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エージェントとの連絡頻度|手段の使い分けと返信の目安【2026年版】

木戸 悠介 なぜキャリア? 編集長 公開 2026年9月6日 読了 約15分
エージェントとの連絡頻度|手段の使い分けと返信の目安【2026年版】

登録した翌日から、エージェントの担当者から連絡が来るようになった。電話が仕事中に鳴る、チャットの通知が止まらない、求人紹介のメールが1日に何通も届く。

逆のパターンもあります。登録して1週間、何も連絡が来ない。こちらから送ったメールの返信も3日来ない。

どちらも、最初に連絡の「型」を決めていないことが原因です。担当者は、応募者ごとの都合を知りません。何も言わなければ、その担当者のやり方で連絡が来ます。

この記事では、手段ごとの使い分け、返信の速さの目安、連絡が多すぎる/少なすぎるときの調整のしかたを整理します。

1. 結論:最初に決めるのは3つ

①主な連絡手段を1つ決める。メールかチャットか。電話は緊急時のみにする、と最初に伝えます。

②連絡可能な時間帯を伝える。「平日は19時以降、土曜は終日対応できます」と最初の面談で言っておきます。

③返信の目安を共有する。「24時間以内に返します」と自分から言うと、相手も同じ基準で動きます。

この3つを初回面談の最後に伝えるだけで、その後の連絡は大きく変わります。伝えないと、担当者は日中に電話をかけ続けます。

2. 手段ごとの使い分け

手段向いている用件返信の目安
メール求人紹介、書類のやり取り、記録が必要な話24時間以内
チャット短い確認、日程の返答半日以内
電話当日の変更、面接直前の連絡すぐ
オンライン面談方針の相談、書類の相談予約制

記録が残る手段を主にしてください。電話中心にすると、話した内容が後から確認できません。「言った・言わない」が起きやすいのは、年収の希望と入社可能日です。

電話を減らしたいときの伝え方

「日中は業務中で電話に出られないことが多いので、基本はメールでご連絡いただけますでしょうか。急ぎの場合は、留守番電話に入れていただければ、休憩時間に折り返します」

「電話は困る」ではなく「この時間なら出られる」という言い方にすると、角が立ちません。

手段を1つに決める理由

メールとチャットの両方を並行して使うと、どちらに何を送ったか分からなくなります。求人の紹介履歴を後から見返すとき、2か所に散っていると照合できません。

主な手段を1つに決めて、もう一方は補助にしてください。担当者側も、応募者ごとに1本化されているほうが管理しやすくなります。

3. 編集長の実体験:連絡の型を決めていなかった

私が第二新卒で登録したとき、最初の1週間は毎日電話が来ました。担当者は昼と夕方の2回、決まって電話をかけてきました。

営業をしていたので、日中は外出しています。出られないまま、着信だけが溜まりました。

担当者「なかなかお電話がつながらないので、心配していました」

私「日中は訪問先にいるので、出られないことが多くて」

担当者「では、何時ごろでしたら大丈夫ですか」

私「19時以降なら確実です。あと、簡単な用件はメールのほうが助かります」

担当者「承知しました。求人の紹介はメールでお送りしますね」

この1往復で解決しました。それまでの1週間は、お互いに時間を無駄にしていただけでした。

もう一つ変えたのは、こちらからの報告です。それまでは、聞かれたら答える形でした。

私「今週、他社経由で2社出しました。〇〇社と△△社です」

担当者「共有ありがとうございます。重複を避けられるので助かります」

週に1回、進捗を自分から送るようにしたら、紹介の精度が上がりました。担当者からすると、どの求人が刺さっているかが分かるからです。

担当者「先週お送りした3件のうち、〇〇社だけ反応が早かったので、似た規模の会社を集めました」

連絡は、受け取るものではなく設計するものだと分かりました。

チャットを使う場合の注意

チャットは返信が速い一方で、記録が流れます。年収の希望、入社可能日、応募先の企業名といった重要な情報は、必ずメールでも一度送ってください。

後から確認が必要になる情報をチャットだけで済ませると、認識のずれが起きたときに追えなくなります。

4. 頻度の目安

時期エージェントからの連絡こちらからの連絡
登録直後〜面談まで2〜3日に1回予定の返答のみ
面談後〜応募開始週2〜3回(求人紹介)求人への返答を24時間以内
選考が進行中週1〜2回週1回、進捗をまとめて送る
内定〜承諾随時都度すぐ
活動を休止中月1回程度再開時に連絡

選考中は、週1回の定例報告を自分から送るのが最も効率的です。担当者からの確認連絡が減り、紹介の精度が上がります。

週次報告の型

〇〇様

今週の状況をまとめてお送りします。

・〇〇社:一次面接通過、来週二次 ・△△社:書類提出済み、結果待ち ・□□社:見送りとなりました

他社経由では2社に応募しています(〇〇社、××社)。

来週は面接準備に時間を使う予定です。新しい求人は、〇〇社に近い規模の会社があれば拝見したいです。

5行で済みます。これを週1回送るだけで、担当者との連絡回数は半分になります。

報告を送るタイミング

金曜の夕方か、日曜の夜が向いています。金曜に送ると翌週の紹介に反映され、日曜に送ると月曜の朝一で読まれます。

避けたいのは、月曜の日中です。担当者が週の予定を組む時間帯なので、後回しにされやすくなります。

5. 連絡が多すぎるときの調整

状況伝え方
電話が多い「基本はメールで、急ぎのみお電話でお願いします」
求人紹介が多すぎる「条件に合うものだけ、週2〜3件に絞っていただけますか」
同じ求人が何度も来る「見送った求人は記録していただけますか」
深夜・早朝に来る「〇時以降は翌日確認します」と伝える
複数の担当者から来る「窓口を一本化していただけますか」

2番目は遠慮せずに言ってください。紹介の量が多いと、こちらの返信が追いつかず、結果的に全部を放置することになります。

断ることを謝らない

紹介を断るときに「申し訳ありません」を毎回付ける必要はありません。「今回は見送ります。理由は勤務地です」と、理由を1つ添えるほうが有益です。理由が蓄積されると、次の紹介が合ってきます。

求人紹介の量を減らす前に確認すること

紹介が多すぎると感じたとき、量そのものより条件の伝え方に問題があることがあります。「年収は現状維持以上」「勤務地は都内」といった大きな条件だけを伝えていると、該当する求人が数百件になります。

条件は「必ず満たしてほしいもの」を3つに絞って伝えてください。「土日休み」「転勤なし」「未経験可の企画職」のように具体的にすると、紹介は自然に週2〜3件まで減ります。

逆に、条件を細かく出しすぎると紹介が止まります。3つが最も動きやすい数です。

6. 連絡が来ないときの動かし方

放置されていると感じたら、次の順で動きます。

  1. 期限を切って聞く。「〇〇社の結果について、いつ頃分かりそうでしょうか」と、具体的な案件を指定します。
  2. 状況を伝える。「他社の選考が進んでおり、〇日までに判断したいと考えています」
  3. それでも動かなければ、担当変更か他社追加。2週間動きがなければ、1社に依存するのをやめます。

「連絡がありません」という抽象的な催促は効きません。案件名と期限を入れてください。

期限を切るときの文面

〇〇様

〇〇社の書類選考の結果について、現時点での状況を教えていただけますでしょうか。他社の選考が進んでおり、〇月〇日までに全体の判断をしたいと考えています。

お手数ですが、今週中にご連絡いただけますと助かります。

「今週中に」と期限を明示してください。期限のない依頼は、後回しにされます。担当者は複数の応募者を並行して見ているため、期限のあるものから処理します。

7. やってはいけない5つ

対応何が起きるか
求人紹介に返信しない優先度が下がり、紹介が止まる
電話に出ないまま放置する意思確認ができず、推薦が止まる
すべての連絡を電話で受ける記録が残らず、条件の認識がずれる
他社経由の応募を伝えない重複応募が起きる
活動を止めたことを言わない紹介が続き、双方が消耗する

1番目が最も多いです。興味のない求人でも、「今回は見送ります」の1行だけは返してください。返信率は、担当者が優先度を決める材料になっています。

担当者が変わったとき

異動や退職で担当者が変わることがあります。そのときは連絡の型をもう一度伝えてください。引き継ぎのメモに、連絡手段や時間帯までは書かれていないことが多いためです。

同時に、これまでの応募状況を5行で送っておくと、引き継ぎ後の紹介が早く再開します。

8. 進め方と時間配分

段階時間やること
初回面談の最後3分手段・時間帯・返信目安の3つを伝える
求人紹介への返信1件5分24時間以内に可否を返す
週次報告10分金曜または日曜に5行送る
調整が必要なとき5分頻度や手段の希望を1通で伝える

週あたり40分ほどです。この時間を確保すると、担当者からの確認連絡が減るため、結果的に総時間は短くなります。

9. よくある質問

求人紹介のメールには全部返信すべきですか

返信してください。「今回は見送ります。勤務地が条件と合いませんでした」の2行で十分です。理由を1つ添えると、次の紹介の精度が上がります。

返信が遅れてしまいました

遅れた理由を書かずに、内容だけ返してください。「ご連絡が遅くなりました」の一言で足ります。数日程度なら、優先度に大きく影響しません。

担当者から電話が来ますが、出られません

出られる時間帯を明示してください。「平日は19時以降、土曜は終日」といった形で伝えると、その時間に合わせてもらえます。

深夜や休日に連絡が来ます

対応する必要はありません。翌営業日に返せば十分です。気になる場合は「〇時以降のご連絡は翌日確認します」と一度伝えてください。

複数のエージェントを使っていると連絡が多くなりませんか

なります。そのため、主に使う1社と、補助の1社を決めてください。補助の側には「良い求人があればご連絡ください」と伝えておくと、頻度が下がります。

進捗の報告は毎回必要ですか

週1回のまとめで十分です。都度報告すると、こちらの負担が増えます。ただし、内定・辞退・他社経由の応募は、その都度すぐ伝えてください。

連絡を減らしたいと言うと、紹介も減りませんか

減りません。減るとしたら、頻度ではなく返信率が原因です。頻度を減らしても、来た求人にきちんと返していれば優先度は保たれます。

一時的に活動を止めたいときはどうしますか

その旨を伝えてください。「〇月まで業務が繁忙のため、活動を止めます」の一文で構いません。連絡せずに放置すると、紹介が届き続けます。

10. まとめ:今週やる3つのこと

エージェントとの連絡は、受け身でいると相手のやり方になります。最初に型を決めておけば、その後は自動的に回ります。

1. 連絡の型を1通で送る。「基本はメール、急ぎは電話、平日19時以降なら確実に出られます、返信は24時間以内にします」。この4点だけです。

2. 週次報告の型をメモに作る。選考中の会社、結果待ち、見送り、他社経由の応募。5行で済みます。金曜か日曜に送ってください。

3. 未返信の求人紹介に、今日中に返す。見送る場合も理由を1つ添えます。返信率が、次の紹介の量を決めています。

連絡は設計できます。最初の3分で、その後の数か月が変わります。

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この記事を書いた人

木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。1996年生まれ、神戸市出身。

23歳で上場企業子会社に新卒入社し、メディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。その後スタートアップに3人目の社員として参画し、現在は自分の会社を経営している。