面接の前日と当日朝にやること|1時間で終わる確認リスト【2026年版】
面接の前日、何をすればいいのか。多くの人は、想定問答を読み返して不安を増やします。
前日にやるべきなのは、詰め込むことではありません。当日に頭が回る状態を作ることと、当日の段取りを確定させることです。
この記事では、前日にやる7項目と、当日朝にやる5項目を、時間の目安つきで整理します。合計で1時間程度です。
1. 結論:前日は「確認」、当日朝は「段取り」
前日にやること:企業情報の最終確認、逆質問の確定、持ち物の準備、経路の確認。
当日朝にやること:身だしなみ、経路の再確認、要点の見直し、到着してからの動き。
やらないほうがいいこと:新しい想定問答を作る、回答を暗記し直す、夜遅くまで準備する。
理由は、前日に詰め込んだ内容は、当日の面接でうまく出てこないためです。むしろ、暗記した内容を思い出そうとして、話し方が不自然になります。
前日の準備は1時間、当日朝は30分。これで足ります。
2. 前日にやる7項目
| 項目 | 内容 | 目安時間 |
|---|---|---|
| 1. 企業情報の最終確認 | 採用ページ、サービス紹介、直近のニュース | 20分 |
| 2. 逆質問の確定 | 3〜4問をメモに書く | 10分 |
| 3. 提出書類の再確認 | 送った職務経歴書を読み返す | 10分 |
| 4. 持ち物の準備 | 書類、筆記具、時計、身分証 | 10分 |
| 5. 服装の確認 | しわ、汚れ、靴 | 10分 |
| 6. 経路と所要時間の確認 | 乗換案内で当日の時刻を検索 | 5分 |
| 7. 就寝 | 普段と同じ時間に | ー |
3行目を必ずやってください。提出した書類の内容は、面接で必ず掘られます。自分が何を書いたかを忘れていると、その場で矛盾が出ます。
1行目は20分で足ります。それ以上調べても、面接で使える情報はあまり増えません。調べるのは、募集背景・サービスの概要・直近のニュース1件の3つです。
7行目が最も重要です。睡眠不足だと、その場で考える力が落ちます。前日に詰め込んで寝不足になるより、早く寝るほうが結果が良くなります。
3. 編集長の実体験:前日に詰め込んで失敗した
自分が受けた面接で、前日に3時間かけて準備したことがあります。
想定問答を20問分作り直し、回答を書き出して、暗記しようとしました。就寝は午前1時でした。
面接官「では、志望動機を教えてください」
私「はい。……えー、御社が、その、法人向けの……」
暗記した文章を思い出そうとして、逆に言葉が出ませんでした。
準備していない質問が来たときも、頭が回りませんでした。睡眠不足で、その場で考える余力がなかったためです。
その後は、前日の準備を1時間に固定しました。
やることは第2章の7項目だけ。新しい想定問答は作らない。暗記もしない。
結果として、面接での受け答えが自然になりました。
前日にできることは限られています。準備が足りないと感じても、それは前日ではなく1週間前にやるべきことです。
4. 当日朝にやる5項目
| 項目 | 内容 | 目安時間 |
|---|---|---|
| 1. 身だしなみ | 髪、髭、爪、靴 | 15分 |
| 2. 経路の再確認 | 遅延情報を確認 | 3分 |
| 3. 要点の見直し | 志望動機と自己PRの1文目だけ | 5分 |
| 4. 持ち物の最終確認 | 前日に準備したものを確認 | 3分 |
| 5. 到着時間の設定 | 建物に15分前、受付は5〜10分前 | ー |
3行目が要点です。全文を読み返す必要はありません。志望動機と自己PRの1文目だけを確認してください。
理由は、1文目が出れば、後は自然に続くからです。全文を思い出そうとすると、逆に詰まります。
5行目の到着時間
| タイミング | やること |
|---|---|
| 建物に15分前 | 到着。トイレ、身だしなみの確認 |
| 受付に5〜10分前 | 受付を済ませる |
| 早すぎる到着 | 相手の準備が終わっていない可能性 |
受付は5〜10分前が適切です。20分前に受付すると、相手を急かすことになります。
5. 持ち物リスト
| 持ち物 | 補足 |
|---|---|
| 職務経歴書・履歴書のコピー | 提出済みでも、自分用に1部 |
| 筆記具とメモ帳 | メモを取る場面がある |
| 身分証明書 | 入館時に必要な場合がある |
| 腕時計 | スマホで時間を見るのを避けるため |
| 企業の連絡先 | 遅刻・迷子の際に必要 |
| クリアファイル | 書類を折らずに持つ |
| ハンカチ・ティッシュ | 基本 |
| 予備のマスク | 必要に応じて |
1行目を持っていく理由は、面接中に自分の書類を参照するためではありません。待ち時間に読み返して、何を書いたかを思い出すためです。
5行目を忘れる人が多いです。電車が止まったとき、企業の電話番号がスマホに入っていないと連絡できません。前日に、企業の電話番号をスマホの連絡先に登録してください。
4行目の腕時計は必須ではありませんが、面接中に時間を確認したいとき、スマホを取り出すのは避けたい場面です。
6. オンライン面接の場合の追加確認
前日にやる追加項目
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 接続テスト | 実際に使うツールで、同じ場所から |
| URLの確認 | 有効期限、パスワードの有無 |
| カメラの位置 | 目線の高さになるよう調整 |
| 照明 | 正面から光が当たるか |
| 背景 | 映る範囲を確認 |
| 通知をオフ | PC・スマホの通知設定 |
1行目は、必ず同じ場所でやってください。場所が変わると、通信環境も照明も変わります。
当日朝の追加項目
- 接続を10分前に開始し、待機する
- 充電の残量を確認する(電源に繋いでおく)
- 家族がいる場合、面接の時間を伝えておく
接続でトラブルが起きた場合
すぐ電話してください。「接続がうまくいかず、〇分ほどお待ちいただけますでしょうか」と連絡します。
そのために、企業の電話番号を手元に置いておく必要があります。
複数社の面接が続く週の準備
1週間に3社の面接が入る、という状況が起こります。この場合、前日の準備を毎回1時間ずつ取ると、それだけで3時間です。
効率的な進め方
1、企業ごとの情報を1枚にまとめておく。面接の1週間前に、応募先ごとに次の内容を1ページにまとめます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 募集背景 | 求人票から |
| 事業の概要 | 採用ページから |
| 直近のニュース | 1件 |
| 逆質問 | 3〜4問 |
| 志望動機の1文目 | この会社にしか当てはまらない内容 |
2、前日はその1枚を読むだけにする。調べ直す必要がなくなります。所要10分。
3、共通の準備は1回だけやる。自己紹介、自己PR、退職理由。これらは応募先によって大きく変わりません。1回作れば、全社で使えます。
この形にすると、前日の準備が1社あたり20分程度になります。
面接が続く週は、体力の管理も準備の一部です。3社を1日にまとめる場合、後半の面接で集中が落ちます。可能なら、1日2社までにしてください。
7. 前日にやらないほうがいいこと
| やらないこと | 理由 |
|---|---|
| 新しい想定問答を作る | 覚えきれず、混乱する |
| 回答を暗記し直す | 不自然な話し方になる |
| 企業情報を調べすぎる | 使わない情報が増える |
| 夜遅くまで準備する | 睡眠不足で当日の思考力が落ちる |
| 他社の選考結果を気にする | 集中が切れる |
| 面接の口コミを読む | 不安が増えるだけのことが多い |
6行目に注意してください。面接の口コミサイトを前日に読むと、「圧迫だった」「難しい質問が出た」といった情報が目に入ります。これは不安を増やすだけで、対策にはなりません。
読むなら1週間前です。前日は読まないでください。
1行目と2行目も同じです。前日に新しいことを覚えようとしても、当日には出てきません。すでに準備したものを確認するだけにしてください。
8. 面接直前の3分でやること
会場に着いてから、面接が始まるまでの時間の使い方です。
1、深呼吸を3回する。緊張は消えませんが、呼吸が整うと声が出やすくなります。
2、志望動機の1文目を口の中で言ってみる。声に出さなくて構いません。1文目が出れば、続きは自然に出ます。
3、「短く答える」と一度思い出す。緊張すると長く話しがちです。1問1分半、と意識してください。
やらないほうがいいこと
- 想定問答のメモを読み返す(かえって混乱します)
- スマホで企業情報を追加で調べる
- 他の応募者を観察する
入室してからの流れ
| 場面 | やること |
|---|---|
| ノック | 3回。「どうぞ」の後に入室 |
| 入室 | ドアを閉めてから一礼 |
| 着席前 | 「〇〇です。本日はよろしくお願いいたします」 |
| 着席 | 促されてから座る |
| 荷物 | 椅子の横に置く |
この流れは、多くの人が事前に調べています。差がつく部分ではないので、覚えたら気にしないでください。
9. よくある質問
前日に何時間くらい準備すべきですか
1時間で足ります。それ以上やると、睡眠時間が削られる割に効果が小さくなります。
想定問答を全部読み返すべきですか
必要ありません。志望動機と自己PRの1文目だけ確認してください。
前日に緊張して眠れません
普段と同じ時間に横になってください。眠れなくても、横になっているだけで体力は回復します。
当日の朝は何を食べればいいですか
普段通りで構いません。ただし、極端に空腹だと集中が続かないため、何か食べてください。
早く着きすぎた場合は
近くのカフェなどで待って、5〜10分前に受付してください。20分以上前の受付は避けてください。
遅刻しそうな場合は
気づいた時点ですぐ電話してください。「何分遅れるか」と「今どこにいるか」を伝えます。
オンライン面接の前日にテストは必要ですか
必要です。実際に使う場所、使うツールで確認してください。当日に接続できないと、それだけで印象が下がります。
服装は前日に確認すべきですか
してください。当日の朝にしわや汚れに気づくと、対処する時間がありません。
10. まとめ:前日にやる3つのこと
前日の準備は、詰め込むことではなく、当日に頭が回る状態を作ることです。
1つめ、提出した職務経歴書を読み返す。書いた内容は面接で必ず掘られます。何を書いたかを忘れていると、その場で矛盾が出ます。所要10分。
2つめ、逆質問を3〜4問メモに書く。その場で考えると、時間を使ってしまいます。所要10分。
3つめ、企業の電話番号をスマホの連絡先に登録する。遅延やトラブルが起きたときに、これがないと連絡できません。所要3分。
そして、普段と同じ時間に寝てください。前日に新しいことを覚えるより、睡眠を取るほうが結果が良くなります。
この先、読むべき記事
- 面接の流れ|第二新卒が一次・二次・最終で見られる場所の違い(当日の進行)
- 面接で話す時間の配分|1問1分半に収める型(回答の長さ)
この記事を書いた人
木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。
23歳で上場企業子会社に新卒入社し、飲食・宿泊・レジャー領域のメディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた経験を持つ。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。現在は自分の会社を経営している。