この2つの機会を失います。
さらに、「書くことがない」という印象を与えます。
書き方には型があり、5分で作れます。
この記事では、3つの型と、そのまま使える例文20を用意します。
1. 結論:3つの型のどれかで書く
| # | 型 | 効果 | 例 |
|---|---|---|---|
| ① | 継続していることを書く | 継続性が伝わる | 週2回のランニング(3年継続) |
| ② | 業務に接続することを書く | 業務の適性が伝わる | データ整理、資料作成 |
| ③ | 話題になりやすいことを書く | 面接の話が広がる | 御朱印集め、パン作り |
①が最も無難で、汎用性があります。
「3年継続」「週2回」といった数字を入れると、それだけで継続性の証明になります。
②は、応募先の職種と接続する場合に有効です。
③は、面接官との会話が広がりやすくなります。
書き方の基本
【趣味】ランニング(週2回、3年継続。直近でハーフマラソンを完走)
【特技】Excelでのデータ整理(前職で月次の集計を担当)
1行に、内容+補足(期間・頻度・具体例)の形で書いてください。
単語だけ(「読書」「音楽鑑賞」)は、避けてください。
2. なぜ書いた方がいいのか
| 理由 | 内容 |
|---|---|
| ① 面接の冒頭で使われる | 緊張をほぐす話題として |
| ② 継続性が伝わる | 「3年続けている」は、定着性の材料になる |
| ③ 人柄が伝わる | 書類だけでは分からない部分 |
| ④ 空欄は印象が悪い | 「書くことがない」に見える |
①が、実務的に最も重要です。
面接の冒頭は、緊張している時間です。
そこで、話しやすい話題があると、その後の受け答えが滑らかになります。
だから、「自分が話しやすいこと」を書いてください。
書いたことについて、1分程度話せる状態にしておいてください。
空欄・「特になし」を避ける
「特になし」と書くのは、避けてください。
合否には直結しませんが、「書くことがない人」という印象が残ります。
そして、面接の話題が1つ減ります。
3. 編集長の実体験:趣味の話から面接が始まった
私が第二新卒で転職活動をしていたとき、履歴書の趣味欄に「Webサイトの運営」と書いていました。
当時、個人でサイトを作って運営していたためです。
4社目の面接で、面接官が最初にこう言いました。
面接官「履歴書の趣味の欄、Webサイトの運営とありますね。これ、どんなサイトですか」
私「趣味の領域で作っていて、記事を書いて公開しています」
面接官「アクセス数とか見てます?」
私「見てます。毎週、どの記事が読まれているかを確認して、読まれていない記事の構成を直しています」
面接官「それ、うちの営業企画でやることとほぼ同じですよ」
この一言から、面接の流れが変わりました。
その後、業務の話につながり、最終的にこの会社から内定が出ました。
ここで学んだのは、趣味欄が単なる話題ではなく、業務への接続材料になり得るということです。
ただし、これは面接官が拾ってくれたから成立しました。
自分から「趣味が業務に活きます」と主張するのは、不自然です。
書いておいて、聞かれたら話す。この形が自然です。
4. 型① 継続していることを書く
最も無難で、どの職種でも使えます。
書き方
「内容+期間・頻度+具体的な実績」の3要素です。
| 弱い | 強い |
|---|---|
| ランニング | ランニング(週2回、3年継続。ハーフマラソン完走) |
| 読書 | 読書(月3〜4冊。ビジネス書と歴史小説が中心) |
| 筋トレ | 筋力トレーニング(週3回、2年継続) |
| 料理 | 料理(週5日自炊。作り置きを日曜にまとめて準備) |
| 登山 | 登山(年4〜5回。日帰りの低山が中心) |
期間と頻度を入れるだけで、継続性の証明になります。
例文(継続型)
- ランニング(週2回、3年継続。直近でハーフマラソンを完走)
- 読書(月3〜4冊。ビジネス書と歴史小説が中心)
- 筋力トレーニング(週3回、2年継続。記録をアプリで管理)
- 料理(週5日自炊。日曜に1週間分を作り置き)
- 英語学習(毎朝30分の英文記事の購読、1年継続)
- 資格の学習(日商簿記3級を取得。現在2級を学習中)
- 登山(年4〜5回。日帰りの低山を中心に、これまで20座)
- 楽器演奏(ギター、学生時代から8年継続)
5. 型② 業務に接続することを書く
応募先の職種と接続する場合、有効です。
| 応募先 | 書ける内容 |
|---|---|
| 営業企画・分析 | Excelでのデータ整理、家計簿の分析 |
| マーケティング | ブログ・SNSの運営(アクセス解析つき) |
| 事務・経理 | 家計簿の管理、書類の整理 |
| IT・エンジニア | プログラミング学習、自作アプリ |
| 人事・教育 | 学習内容の整理、後輩への指導 |
| 企画職 | イベントの企画・運営(サークル、地域活動) |
例文(業務接続型)
- Excelでのデータ整理(前職で月次の売上集計を担当。VLOOKUPとピボットテーブルを使用)
- ブログの運営(3年継続。月間約3万PV。アクセス解析を見て記事を改善)
- プログラミング学習(Pythonを4ヶ月学習。簡単な集計スクリプトを作成)
- 家計簿の管理(5年継続。Excelで費目別に集計)
- 資料作成(前職で提案資料を月10本作成。PowerPointを使用)
- イベントの企画・運営(社会人サークルで年2回、30名規模のイベントを企画)
「趣味」というより「特技」の欄に書く方が自然な内容もあります。
欄が分かれている場合は、①を趣味に、②を特技に配置してください。
6. 型③ 話題になりやすいことを書く
面接の会話が広がりやすい内容です。
| 特徴 | 例 |
|---|---|
| 意外性がある | 御朱印集め、盆栽、DIY |
| 質問しやすい | パン作り、写真、旅行 |
| 地域性がある | 地元の祭りへの参加 |
例文(話題型)
- 御朱印集め(3年継続。これまで50社を参拝)
- パン作り(週1回。天然酵母でのパン作りを2年継続)
- 写真(風景写真が中心。月1回撮影に出かける)
- 国内旅行(年4〜5回。これまで30都道府県を訪問)
- DIY(自宅の棚や机を製作。工具の扱いを独学で習得)
- 将棋(アプリで週3〜4局。段位は◯段)
数字(回数、期間、実績)を入れてください。
これがあると、聞かれたときに話しやすくなります。
7. 書かない方がよい内容
| 内容 | なぜ |
|---|---|
| 政治・宗教に関わること | 避ける |
| ギャンブル | 印象が分かれる |
| 過度に個人的な内容 | 面接で扱いにくい |
| 危険を伴う活動 | 業務への影響を懸念される |
| 嘘・誇張 | 聞かれたときに答えられない |
最後の行が最も重要です。
面接で必ず聞かれる前提で書いてください。
「読書」と書いて「最近読んだ本は」と聞かれ、答えられないと、印象が悪くなります。
「特になし」の場合
本当に思いつかない場合、次から探してください。
| 質問 | 出てくるもの |
|---|---|
| 休日は何をしていますか | 実際にやっていること |
| 週に1回以上やっていることは | 継続していること |
| 続いているアプリ・サービスは | 習慣 |
| 人から「よくやるね」と言われることは | 特徴的な行動 |
「散歩」「動画鑑賞」でも、書き方次第で成立します。
「散歩(週3〜4回、1回40分程度。近所の史跡を巡るのが好きです)」
頻度と、少しの具体性を足すだけです。
8. 面接で聞かれたときの答え方
趣味欄に書いた内容は、面接で聞かれる可能性があります。
答え方の型
① いつから、どのくらいの頻度でやっているか ② きっかけ ③ 最近の具体的な出来事
30秒〜1分で答えてください。
例
Q「ランニングとありますが、どのくらいされているんですか」
「3年前から、週2回のペースで続けております。
始めたきっかけは、社会人になって運動する機会がなくなったことです。最初は10分も走れませんでしたが、記録をアプリで管理しながら少しずつ距離を伸ばしました。
先月、初めてハーフマラソンに出て、完走できました。」
「記録を管理しながら、少しずつ」という要素が入ると、業務にも通じる姿勢が伝わります。
ただし、無理に業務と結びつけないでください。
「この趣味で培った忍耐力を、業務に活かします」といった強引な接続は、不自然です。
深掘りされたら
趣味の話が長くなりすぎないよう、注意してください。
1分を超えたら、区切ってください。
「……といったところです。お時間もありますので、この辺りで。」
9. よくある質問
趣味・特技欄は、合否に影響しますか?
直接的には影響しません。ただし、面接の話題として使われ、継続性や人柄が伝わることがあります。空欄にすると、この機会を失います。
空欄でもいいですか?
推奨しません。「書くことがない人」という印象が残ります。「散歩」「動画鑑賞」でも、頻度と具体性を足せば成立します。
趣味と特技は、分けて書きますか?
欄が分かれている場合は、分けてください。趣味は継続していること、特技は業務に接続することを書くと、バランスが良くなります。欄が1つの場合は、両方を1〜2行で書きます。
業務と関係ない趣味でもいいですか?
問題ありません。むしろ、無理に業務と結びつけると不自然になります。継続していることを、期間と頻度を添えて書いてください。
嘘を書いてもバレませんか?
面接で聞かれると、答えられません。「読書」と書いて「最近読んだ本は」に答えられないと、印象が悪くなります。実際にやっていることを書いてください。
「ゲーム」と書いてもいいですか?
書いても構いませんが、書き方を工夫してください。「オンラインゲーム(チームでの戦略立案を担当。5年継続)」のように、具体性を加えると印象が変わります。
何個くらい書けばいいですか?
趣味1〜2個、特技1個が目安です。多く書きすぎると、それぞれの記述が薄くなります。1つを詳しく書く方が、話題として使いやすくなります。
Web履歴書でも同じですか?
基本は同じです。ただし、Web履歴書では文字数の制限がある場合があります。その場合、期間と頻度だけでも入れてください。
10. まとめ:今夜やる3つのこと
履歴書の趣味・特技欄は、合否は決めませんが、面接の話題として使われます。
そして、空欄にすると、その機会を失います。
今夜やること
① 週に1回以上やっていることを、3つ書き出す
② そのうち1つに、期間・頻度・具体的な実績を足す
③ それについて1分話す練習をする
目安時間:合計20分
③を必ずやってください。
面接で聞かれる前提で書いてください。
私は「Webサイトの運営」と書いていて、面接の冒頭で聞かれました。
そこから業務の話につながり、面接の流れが変わりました。
ただ、それは答えられる状態で書いていたからです。
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この記事を書いた人
木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。
23歳で上場企業子会社に新卒入社し、飲食・宿泊・レジャー領域のメディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた経験を持つ。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。現在は自分の会社を経営している。