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名刺交換と社外での立ち居振る舞い|第二新卒が押さえる基本【2026年版】

木戸 悠介 なぜキャリア? 編集長 公開 2026年9月6日 読了 約17分
名刺交換と社外での立ち居振る舞い|第二新卒が押さえる基本【2026年版】

〜最初の30秒で、会社の印象が決まります〜

「名刺、切らしてしまって」

訪問先でこれを言う場面は、避けたいところです。

名刺交換は、型を覚えれば10秒で終わります。ただ、覚えていないと、その10秒で慌てます。

この記事では、名刺交換と訪問先での基本を整理します。

1. 結論:押さえるのは3つ

名刺交換で押さえる3点

目下から先に出す(訪問した側、若い側)

相手の名刺は、両手で受け取り、すぐしまわない

名刺は常に10枚以上持ち歩く

③が抜けると、他の2つを覚えていても意味がありません。

名刺入れの残数を、週に1回確認する習慣をつけてください。

2. 名刺交換の型

順番に沿って動きます。

順番やること
名刺入れから名刺を出し、両手で持つ
相手の正面に立つ(机越しは避ける)
会社名、部署、氏名を名乗る
相手の名刺入れの上あたりに差し出す
相手の名刺を両手で受け取る
「頂戴いたします」と言う
名前の読み方を確認する

7つめを省かないでください。

読み方が分からないまま会話に入ると、後で困ります。

名乗り方

「株式会社◯◯、△△部の□□と申します。よろしくお願いいたします」

この1文で足ります。

同時に交換する場合

多くの場面では、双方が同時に出します。

右手で自分の名刺を出し、左手で相手の名刺を受け取ります。

受け取ったら、すぐに右手を添えて両手にします。

名刺入れの選び方

道具は、目立たないものを選びます。

項目選ぶもの
黒、紺、茶などの落ち着いた色
素材革または合皮
収納自分の名刺と、受け取った名刺を分けられるもの
状態傷んだら替える

3つめが実務では効きます。

自分の名刺と受け取った名刺が混ざると、その場で探すことになります。仕切りのあるものを選んでください。

3. 複数人での交換

順番があります。

状況順番
自分の側が複数役職の高い人から順に
相手が複数役職の高い人から順に
両方が複数上位者同士から始める
誰が上位か分からない相手の側に立つ人の案内に従う

4つめの場面は、実際によくあります。

先方が「こちらが部長の◯◯です」と案内してくれることが多いので、それに従ってください。

上長より先に出さない

自分の側に上長がいる場合、上長の交換が終わってからです。

先に出すと、順番が崩れます。

名刺が足りないとき

「申し訳ございません、名刺を切らしております」と伝えます。

その場で謝罪し、後日郵送するか、次回に渡すと伝えてください。

黙って何も出さないのが、最も印象が悪くなります。

4. 受け取った名刺の扱い

すぐにしまいません。

場面扱い
着席するまで名刺入れの上に置いて持つ
着席後机の上に置く(相手の座る順に並べる)
商談中見える位置に置いたまま
終了時名刺入れにしまう
持ち帰った後その日のうちに整理する

2つめが、名前を覚えるのに役立ちます。

複数人の場合、座っている順に並べておくと、誰がどの人か分かります。

やってはいけないこと

  • 受け取ってすぐポケットにしまう
  • 名刺の上に物を置く
  • 名刺に書き込む(相手の前で)
  • 折り曲げる

3つめは、相手の前ではしないでください。

メモは、その場を離れてから書きます。

5. 名刺の管理

もらった後の扱いです。

やること内容
その日のうちに整理する会社ごと、日付ごとに
記録を残すいつ、どこで、何の用件で会ったか
社内の仕組みに入れる顧客管理のシステムがあれば登録
保管する個人情報として扱う

4つめが重要です。

名刺は個人情報にあたるため、会社の規程に従って管理してください。

記録に書くこと

  • 会った日付と場所
  • 用件
  • 話した内容の要点
  • 次の予定

3ヶ月後に見返して分かる形にしておくと、次に会うときに使えます。

退職時の扱い

会社の業務で受け取った名刺は、通常は会社の情報です。

退職時に持ち出してよいかは、会社の規程を確認してください。

自己判断で持ち出さないでください。

相手の名前を覚える

名刺は、名前を覚えるための道具でもあります。

  • 受け取ったときに、声に出して読む
  • 会話の中で、名前を呼ぶ
  • 机に並べて、座る位置と一致させる

2つめが最も効きます。

「◯◯様のお話ですと」と会話に入れると、自分も覚えられ、相手にも伝わります。

6. 訪問の流れ

名刺交換の前後も含めて整理します。

場面やること
到着5〜10分前に受付へ
受付会社名、氏名、訪問先、約束の時間を伝える
待合コートを脱ぐ。荷物は足元へ
入室案内された席に座る
名刺交換相手が入室したら立って行う
商談中記録を取る
退出立ち上がって挨拶。エレベーターまで見送られたら礼を

1つめは、早すぎても迷惑になります。

15分以上前だと、先方の準備ができていないことがあります。

席次の考え方

  • 入口から遠い席が上座
  • 訪問した側は、案内された席に座る
  • 案内がなければ、入口に近い側で待つ

迷ったら、立って待ってください。

「こちらへどうぞ」と案内されてから座れば、間違いません。

7. オンラインでの名刺交換

画面越しの場面も増えています。

方法内容
画面共有で見せる名刺の画像を表示する
チャットで送る氏名と連絡先をテキストで
メールで送る面談後に署名つきで送る
電子名刺のサービス会社が導入している場合

3つめが最も確実です。

面談の後、お礼のメールに署名を入れて送れば、連絡先が残ります。

画面での自己紹介

名刺が渡せない分、口頭で丁寧に名乗ります。

「株式会社◯◯、△△部の□□と申します」を、はっきり言ってください。

会社によっては、背景に会社名を表示する設定を使うこともあります。

服装と持ち物

訪問先では、社内より整えます。

項目目安
服装訪問先の業界に合わせる。迷ったら整えた側に
汚れを落としておく
床に置ける形のもの
上着建物に入る前に脱ぐ

4つめは、意外と見られています。

受付に着く前に脱ぎ、腕にかけて持ちます。

8. 転職活動での名刺

選考の場では、扱いが違います。

場面扱い
面接応募者は名刺を出さない
面接官から渡された受け取る。お礼を言う
カジュアル面談出さないのが一般的
転職フェア会社によっては受け取る

在職中の場合、現職の名刺を渡さないでください。

現職の会社の情報を、選考先に渡すことになります。

面接官の名刺をもらったら

お礼のメールを送るときの宛先として使えます。

ただし、個人的な連絡には使わないでください。

選考に関する連絡は、指定された窓口を通すのが基本です。

9. よくある質問

名刺は、どちらから先に出しますか

訪問した側、または役職が下の側が先に出します。第二新卒であれば、多くの場面で自分が先です。ただし実際には、双方が同時に出す場面が多く、その場合は右手で自分の名刺を出し、左手で相手の名刺を受け取ります。

名刺を切らしてしまいました

その場で「申し訳ございません、名刺を切らしております」と伝え、後日郵送するか次回に渡すと言ってください。黙って何も出さないのが最も印象が悪くなります。名刺入れの残数を週に1回確認する習慣をつけると、防げます。

受け取った名刺は、すぐしまっていいですか

いけません。着席するまでは名刺入れの上に置いて持ち、着席後は机の上に置きます。複数人の場合、相手が座っている順に並べておくと、誰がどの人か分かります。商談が終わってからしまってください。

複数人での交換は、どの順番ですか

役職の高い人から順です。両方が複数の場合は、上位者同士から始めます。誰が上位か分からない場合は、先方の案内に従ってください。自分の側に上長がいる場合は、上長の交換が終わってからにしてください。

名刺にメモを書いてもいいですか

相手の前では書かないでください。その場を離れてから、記録として残します。会った日付、場所、用件、話した内容の要点、次の予定を書いておくと、3ヶ月後に見返しても分かります。

もらった名刺は、どう管理しますか

その日のうちに整理し、会社の顧客管理の仕組みがあれば登録してください。名刺は個人情報にあたるため、会社の規程に従って管理する必要があります。退職時に持ち出してよいかも、規程を確認してください。自己判断で持ち出さないでください。

オンラインの面談では、どうしますか

面談後にお礼のメールを送り、署名で連絡先を伝えるのが最も確実です。面談中は、画面共有で名刺の画像を見せる方法や、チャットに氏名と連絡先を書く方法もあります。口頭での名乗りは、はっきりと丁寧に行ってください。

面接に名刺を持っていくべきですか

応募者は名刺を出しません。面接官から渡された場合は、受け取ってお礼を言えば足ります。特に在職中の場合、現職の名刺を選考先に渡さないでください。現職の会社の情報を渡すことになります。

10. まとめ:型を覚えて、常に10枚持つ

今週やる3つのこと

名刺入れの残数を確認し、10枚以上にする

名乗りの1文を、声に出して練習する

受け取った名刺の記録の残し方を、社内で確認する

名刺交換は、型を覚えれば10秒で終わります。

そして、最も多い失敗は「切らしていた」です。残数の確認だけは、習慣にしてください。

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この記事を書いた人

木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。1996年生まれ、神戸市出身。

23歳で上場企業子会社に新卒入社し、メディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。その後スタートアップに3人目の社員として参画し、現在は自分の会社を経営している。