転職サイトの選び方|第二新卒がエージェントと使い分ける基準【2026年版】
〜「どのサイトがいいか」より先に、「サイトとエージェントをどう分けるか」を決めてください〜
転職活動を始めるとき、多くの人が最初に検索するのがこれです。
「転職サイト おすすめ」
そして大量のランキング記事を読み、5〜6サイトに登録し、大量のメールが来て、結局どれも使わなくなる。これが最も多い失敗パターンです。
問題はサイトの選び方ではありません。サイトとエージェントの役割が違うことを知らないまま、同じものとして比べていることです。
この記事では、3つの型の違いと、第二新卒にとっての使い分けを整理します。
1. 結論:3つの型を1つずつ使う
第二新卒の基本構成
① エージェント型 2〜3社(求人の紹介と選考の代行。主戦力)
② スカウト型 1〜2サイト(市場からの評価が分かる。放置でよい)
③ 自己応募型 1サイト(エージェントが扱わない求人を拾う)
合計4〜6。それ以上は管理できません。
「どのサイトが一番いいか」という問いには答えがありません。役割が違うので、比べる対象になっていないからです。
2. 3つの型の違い
| 型 | 代表例 | 特徴 | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| エージェント型 | 総合型・第二新卒特化型 | 担当者が求人を紹介。日程調整・推薦・条件交渉を代行 | 職種を変える/初めての転職 |
| スカウト型 | 経歴を登録して待つタイプ | 企業やエージェントから声がかかる | 市場価値を知りたい/在職中で時間がない |
| 自己応募型 | 求人を検索して直接応募 | 自分のペースで進む。求人数が多い | 受ける会社が決まっている/地域を絞る |
2-1. エージェント型の実際
第二新卒にとって主戦力になります。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 未経験可の求人を教えてもらえる | 担当者との相性に左右される |
| 日程調整を代行してくれる(在職中に効く) | 紹介される求人が担当者の判断に依存 |
| 書類に推薦文が添えられる | 応募を急かされることがある |
| 条件交渉を代行してくれる | 扱っていない求人がある |
| 面接後のフィードバックがもらえる | — |
在職中の転職では、日程調整の代行だけでも登録する価値があります。面談で聞かれることは転職エージェントの面談にまとめています。
2-2. スカウト型の実際
「待つ」ツールなので、登録して放置で構いません。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 自分の経歴に市場からどんな反応があるか分かる | 定型のスカウトが大量に届く |
| 在職中でも時間を使わない | 「あなたにぴったり」は自動送信が多い |
| 思ってもいなかった業界から声がかかる | 現職に見つかるリスク(設定で防げる) |
登録直後に、必ず現職と関連会社をブロックしてください。これを忘れて人事に見つかるのが、在職中の活動で最も多い事故です。使い方はスカウト型転職サイトの使い方にまとめています。
2-3. 自己応募型の実際
エージェントが扱わない求人を拾うために使います。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 求人数が最も多い | 自分で日程調整する(在職中はきつい) |
| エージェント経由でない求人がある(中小企業、地方) | 推薦文がつかない |
| 自分のペースで進められる | 落ちても理由が分からない |
| 企業が採用コストを抑えられる分、通りやすい場合がある | — |
中小企業はエージェントを使わないことが多いため、自己応募型でしか出会えない求人があります。地元で探す場合は特に重要になります。
3. どう組み合わせるか
目的別の組み合わせを置いておきます。
| あなたの状況 | 推奨の組み合わせ |
|---|---|
| 職種を変えたい | エージェント(第二新卒特化2社+総合1社)中心。サイトは補助 |
| 同じ職種で転職したい | エージェント1〜2社+自己応募型1つ |
| 在職中で時間がない | エージェント2社+スカウト型1つ(日程調整を丸投げする) |
| 地元・地方で探したい | 自己応募型を主にする+地域特化のエージェント |
| まず市場を知りたい | スカウト型1つに登録して1ヶ月放置 |
| 急いで決めたい | エージェント3社。担当者に期限を明確に伝える |
第二新卒で職種を変えるなら、エージェント中心が圧倒的に有利です。未経験可の求人は求人票からは判別しにくく、担当者に「未経験で入った人が実際にいるか」を聞けるかどうかが差になります。
エージェントの比較は第二新卒の転職エージェントおすすめ9選にまとめています。
4. サイト選びで見るべき3点
「どのサイトか」を決める段階では、次の3点だけを見てください。
| 見る点 | 確認方法 |
|---|---|
| 第二新卒・20代の求人が実際にあるか | 「未経験可」+志望職種で検索し、件数を見る |
| 自分の地域の求人があるか | 勤務地で絞り込んで件数を見る |
| 志望職種の求人があるか | 職種で絞り込んで件数を見る |
ランキング記事の順位ではなく、実際に検索して件数を見てください。3分で終わりますし、これが唯一確実な判断方法です。
4-1. 大手総合型と特化型の違い
| 型 | 特徴 |
|---|---|
| 大手総合型 | 求人数が最多。ただし経験者向けが中心で、第二新卒枠は探しにくい |
| 第二新卒・20代特化型 | 求人数は少ないが、未経験可の比率が高い。書類対策の支援も手厚い |
| 業界特化型 | IT・SaaS・医療など。その業界に絞るなら最も効率的 |
| 地域特化型 | 地方の中小企業に強い |
第二新卒は「特化型を主、総合型を従」で組むのが基本です。総合型だけだと、経験者向けの求人ばかりに当たります。
5. 登録してすぐやるべきこと
| 型 | 登録直後にやること |
|---|---|
| エージェント型 | 面談日を確保する(登録だけでは何も進みません) |
| スカウト型 | 現職と関連会社をブロック設定する |
| スカウト型 | 職務経歴を7割でいいので埋める(空欄だと届きません) |
| 自己応募型 | 検索条件を保存して、新着通知だけオンにする |
| 全部 | メールをフォルダ分けする(受信箱が埋まります) |
スカウト型のブロック設定は、登録したその場でやってください。後回しにすると必ず忘れます。
6. 落ちる使い方5つ
| 型 | 何が起きるか |
|---|---|
| 登録しすぎ型 | 6サイト以上登録し、メールに埋もれて全部使わなくなる |
| 登録だけ型 | エージェントに登録したが面談を入れず、何も進まない |
| ランキング盲信型 | 順位で選び、自分の職種の求人がないサイトを使う |
| 併用非申告型 | エージェント複数社に併用を伝えず、同じ企業に重複応募する |
| ブロック忘れ型 | スカウト型で現職に見つかる |
最も多いのが登録しすぎ型です。4〜6で止めてください。
7. 併用するときの管理方法
複数使うなら、応募先の管理は自分でやってください。
管理する項目(エクセルかスプレッドシートで十分)
① 企業名
② 応募経路(どのエージェント/どのサイトから)
③ 応募日
④ 選考状況(書類/一次/二次/最終)
⑤ 次のアクションと期日
②が最重要です。同じ企業に2つの経路から応募すると、選考自体が無効になることがあります。エージェント同士は情報を共有しないので、防げるのはあなただけです。
8. サイト経由が有利になる場面
エージェント中心を推奨しましたが、自己応募のほうが通りやすい場面もあります。
- 企業がエージェント経由の採用コストを避けたい場合(中小企業に多い)
- 応募のタイミングが早い場合(エージェントの紹介より先に届く)
- 地方の企業(そもそもエージェントを使っていない)
- 求人が出たばかりの場合
気になる企業が自己応募型に出ていたら、エージェントの紹介を待たずに直接応募して構いません。ただし、すでにエージェントから紹介されている企業には、絶対に自分で応募しないでください。
9. よくある質問
転職サイトとエージェント、どちらが有利ですか
第二新卒で職種を変えるならエージェントが有利です。未経験可の求人は求人票から判別しにくく、担当者に実態を聞けるかどうかが差になります。ただし自己応募型でしか出会えない求人もあるため、併用してください。
何社登録すればいいですか
合計4〜6です。エージェント2〜3社、スカウト型1〜2、自己応募型1。それ以上は連絡と日程の管理が回らなくなります。
スカウトが全然来ません
経歴が埋まっていない可能性が高いです。スカウト型は、登録情報の量でヒットの数が決まります。職務経歴を7割以上埋めてください。詳しくはスカウト型転職サイトの使い方を参照してください。
無料なのはなぜですか
採用が決まったときに、企業が費用を払う仕組みだからです。求職者側の負担は一切ありません。エージェントもサイトも同じ構造です。
現職にバレませんか
スカウト型では、設定を忘れるとバレる可能性があります。登録直後に現職と関連会社をブロックしてください。エージェントと自己応募型は、こちらから応募しない限りバレません。
在職中でも使えますか
使えます。むしろ在職中の利用が前提です。面接の日程調整をエージェントに任せられるのが最大のメリットになります。進め方は在職中の転職活動を参照してください。
地方在住でも求人はありますか
あります。ただし大手エージェントは都市部中心なので、地域特化のエージェントか自己応募型を主に使ってください。ハローワークの求人も、中小企業では有力な選択肢です。
退会したいときはどうすればいいですか
各サイトの設定画面から退会できます。エージェントの場合は、担当者に一報を入れるのが丁寧です。転職が決まったら、使っていないサービスは退会して構いません。
10. まとめ
転職サイトは、順位ではなく役割で選んでください。
今夜やる3つのこと
① エージェント2〜3社、スカウト型1〜2、自己応募型1に絞る(合計4〜6)
② 候補のサイトで「未経験可」+志望職種+勤務地で検索し、件数を見る。ランキングより確実です
③ スカウト型に登録したら、その場で現職と関連会社をブロックする
②は3分で終わります。自分の条件で求人が10件も出ないサイトは、あなたにとっては良いサイトではありません。
この先、読むべき記事
- スカウト型転職サイトの使い方|第二新卒が登録直後にやる3つの設定(スカウト型の詳細)
- 第二新卒の転職エージェントおすすめ9選|2ヶ月で2社内定した実体験完全ガイド(エージェントの比較)
- 転職エージェントの面談|第二新卒が聞かれる12のことと準備しておくもの(面談の準備)
- 求人検索エンジンの使い方|第二新卒が転職サイトと使い分ける基準(求人の量と相場を調べる)
- ハローワークの使い方|第二新卒がエージェントと使い分ける基準(地方・中小を狙うなら)
- 在職中の転職活動|第二新卒が働きながら2ヶ月で決める段取りと面接の入れ方(在職中の進め方)
この記事を書いた人
木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。
23歳で上場企業子会社に新卒入社し、飲食・宿泊・レジャー領域のメディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた経験を持つ。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。現在は自分の会社を経営している。