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面接の録画・録音を求められたら|第二新卒が確認することと断り方【2026年版】

木戸 悠介 なぜキャリア? 編集長 公開 2026年9月6日 読了 約17分
面接の録画・録音を求められたら|第二新卒が確認することと断り方【2026年版】

〜同意する前に、使い道と保管期間を聞きます〜

「本日の面接は録画させていただきます」

オンライン面接が広がってから、この案内が増えました。そして、多くの人がその場で「はい」と答えます。

ただ、これは自分の情報の扱いに関わる話です。断ることもできますし、条件を確認することもできます。

この記事では、確認すべき項目と、断りたいときの伝え方を整理します。

なお、個人情報の取り扱いに関する部分は一般的な整理です。個別の判断は、各企業の方針を確認するか、専門の窓口に相談してください。

1. 結論:確かめるのは3つ

録画を求められたときの3つの確認

何のために使うのか(用途)

誰が見るのか(共有の範囲)

いつまで保管され、その後どうなるのか

①だけでも聞いておくと、判断ができます。

多くの場合、選考に関わっていない人への共有はありません。

2. 企業が録画する3つの理由

理由が分かると、判断しやすくなります。

理由内容
選考の共有その場にいない面接官が後から見る
評価の平準化面接官による判断のばらつきを減らす
記録として言った言わないを避ける

1つめが最も多い理由です。

現場の責任者が同席できなかった場合に、後から見て判断することがあります。

応募者にとっての利点

録画があると、次のような場面で有利に働くことがあります。

  • 面接官の主観だけで判断されにくい
  • 説明が正確に伝わる
  • 選考の段階が省略されることがある

3つめは、実際に起こります。

一次面接の録画を二次の面接官が見ることで、同じ説明を繰り返さずに済むことがあります。

3. 同意する前に確認する5項目

その場で聞けます。

項目聞き方の例
用途「どのような目的で使用されますか」
共有の範囲「どなたが視聴されますか」
保管期間「どのくらいの期間保管されますか」
保管後の扱い「選考終了後は削除されますか」
拒否した場合「録画をお断りした場合、選考に影響はありますか」

5つめを聞くのは、失礼になりません。

条件の確認として、自然な質問です。

事前に案内がある場合

日程調整の連絡に、録画の旨が書かれていることがあります。

その場合は、返信の際に質問できます。

「1点確認させてください。録画の用途と保管期間を教えていただけますでしょうか」で足ります。

当日いきなり言われた場合

「少しお伺いしてもよろしいですか」と挟んで構いません。

その場で答えられない場合もあるため、答えを待って判断してください。

対面の面接で録音される場合

オンラインに限らず、対面でも記録を取ることがあります。

扱い
面接官がメモを取る通常の記録。同意は不要
録音機器を置く事前に説明があるのが通常
説明なく録音されている気づいた時点で確認してよい

3つめに気づいた場合、「録音されていますか」と聞いて構いません。

説明のないまま記録を取ることは、通常の運用ではありません。

4. 断ってよい場合

断ること自体は可能です。

状況判断
用途が説明されない断る理由になる
共有の範囲が広い慎重に判断する
保管期間が示されない確認してから判断する
在職中で、身元が広がることに不安断ってよい
単に抵抗がある断ってよい

4つめは、在職中の応募では現実的な懸念です。

映像が想定外の範囲に共有されることを避けたい、という理由は正当です。

断り方

理由を添えて、丁寧に伝えます。

「申し訳ありませんが、録画はご遠慮させていただけますでしょうか。在職中のため、記録が残ることに不安がございます」

代替案を添えると、話が進みやすくなります。

「必要でしたら、面接後に補足の資料をお送りいたします」

断ったことで不利になるか

選考に影響しないと説明する企業がほとんどです。

ただし、録画が選考の前提になっている場合、進められないことがあります。

その場合は、その旨が説明されます。

5. 録画面接(動画選考)の場合

面接官がいない形式もあります。

形式内容
質問に答えて録画設問が表示され、自分で撮影して提出
自己紹介動画指定の時間で自己紹介を撮る
撮り直しの可否会社によって回数が決まっている

3つめは必ず確認してください。

1回限りの形式と、何度でも撮り直せる形式があります。

撮るときの準備

  • 明るい場所を選ぶ(窓を背にしない)
  • 背景を整える
  • カメラの高さを目線に合わせる
  • 音声を先に確認する
  • 制限時間内に収まるか、一度練習する

5つめが最も重要です。

途中で切れると、伝えたいことが残りません。

話し方

対面より、少し大きめの表情と、ゆっくりした話し方が伝わります。

相手の反応がないため、間の取り方が難しくなります。

原稿を読むのではなく、要点をメモして話すほうが自然になります。

動画選考が増えている背景

企業側の事情を知っておくと、意図が読めます。

  • 応募が多い職種で、一次選考の負担を減らしたい
  • 遠方の応募者にも門戸を広げたい
  • 面接官の日程調整を減らしたい
  • 話し方や表情を、複数の担当者で確認したい

4つめの目的がある場合、内容だけでなく伝わり方も見られています。

要点を短くまとめ、聞き取りやすい速さで話すことを意識してください。

6. 自分が録音したいとき

逆の立場の話です。

状況扱い
面接内容を記録したい相手の同意を得るのが原則
条件面の確認書面でもらうほうが確実
無断で録音するトラブルの原因になる

無断での録音は避けてください。

条件の記録が必要なら、書面で受け取るほうが確実で、双方にとって明確です。

条件を記録する方法

  • オファー面談の内容は、労働条件通知書で確認する
  • 口頭で聞いたことは、メールで確認の返信を送る
  • 「本日伺った内容を確認させてください」と書いて送る

2つめが最も現実的です。

記録が残り、相手も内容を確認できます。

7. オンライン面接での注意

録画されていなくても、気をつける点があります。

項目内容
背景個人が特定される情報を映さない
家族の声事前に伝えておく
画面共有他のウィンドウを閉じておく
通知会議中は通知を切る
場所公共の場所は避ける

3つめは、画面共有を求められたときに問題になります。

事前に不要なウィンドウを閉じておくと、慌てません。

録画されている前提で臨む

案内がなくても、記録が残る可能性はあります。

他社の名前や、前職の非公開情報を口にしないでください。

これは録画の有無にかかわらず、面接の基本です。

8. 面接後の扱い

選考が終わった後のことも確認できます。

確認する内容聞き方
削除の時期「選考終了後、どのくらいで削除されますか」
削除の依頼「削除をお願いすることは可能ですか」
不採用の場合「不採用の場合も同じ扱いですか」

2つめは、応募者から依頼できることがあります。

企業の個人情報の取り扱い方針に、手続きが書かれている場合があります。

採用ページを確認する

多くの企業は、採用ページに個人情報の取り扱いについて記載しています。

応募前に一度読んでおくと、面接で聞く手間が省けます。

なお、個人情報の取り扱いに関する具体的な判断は、各企業の方針や関係する制度によります。疑問がある場合は、企業に直接確認するか、専門の窓口に相談してください。

9. よくある質問

面接の録画は、断ってもいいですか

断ることは可能です。用途が説明されない場合や、在職中で記録が残ることに不安がある場合は、正当な理由になります。「在職中のため、記録が残ることに不安がございます」と丁寧に伝えてください。多くの企業は、断ったことを選考に反映しないと説明します。

録画を断ると、選考に影響しますか

影響しないと説明する企業がほとんどです。ただし、録画が選考の運用の前提になっている場合は、進められないことがあります。その場合は事前に説明されるはずなので、「録画をお断りした場合、選考に影響はありますか」と聞いておくと、判断できます。

何を確認すればいいですか

用途、視聴する人の範囲、保管期間、保管後の扱い、断った場合の影響の5つです。特に用途だけでも聞いておくと判断できます。「どのような目的で使用されますか」と1問聞くだけで、多くの場合は説明が返ってきます。

録画面接(動画選考)は、撮り直せますか

会社によります。1回限りの形式と、何度でも撮り直せる形式があります。提出前に必ず確認してください。また、制限時間内に収まるかを一度練習しておくと、途中で切れて伝えたいことが残らない、という事態を避けられます。

動画選考では、何に気をつけますか

明るい場所を選び、窓を背にしないでください。カメラの高さを目線に合わせ、音声を先に確認します。話し方は、対面より少し大きめの表情とゆっくりした話し方が伝わります。原稿を読むのではなく、要点をメモして話すほうが自然になります。

自分で面接を録音してもいいですか

無断での録音は避けてください。トラブルの原因になります。条件面を記録したい場合は、書面で受け取るほうが確実です。口頭で聞いた内容は、面接後に「本日伺った内容を確認させてください」とメールで送ると、記録が残り、相手も確認できます。

選考が終わった後、録画は削除されますか

企業の方針によります。「選考終了後、どのくらいで削除されますか」と聞いてください。削除を依頼できる場合もあり、採用ページの個人情報の取り扱いに関する記載に手続きが書かれていることがあります。応募前に一度読んでおくと安心です。

録画されていない面接でも、注意することはありますか

記録が残る可能性を前提に臨んでください。他社の名前や、前職の非公開情報は口にしないでください。これは録画の有無にかかわらず、面接の基本です。また、オンラインでは背景に個人が特定される情報が映らないよう、事前に確認してください。

10. まとめ:用途と保管期間を、その場で聞く

今週やる3つのこと

録画を求められたときに聞く5項目を、手元に書いておく

断りたい場合の一文を、あらかじめ用意しておく

オンライン面接の背景と音声を、一度確認しておく

録画への同意は、その場で反射的に答えるものではありません。

用途と保管期間を聞いたうえで判断すれば足ります。そして、断ることも選択肢の一つです。

なお、個人情報の取り扱いに関する部分は一般的な整理です。具体的な判断は、各企業の方針を確認するか、専門の窓口に相談してください。

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この記事を書いた人

木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。1996年生まれ、神戸市出身。

23歳で上場企業子会社に新卒入社し、メディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。その後スタートアップに3人目の社員として参画し、現在は自分の会社を経営している。