転職エージェント面談の服装|第二新卒が迷わないための判断基準【2026年版】
〜面接ではありませんが、担当者はあなたを企業に推薦する立場です〜
転職エージェントとの面談は、選考ではありません。
合否が出るものでもありません。
ただし、服装をまったく気にしなくてよい、というわけでもありません。
理由は1つです。
担当者は、あなたを企業に推薦する立場だからです。
担当者は、面談での印象を推薦文に書きます。
そして、「面接に出しても問題ない候補者か」を、無意識に判断しています。
だから、極端にラフな服装は避けた方がよい、というのが結論です。
とはいえ、スーツである必要もありません。
この記事では、状況別の判断基準を整理します。
1. 結論:状況別の服装
| 状況 | 推奨する服装 |
|---|---|
| 対面・指定なし | オフィスカジュアル |
| 対面・「私服で構いません」 | オフィスカジュアル |
| オンライン | 上半身がきちんと見える服装 |
| 在職中・仕事帰り | そのままの服装で可(一言添える) |
| 在職中・私服勤務の会社から | オフィスカジュアル |
基本は、オフィスカジュアルです。
スーツでも問題はありませんが、必須ではありません。
そして、在職中で仕事帰りに面談を受ける場合は、そのままの服装で構いません。
その場合、一言添えてください。
「仕事帰りでこの服装のまま参りました。失礼いたします。」
担当者は、在職中の候補者が多いことを理解しています。
2. オフィスカジュアルの基準
「オフィスカジュアル」の範囲を、具体的に整理します。
男性
| 項目 | 推奨 | 避ける |
|---|---|---|
| トップス | 襟付きシャツ、ポロシャツ | Tシャツ、パーカー |
| 上着 | ジャケット(任意) | — |
| ボトムス | チノパン、スラックス | 短パン、ダメージジーンズ |
| 靴 | 革靴、きれいめのスニーカー | サンダル、汚れた靴 |
| 色 | 落ち着いた色 | 派手な柄 |
女性
| 項目 | 推奨 | 避ける |
|---|---|---|
| トップス | ブラウス、カットソー | 露出の多いもの |
| 上着 | カーディガン、ジャケット(任意) | — |
| ボトムス | スラックス、膝丈のスカート | 短すぎるもの |
| 靴 | パンプス、きれいめのフラット | サンダル、高すぎるヒール |
| 色 | 落ち着いた色 | 派手な柄 |
共通して重要なのは、清潔感です。
しわ、汚れ、毛玉がないかを、前日に確認してください。
高価な服である必要はありません。
3. 編集長の実体験:仕事帰りのスーツで行った
私が第二新卒で転職活動をしていたとき、エージェントの面談は仕事帰りに受けていました。
前職では、営業だったのでスーツ勤務でした。
そのため、面談にはスーツで行きました。
初回の面談で、担当者にこう言われました。
担当者「お仕事帰りですか」
私「はい。19時に上がって、そのまま来ました」
担当者「お疲れ様です。スーツじゃなくても大丈夫ですよ」
私「そうなんですか」
担当者「うちは選考じゃないので。ただ、あまりにラフだと、面接の場を想像しにくくなるので、そこだけです」
私「ラフというのは」
担当者「短パンとサンダルで来られた方がいて、そのときは正直、面接のときの服装を確認しました。そこまでいくと、企業に推薦するときに気になります」
この会話で、基準が分かりました。
スーツである必要はありません。
ただし、「面接の場を想像できる程度」の服装であることが求められます。
ここで学んだのは、面談の服装は、担当者が「この人を企業に出せるか」を判断する材料の1つになるということです。
過度に気にする必要はありませんが、極端にラフなのは避けるべきです。
4. オンライン面談の場合
近年は、オンラインでの面談が主流です。
服装
| 項目 | 注意点 |
|---|---|
| 上半身 | 襟付きのシャツ、またはきれいめのトップス |
| 下半身 | 画面に映らないが、立つ可能性を考慮 |
| 色 | 白より、淡いブルーやグレーが映りやすい |
| 柄 | 細かい柄は、画面で崩れることがある |
白いシャツは、照明によって顔が暗く映ることがあります。
淡いブルーやグレーの方が、画面上の見え方が安定します。
服装以外の準備
| 項目 | 確認すること |
|---|---|
| 背景 | 無地の壁、または背景ぼかし |
| 照明 | 顔が暗くならないか(正面からの光) |
| カメラの位置 | 目線の高さ |
| 音声 | マイクが正常に動くか |
| 通信 | 有線または安定したWi-Fi |
照明が最も重要です。
逆光になると、顔が暗く映ります。
窓を背にせず、正面から光が当たる位置に座ってください。
オンラインの環境準備については、Web面接の記事にもまとめています。
5. 在職中の面談での注意点
在職中に面談を受ける場合、時間帯によって注意点があります。
| 時間帯 | 注意点 |
|---|---|
| 平日の日中 | 有給または半休が必要 |
| 平日の夜(19時以降) | 仕事帰りの服装で可 |
| 土日 | 私服で問題なし |
平日の日中に面談を受ける場合、注意が必要です。
普段スーツで出社している人が、その日だけ私服で出社すると、不自然に見えます。
逆に、私服勤務の会社に勤めていて、その日だけスーツで出社するのも同様です。
在職中の転職活動については、専用の記事にまとめています。
会社に気づかれないために
| 対策 | 内容 |
|---|---|
| オンライン面談を選ぶ | 移動が不要 |
| 夜または土日に設定する | 勤務時間外 |
| 服装を変えない | 普段と同じ服装で出社 |
| 有給を分散させる | 集中して取らない |
最も確実なのは、オンライン面談です。
移動が不要で、服装も上半身だけで済みます。
6. 持ち物
| # | 持ち物 | 必要度 |
|---|---|---|
| ① | 職務経歴書(あれば) | 高 |
| ② | 履歴書(あれば) | 中 |
| ③ | メモ帳とペン | 必須 |
| ④ | 現年収が分かるもの | 高 |
| ⑤ | 質問リスト | 高 |
| ⑥ | 身分証明書 | 中(求められる場合あり) |
④を用意してください。
面談では、現在の年収を聞かれます。
額面の年収、基本給、賞与の実績、みなし残業の有無。これらを答えられる状態にしてください。
源泉徴収票を写真に撮っておくか、内訳をメモしておくと確実です。
年収の伝え方については、専用の記事にまとめています。
①がない場合
職務経歴書が未完成でも、面談は受けられます。
むしろ、初回の面談で相談してから作る方が効率的です。
その場合、次のメモだけ持参してください。
| メモする内容 |
|---|
| 会社名、在籍期間、職種 |
| 担当していた業務 |
| 数字(件数、金額、人数) |
| 転職を考えている理由 |
7. 当日の流れ
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 5〜10分前 | 到着(オンラインなら接続) |
| 最初の5分 | 挨拶、サービスの説明 |
| 20〜30分 | 経歴と希望のヒアリング |
| 15〜20分 | 求人の紹介、市場の状況の説明 |
| 最後の10分 | 質問、今後の進め方 |
全体で60〜90分が一般的です。
オンラインの場合、5分前には接続してください。
接続の不具合があった場合、その場で対応できます。
遅れる場合
必ず、事前に連絡してください。
「お世話になっております。◯◯です。電車の遅延により、10分ほど遅れる見込みです。大変申し訳ございません。」
連絡せずに遅れると、企業への推薦の際に懸念材料になります。
8. 面談で見られていること
服装以外に、次の点が見られています。
| 項目 | 見られること |
|---|---|
| 時間 | 遅れないか、連絡があるか |
| 受け答え | 質問に対して、簡潔に答えられるか |
| 整理されているか | 経歴を自分の言葉で説明できるか |
| 志望の方向 | 何がしたいかが定まっているか |
| 態度 | 基本的なマナー |
3行目が、推薦文に反映されます。
「面談時の受け答えが的確で、自分の考えを構造的に説明される方です」という一文は、担当者が書くものです。
これは、応募者本人には書けません。
推薦文の中身については、専用の記事にまとめています。
そして、「何がしたいか決まっていない」ことは、正直に言って構いません。
ただし、「避けたいこと」は3つ言えるようにしてください。
9. よくある質問
エージェントとの面談は、スーツで行くべきですか?
必須ではありません。オフィスカジュアルで問題ありません。ただし、極端にラフな服装(短パン、サンダルなど)は避けてください。
「私服で構いません」と言われました。
オフィスカジュアルにしてください。「私服可」は、スーツでなくてよいという意味であり、何でもよいという意味ではありません。Tシャツやダメージジーンズは避けてください。
仕事帰りにスーツで行っても、問題ありませんか?
問題ありません。むしろ自然です。「仕事帰りでこの服装のまま参りました」と一言添えれば十分です。
オンライン面談では、何を着ればいいですか?
上半身がきちんと見える服装にしてください。襟付きのシャツ、またはきれいめのトップスです。白より、淡いブルーやグレーの方が画面での見え方が安定します。
職務経歴書がなくても、面談を受けられますか?
受けられます。むしろ、初回の面談で相談してから作る方が効率的です。ただし、会社名、期間、職種、業務内容、数字はメモして持参してください。
現年収は、正確に答える必要がありますか?
正確に答えてください。額面の年収、基本給、賞与の実績、みなし残業の有無を伝えます。内定後に源泉徴収票の提出を求められることがあり、そこで差が判明します。
面談は選考ではないのに、なぜ服装を気にするのですか?
担当者は、あなたを企業に推薦する立場だからです。面談での印象は、推薦文に反映されます。「面接に出しても問題ない候補者か」を、無意識に判断しています。
平日の日中に面談を受けたいのですが、在職中です。
オンライン面談を選ぶか、夜または土日に設定してください。平日の日中に受ける場合、有給または半休が必要になります。普段と違う服装で出社すると、不自然に見えます。
10. まとめ:前日にやる3つのこと
エージェントとの面談は選考ではありませんが、担当者はあなたを企業に推薦する立場です。
スーツである必要はありませんが、オフィスカジュアルを基準にしてください。
前日にやること
① 服装を用意し、しわ・汚れを確認する(オンラインなら上半身)
② 現年収の内訳をメモする(額面・基本給・賞与・みなし残業の有無)
③ 「避けたいこと」を3つ書き出す
目安時間:合計30分
②を必ずやってください。
面談では、必ず現年収を聞かれます。
そして、③があると、紹介される求人の精度が上がります。
「何がしたいか決まっていない」は正直に言って構いませんが、「避けたいこと」は言えるようにしてください。
この先、読むべき記事
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- 現年収の伝え方|第二新卒が盛らずに交渉を有利にする書き方(年収の伝え方)
- エージェントにどこまで正直に話すか|第二新卒が隠すと不利になる5つ(情報の伝え方)
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この記事を書いた人
木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。
23歳で上場企業子会社に新卒入社し、飲食・宿泊・レジャー領域のメディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた経験を持つ。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。現在は自分の会社を経営している。