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転職エージェント利用の流れ|第二新卒が登録から内定まで進む7ステップ【2026年版】

木戸 悠介 なぜキャリア? 編集長 公開 2026年9月5日 読了 約17分
転職エージェント利用の流れ|第二新卒が登録から内定まで進む7ステップ【2026年版】

〜全体像が見えていないと、どの段階で何日待つのが普通かが分かりません〜

転職エージェントを初めて使うとき、「今どの段階にいて、あと何が残っているのか」が分からないまま進むことになります。

これが、不安の大きな原因です。

「書類を出してから5日連絡がない。落ちたのか」 「求人を紹介されたが、いつまでに返事をすればいいのか」 「面接が終わった。次は何をすればいいのか」

これらは、全体の流れを1枚で持っていれば、すべて答えが出ます。

そして、標準的な期間は決まっています。登録から内定まで、在職中で6〜8週間が目安です。

この記事では、7つのステップと、各段階で自分がやること・担当者がやること・かかる日数を整理します。

1. 結論:7ステップ、6〜8週間

#ステップ期間の目安自分がやること
登録10分フォーム入力
初回面談1時間(登録から3〜7日後)状況と希望を伝える
求人紹介面談の1〜5日後から応募の可否を返答
書類作成・添削3〜5日職務経歴書を作る
応募・書類選考5〜10日待つ
面接(2〜3回)2〜4週間面接を受ける
内定・条件交渉1週間承諾の判断

合計:6〜8週間。

この表を、活動の期間中ずっと手元に置いてください。

「今どこにいるか」が分かれば、待つべき日数も、催促すべきタイミングも判断できます。

そして、最も時間がかかるのは⑥です。複数社を並行させないと、ここで1ヶ月以上かかります。

2. なぜ全体像が必要なのか

全体像がないと、次の3つが起きます。

起きること原因
待つべき期間に催促してしまう標準の日数を知らない
待ちすぎて機会を逃す動くべきタイミングを知らない
1社ずつ進めて、2ヶ月で終わらない並行の必要性を知らない

3つ目が最も多い失敗です。

1社ずつ進めると、次のようになります。

進め方所要期間
1社ずつ(不採用なら次の会社へ)1社あたり4〜5週間。3社受けると3〜4ヶ月
5社並行全体で6〜8週間

10社に応募して、内定は1〜2社です。1社ずつ進めると、10社で1年かかります。

並行して進めることが、期間短縮の唯一の方法です。

そして、複数社の選考が同時期に進むと、内定の時期が揃い、比較して選べます。

3. 編集長の実体験:段取りを組み直して、2ヶ月で終えた

私が第二新卒で転職活動を始めたとき、最初の3週間は、ほぼ何も進みませんでした。

理由は、1社ずつ進めていたからです。

1社目に応募して、書類選考の結果を1週間待ち、一次面接を受けて、また1週間待つ。その間、他の会社には何もしていませんでした。

エージェントの担当者に、こう言われました。

担当者「木戸さん、今、何社動いてます?」

「1社です。結果待ちなので」

担当者それだと、2ヶ月では終わりません

「そうですか?」

担当者1社が書類から内定まで4週間かかります。内定率は10社に1〜2社なので、1社ずつだと単純計算で40週です。9ヶ月ですよ

「……確かに」

担当者今週中に、5社まとめて出しましょう。そうすると、書類の結果も面接の時期も揃うので、比較して決められます」

「5社同時って、面接の準備が回りますか」

担当者回ります。志望動機の骨格は共通で、会社ごとの部分だけ変えるので。むしろ、面接の感覚が続く方が上達が早いです」

翌週、5社に同時に応募しました。

結果として、3社が書類通過し、その3社の一次面接が同じ週に入りました。

そして、担当者の言ったとおりでした。1社目の面接で詰まった質問を、2社目までに直せる。3社目には、かなり滑らかに話せるようになっていました。

最終的に、2ヶ月で10社に応募し、2社から内定が出ました。

最初の3週間を無駄にしていなければ、6週間で終わっていたと思います。

ここで学んだのは、転職活動の期間を決めるのは「能力」ではなく「段取り」だということです。

4. ステップ①② 登録と初回面談

① 登録(10分)

Webフォームに、次を入力します。

入力項目注意点
氏名・連絡先会社のメールアドレスは使わない
現在の勤務先・職種正確に
希望職種・希望勤務地幅を持たせる(絞りすぎない)
転職希望時期「3ヶ月以内」を選ぶ

「転職希望時期」を「未定」や「1年以内」にすると、優先度が下がります。

エージェントは、早く決まる可能性が高い候補者から対応します。

本気で動くなら「3ヶ月以内」を選んでください。

② 初回面談(1時間/登録から3〜7日後)

オンラインまたは対面で、1時間程度行われます。

聞かれること準備の必要度
現職の業務内容(数字を用意)
転職を考えた理由
希望する職種・業界
希望年収(下限を決めておく)
転職希望時期
他社エージェントの利用状況低(正直に言ってよい)

この面談で伝えることが、紹介される求人を決めます。

「何でもいいです」と言うと、何でも紹介されます。

逆に、絞りすぎると紹介が来なくなります。

推奨は、「これは避けたい」を3つ明確に伝えることです。

「職種はまだ絞り切れていませんが、飛び込み営業と、転勤のある求人と、個人ノルマの厳しい職種は避けたいです。

面談で聞かれる内容の詳細は、専用の記事にまとめています。

5. ステップ③④ 求人紹介と書類作成

③ 求人紹介(面談の1〜5日後から)

面談後、メールまたは専用のマイページで求人が届きます。

求人数の目安状況
10〜20件標準的
5件未満希望条件が絞りすぎ、または経歴とのミスマッチ
50件以上絞り込みができていない可能性

返答は3日以内にしてください。

返答が遅いと、担当者は「本気度が低い」と判断し、次の紹介の優先度が下がります。

そして、良い求人は他の候補者にも紹介されており、埋まります。

求人の判断基準

判断基準
応募する避けたい条件に該当しない/少しでも興味がある
応募しない避けたい条件に明確に該当する
保留作らない(判断を先送りしない)

「保留」を作らないでください。保留が溜まると、判断が止まります。

迷ったら応募してください。書類選考の段階では、まだ何も確定しません。

④ 書類作成・添削(3〜5日)

職務経歴書を作り、担当者に添削してもらいます。

やること所要時間
職務経歴書の初稿を書く2〜3時間
担当者に送る5分
添削が返ってくる1〜3日
修正する1時間

初稿は、完璧でなくて構いません。

完璧を目指して3日かけるより、7割で出して添削を受ける方が早く、質も上がります。

添削で見てもらうのは、次の3点です。

  1. 数字が足りているか
  2. 応募先の職種に対して、内容が合っているか
  3. 面接で突っ込まれそうな点はどこか

6. ステップ⑤⑥ 応募と面接

⑤ 応募・書類選考(5〜10日)

応募は担当者が代行します。

状況標準の日数
書類選考の結果5〜10日
通過の場合日程調整の連絡が来る
不採用の場合担当者から連絡が来る

10日を超えて連絡がない場合、担当者に確認してください。

「◯◯社の書類選考について、その後いかがでしょうか。」

この1文で十分です。催促と受け取られることはありません。

通過率の目安は、30〜50%です。10社出して3〜5社通れば標準です。

2割を切る場合、書類か応募先の選び方に原因があります。担当者に相談してください。

⑥ 面接(2〜4週間/2〜3回)

面接官見られること
一次現場のリーダー・課長実務ができるか
二次部長・事業部長実績の具体性、定着性
最終役員・社長志望度、方向の一致

各回の間隔は、5〜10日が標準です。

面接前には、必ず担当者に対策を依頼してください。

  • 過去にその企業で聞かれた質問
  • 面接官の役職と人数
  • 模擬面接(30分)

面接対策の依頼の仕方は、専用の記事にまとめています。

面接後にやること

面接が終わったら、その日のうちに担当者へ報告してください。

報告する内容
聞かれた質問(列挙)
面接官の役職と人数
うまく答えられなかった点
所要時間

「うまく答えられなかった点」を伝えると、担当者から企業へ補足が入ることがあります。

7. ステップ⑦ 内定と条件交渉

内定の連絡

面接から3〜7日で、担当者経由で連絡が来ます。

この段階で伝えられるのは、次の内容です。

項目確認すること
想定年収内訳(基本給、賞与、みなし残業の有無)
入社日調整可能か
配属先部署、担当業務
雇用形態正社員か、試用期間の条件

みなし残業の有無を必ず確認してください。

「年収400万円」の中に、月45時間分のみなし残業が含まれている場合があります。

承諾までの期限

通常、1週間程度です。

他社の選考が進んでいる場合、担当者に伝えて期限の延長を交渉できます。

「他社の最終面接が来週◯日にあります。その結果が出るまで、返答を待っていただくことは可能でしょうか。

延長できることは多くあります。ただし、無期限には待ってもらえません。

年収交渉

交渉は、担当者が代行します。

自分から企業に直接交渉しないでください。担当者を通すのが原則です。

交渉が通りやすいのは、次の場合です。

状況交渉の可否
他社からより高い条件の内定がある通りやすい
現職の年収が提示額より高い通りやすい
単に「もっと欲しい」通りにくい

根拠がないと通りません。

8. つまずきやすい5つの場面

場面対処
① 紹介が来ない希望条件が狭すぎないか確認。担当者に直接相談
② 担当者と合わない担当者の変更を申し出る(可能です)
③ 応募を急かされる断ってよい。判断は自分がする
④ 書類が通らない通過率2割未満なら、書類か応募先に原因
⑤ 面接に落ち続ける落ちた段階で原因を切り分ける

②について補足します。

担当者の変更は、申し出れば可能です。問い合わせ窓口に、次のように連絡します。

「現在ご担当いただいている◯◯様とは、希望する方向性の共有が難しく感じております。可能であれば、別の方にご担当いただくことはできますでしょうか。

気まずさを感じる必要はありません。エージェント側も、合わない組み合わせを続けることを望んでいません。

③について。

「今日中に返事をください」と急かされた場合、断ってよいです。本当に急ぐ求人もありますが、判断を急がせる担当者は慎重に見てください。

9. よくある質問

登録から内定まで、最短でどれくらいですか?

4週間程度が最短です。ただし、これは書類が最初から完成していて、複数社を同時に進めた場合です。標準は6〜8週間と考えてください。

何社に応募すればいいですか?

10社が基準です。書類通過が3〜5社、内定が1〜2社という計算になります。5社だと、内定が1社も出ない可能性があります。

求人を紹介されたら、必ず応募しないといけませんか?

いいえ。断って構いません。ただし、断る理由を伝えてください。「勤務地が合わない」「職種が希望と違う」と伝えることで、次の紹介の精度が上がります。

在職中でも、この期間で終わりますか?

終わります。ただし、面接をオンラインと夕方以降に寄せる調整が必要です。担当者に「平日の日中は出づらい」と最初に伝えてください。

複数のエージェントを使う場合、流れは変わりますか?

変わりません。ただし、同じ企業への重複応募を防ぐため、応募先の管理表を作ってください。2〜3社の併用が現実的な範囲です。

内定を辞退することはできますか?

できます。承諾前であれば、辞退は可能です。担当者に速やかに伝えてください。承諾後の辞退も法的には可能ですが、企業とエージェントの双方に影響が出るため、承諾は慎重に判断してください。

面接に落ちた理由は教えてもらえますか?

企業から担当者にフィードバックが入る場合があります。ただし、必ずではありません。面接後に必ず担当者に確認してください。「経験年数が足りない」といった具体的な理由が返ることがあります。

費用はかかりますか?

かかりません。転職エージェントのサービスは、企業側が採用時に手数料を支払う仕組みです。面談、書類添削、面接対策、日程調整、条件交渉、すべて無料です。

10. まとめ:今夜やる3つのこと

転職エージェントの利用は7ステップ、6〜8週間です。

そして、期間を決めるのは能力ではなく段取りです。1社ずつ進めると9ヶ月、5社並行なら6〜8週間。この差だけです。

今夜やること

第1章の7ステップの表を、スマートフォンのメモに保存する

今、自分がどのステップにいるかを確認する

③ 未登録なら登録を済ませ、「転職希望時期」は3ヶ月以内を選ぶ

目安時間:合計20分

②で「まだ1社しか動いていない」と分かったなら、今週中に5社まとめて応募してください。

それが、期間を半分にする唯一の方法です。

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この記事を書いた人

木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。

23歳で上場企業子会社に新卒入社し、飲食・宿泊・レジャー領域のメディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた経験を持つ。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。現在は自分の会社を経営している。