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総合型と特化型エージェントの違い|第二新卒が使い分ける基準【2026年版】

木戸 悠介 なぜキャリア? 編集長 公開 2026年9月5日 読了 約16分
総合型と特化型エージェントの違い|第二新卒が使い分ける基準【2026年版】

〜求人数で選ぶか、担当者の理解度で選ぶかの違いです〜

転職エージェントは、大きく2つに分かれます。

総合型(あらゆる業界・職種を扱う)と、特化型(業界・職種・年代を絞る)です。

そして、この2つは、得られるものが違います。

総合型は、求人数が圧倒的に多い。

特化型は、担当者がその領域を理解している。

どちらが優れているという話ではありません。

ただし、第二新卒の場合、1社ずつ併用するのが最も現実的です。

理由は、総合型だけだと提案が浅くなり、特化型だけだと応募先が確保できないからです。

この記事では、2つの違いと、併用するときの分け方を整理します。

1. 結論:総合型1社+特化型1社

項目総合型特化型
求人数多い少ない
担当者の専門性幅広いが浅い深い
提案の精度標準的高い(領域が合えば)
業界の情報一般的具体的
対応の速さ担当者による担当者による
対象全年代・全職種絞られている

第二新卒の場合、次の組み合わせを推奨します。

#種類役割
総合型 1社応募先の数を確保する
特化型 1社提案の質と、業界の情報を得る

2社で十分です。

3社以上になると、それぞれから連絡が来て、管理が難しくなります。

そして、重複応募のリスクが上がります。

2. 総合型の特徴

あらゆる業界・職種の求人を扱うエージェントです。

利点

利点内容
求人数が多い応募先の選択肢が確保できる
幅広い職種を見られる方向が決まっていない段階で有効
大手企業の求人がある知名度のある企業の求人
サポートの体制が整っている書類添削、面接対策の仕組みがある

注意点

注意点内容
担当者が業界に詳しいとは限らない幅広く扱うため
提案が広くなる「これも見てみますか」が多い
候補者の数が多い対応の優先度が分かれる

3行目に注意してください。

総合型は、抱えている候補者の数が多くなります。

そのため、「決まりそうな候補者」から対応される傾向があります。

登録時に「3ヶ月以内の転職希望」と明記し、レスポンスを早くすることで、優先度が上がります。

3. 特化型の特徴

業界、職種、年代のいずれかを絞ったエージェントです。

絞り方
年代第二新卒特化、20代特化
業界IT特化、医療特化、建設特化
職種エンジニア特化、営業特化、管理部門特化

利点

利点内容
担当者がその領域を理解している業務内容の話が通じる
企業の内情に詳しい過去の紹介実績からの情報
提案の精度が高い領域が合えば、外れが少ない
面接対策が具体的その企業で聞かれた質問を知っている

4行目が、特化型の最大の価値です。

同じ企業に繰り返し候補者を送っているため、「その企業で何を聞かれるか」を知っています。

これは、総合型では得にくい情報です。

注意点

注意点内容
求人数が少ない応募先の確保が難しい
領域外は扱えない方向を変えると使えない
会社の規模が小さいことがある担当者の変更が難しい場合も

4. 編集長の実体験:2社の提案がまったく違った

私が第二新卒で転職活動をしていたとき、総合型と、若手向けの特化型を1社ずつ使っていました。

そして、提案の内容がまったく違いました。

総合型から届いた求人は、営業職を中心に、業界も職種も幅広いものでした。

件数は多く、1回の連絡で15〜20件届きました。

特化型から届いたのは、5件程度でした。

ただ、面談での会話が違いました。

特化型の担当者「木戸さん、SaaSの営業企画を見てるとのことですが、SaaSの中でも、どういう顧客層の会社を想定されてますか

「顧客層、ですか」

担当者中小企業向けか、大企業向けかで、営業企画の仕事が全然違うんです。中小向けだと件数を回す設計、大企業向けだと1社ごとの深掘りになります」

「……考えていませんでした」

担当者木戸さんの前職、飲食と宿泊ですよね。だとすると、中小向けのSaaSの方が、話が早いと思います

この視点は、総合型の担当者からは出てきませんでした。

そして、実際に紹介された5件のうち、3件が書類通過しました。

ここで学んだのは、総合型と特化型は、役割が違うということです。

総合型は、応募先の数を確保する。

特化型は、提案の精度と、業界の情報を得る。

片方だけだと、どちらかが不足します。

5. 第二新卒特化型の実態

「第二新卒特化」を掲げるエージェントについて、整理します。

特徴内容
対象20代前半〜半ばが中心
求人の傾向未経験可の求人が多い
サポート書類添削、面接対策が手厚いことが多い
紹介される業界営業、IT、施工管理、販売が中心のことがある

3行目と4行目に注意してください。

第二新卒特化のエージェントでは、未経験可の求人が中心になります。

これは、第二新卒の需要が高い領域に偏るためです。

もし、経験を活かした転職(同じ職種で条件を上げる)を考えている場合、総合型の方が合うことがあります。

見極めの質問

初回面談で、次を確認してください。

質問分かること
「私の経歴で、どのような求人がありますか」提案の方向
「未経験可の求人が中心でしょうか」求人の傾向
「◯◯業界の求人はどのくらいありますか」領域のカバー範囲
「同じような経歴の方は、どこに決まっていますか」実績

4行目が最も実態を表します。

6. 併用するときの分け方

2社を併用する場合、次のように使い分けてください。

場面使う方
応募先の数を増やしたい総合型
特定の業界の情報がほしい特化型
職種を変えたい両方に相談
面接対策を依頼したいその企業を紹介した方
年収の相場を知りたい両方に聞く(差が出る)

4行目は、原則です。

企業を紹介したエージェントにしか、その企業固有の対策は依頼できません。

重複応募を防ぐ

併用する場合、最大のリスクが重複応募です。

#対策
応募先の管理表を作る(会社名・経路・応募日)
両方の担当者に「他社も使っている」と伝える
紹介を受けたら、管理表を確認する
応募済みの企業は、「他社経由で応募済み」と伝える

②を必ずやってください。

伝えても、優先度が下がることはありません。

むしろ、伝えないことで発生する重複応募の方が、実害が大きくなります。

複数社の併用については、専用の記事にまとめています。

7. どちらから登録するか

状況によって、順番が変わります。

状況先に登録すべき方
方向が決まっていない総合型(幅広く見る)
職種・業界が決まっている特化型(深く見る)
未経験の職種に挑戦したい第二新卒特化型
同じ職種で条件を上げたい総合型または職種特化型
地方で探している総合型(求人数が必要)

方向が決まっていない場合、総合型から始めてください。

幅広い求人を見ることで、方向が絞れてきます。

そして、方向が決まった段階で、その領域の特化型を追加してください。

地方の場合

地方での転職では、特化型の求人が極端に少なくなることがあります。

その場合、総合型を2社使う方が現実的です。

あわせて、地域に根ざしたエージェントがあれば、それも選択肢になります。

8. 判断のチェックリスト

次の5問に答えてください。

#質問はいいいえ
狙う職種が1〜3つに絞れている特化型を追加総合型から
業界が決まっている業界特化型総合型から
未経験の職種に挑戦したい第二新卒特化型総合型
都市部で探している特化型も選択肢総合型を優先
すでに1社登録しているもう1社追加まず1社

⑤について。

1社だけだと、提案の偏りに気づけません。

2社使うと、「A社では紹介されたが、B社では紹介されなかった」という差が見えます。

この差が、判断の材料になります。

9. よくある質問

総合型と特化型、どちらがいいですか?

役割が違うため、1社ずつ併用するのが現実的です。総合型で応募先の数を確保し、特化型で提案の精度と業界の情報を得ます。片方だけだと、どちらかが不足します。

何社登録すべきですか?

2社が目安です。3社以上になると、それぞれから連絡が来て管理が難しくなります。そして、重複応募のリスクが上がります。

第二新卒特化型は、未経験の求人ばかりですか?

その傾向はあります。第二新卒の需要が高い領域(営業、IT、施工管理など)に偏ることがあります。経験を活かした転職を考えている場合、総合型の方が合うことがあります。

特化型の求人が少なくて、応募先が確保できません。

総合型を併用してください。特化型は提案の質、総合型は求人数、という役割分担です。特化型だけだと、応募先が5件程度で止まることがあります。

両方に「他社も使っている」と伝えるべきですか?

伝えてください。伝えても、優先度が下がることはありません。むしろ、伝えないことで重複応募が発生し、選考が止まるリスクの方が大きくなります。

面接対策は、どちらに依頼しますか?

その企業を紹介したエージェントに依頼してください。企業固有の情報(過去に聞かれた質問など)は、紹介したエージェントしか持っていません。一般的な模擬面接であれば、どちらでも依頼できる場合があります。

地方で探しています。どちらがいいですか?

総合型を優先してください。地方では、特化型の求人が極端に少なくなることがあります。あわせて、地域に根ざしたエージェントがあれば、それも選択肢になります。

担当者が合わない場合、どうしますか?

担当者の変更を申し出てください。問い合わせ窓口に連絡すれば、対応してもらえます。小規模な特化型の場合、変更が難しいことがあるため、その場合は別のエージェントを検討してください。

10. まとめ:今夜やる3つのこと

総合型と特化型は、優劣ではなく役割の違いです。

総合型は応募先の数、特化型は提案の質と業界の情報。

第二新卒の場合、1社ずつ併用するのが最も現実的です。

今夜やること

第8章のチェックリスト5問に答える

狙う職種・業界が決まっているか確認する(決まっていなければ総合型から)

応募先の管理表を作る(会社名・経路・応募日の3列)

目安時間:合計30分

③を先に作ってください。

2社を併用する以上、重複応募のリスクがあります。

管理表がないと、同じ企業に2つの経路から応募してしまいます。

そして、私の場合、特化型の担当者から「中小向けか大企業向けか」という視点が出てきました。

これは、総合型の担当者からは出てきませんでした。

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この記事を書いた人

木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。

23歳で上場企業子会社に新卒入社し、飲食・宿泊・レジャー領域のメディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた経験を持つ。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。現在は自分の会社を経営している。