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成果が数字で測れない職種|第二新卒が実績を作る方法【2026年版】

木戸 悠介 なぜキャリア? 編集長 公開 2026年9月6日 読了 約18分
成果が数字で測れない職種|第二新卒が実績を作る方法【2026年版】

〜数字がないのではなく、まだ測っていないだけです〜

「営業なら売上があるけど、自分の仕事は数字にならない」

事務、総務、人事、経理、サポート。これらの職種では、評価の場でも転職の書類でも、この壁に当たります。

ただ、数字がないわけではありません。測っていないだけのことがほとんどです。

この記事では、数字にする切り口と、記録の残し方を整理します。

1. 結論:切り口は3つ

数字にする3つの切り口

(何件、何名、いくら)

時間(かかっていた時間、短縮した時間)

正確さ(ミスの件数、差し戻しの回数)

②が最も書きやすく、最も評価されます。

「月◯時間の作業を△時間にした」は、どの職種でも成立します。

2. なぜ数字が出にくいのか

構造的な理由があります。

理由内容
支える仕事だから成果は他の人の数字に現れる
起きなかったことが成果問題を防いだことは見えない
定型業務が多いできて当たり前とされる
測る習慣がない誰も記録していない

4つめが、実は最も大きな理由です。

営業には売上を測る仕組みがありますが、事務には測る仕組みがないことが多くあります。

自分で測り始める

会社が測っていないなら、自分で記録します。

1ヶ月続けるだけで、書ける数字が生まれます。

3. 量で測る

最も単純な切り口です。

職種測れるもの
事務処理した件数、扱った書類の数
経理仕訳の件数、担当した社数
人事面接の設定件数、採用した人数
総務対応した依頼の件数
サポート問い合わせの対応件数

1ヶ月あたりの件数を出すと、規模が伝わります。

規模も添える

件数だけでなく、扱う対象の大きさも書けます。

  • 従業員何名分の給与計算
  • 何社分の請求処理
  • 何拠点分の備品管理

これらは、業務の難易度を示す材料になります。

職種別の測りやすい指標

自分の職種で何が測れるかを、先に見当をつけます。

職種測りやすいもの
一般事務処理件数、対応時間、差し戻し件数
経理担当社数、締めの日数、仕訳件数
人事面接設定数、入社数、離職率の変化
総務依頼の対応件数、契約の見直しによる削減額
法務契約書のレビュー件数、対応日数
情報システム問い合わせ件数、解決までの時間

「対応までの日数」は、どの職種でも使える指標です。

依頼を受けてから返すまでの日数を短くしたことは、相手にとって明確な価値になります。

4. 時間で測る

最も評価されやすい切り口です。

やること測り方
現状を測るある業務に、月何時間かかっているか
改善する手順を減らす、まとめる、自動化する
効果を測る改善後、月何時間になったか
差を出す削減した時間

1つめが起点です。

いまかかっている時間を知らないと、削減した時間も出せません。

測り方

  • 1週間、業務ごとの時間を記録する
  • 1件あたりの平均を出す
  • 月の件数をかける

おおよそで構いません。

正確な計測より、桁が合っていることのほうが重要です。

改善の例

  • 毎回作っていた資料を、様式にした
  • 3人に確認していたものを、1人にした
  • 手入力していたものを、取り込みに変えた

3つめは、特に効果が大きくなります。

5. 正確さで測る

見えにくいものを、見える形にします。

測るもの出し方
ミスの件数月あたり何件
差し戻しの回数提出物が戻ってきた回数
期限の遵守期限内に提出した割合
問い合わせの再発同じ質問が来た回数

2つめは、記録が残っていることが多くあります。

システム上の履歴から、遡って数えられます。

「起きなかったこと」を示す

問題を防いだことは、数字になりにくいものです。

ただし、仕組みを作ったことは書けます。

「チェックの手順を追加し、その後の差し戻しがゼロになった」という形です。

改善のネタの見つけ方

何を改善するかは、日々の中に手がかりがあります。

手がかり見るところ
面倒だと感じる作業手順が多い可能性
何度も同じ質問が来る説明の仕組みが足りない
締切間際に慌てる前倒しできる工程がある
他の人に確認が必要権限か手順の問題

2つめが最も取り組みやすい対象です。

よく来る質問を一覧にして共有するだけで、問い合わせの件数が減ります。その差が、そのまま数字になります。

6. 記録の残し方

その都度、残す習慣を作ります。

記録すること頻度
処理した件数月末に集計
改善したことその都度
かかった時間改善の前後で測る
受けた評価面談の後に書く
感謝された場面その都度メモ

5つめは、書類には書きにくいものの、面談で使えます。

「他部署から◯◯の依頼を受けるようになった」といった形で、範囲の広がりを示せます。

月に1回、10分で足りる

月末に10分だけ、その月の記録をまとめます。

1年続ければ、評価面談でも転職の書類でも困りません。

記録の様式

  • 今月の件数
  • 今月やった改善
  • 削減できた時間
  • 新しく担当した業務

この4項目で足ります。

他部署からの評価を集める

数字にならない部分は、言葉で残します。

  • 依頼してきた部署の数
  • 「◯◯さんに頼みたい」と指名された回数
  • 他部署から相談を受けるようになった時期

1つめは、数えられる指標です。

担当が1部署から4部署に広がったなら、それは範囲の拡大として書けます。

7. 評価面談での伝え方

数字を用意して臨みます。

伝え方受け取られ方
「頑張りました」評価できない
「月◯件を処理しました」量は伝わる
「◯◯の手順を見直し、月△時間を短縮しました」改善として評価される
「差し戻しが月◯件から△件に減りました」質の向上として伝わる

3つめと4つめが、評価につながる形です。

事前に伝えておく

期の途中で、取り組んでいることを共有します。

「◯◯の手順を見直しています」と1on1で伝えておくと、期末に驚かれません。

評価する側も、知らないことは評価できません。

8. 職務経歴書への書き方

転職のときにも、同じ材料を使います。

書き方
量と規模「従業員300名分の給与計算を担当」
改善と効果「月次処理の手順を見直し、締めを2営業日短縮」
正確さ「差し戻し件数を月10件から2件に削減」
範囲の広がり「担当を1部署から4部署へ拡大」

2つめの形が、最も通りやすくなります。

何をして、何が変わったかが1文で伝わります。

数字がどうしても出ない場合

  • 担当した期間
  • 関わった人数
  • 扱った対象の種類

これらでも、規模は伝わります。

「3年間、月次と年次の決算を担当」という書き方でも、経験の量は伝わります。

9. よくある質問

事務職なので、書ける数字がありません

処理した件数、かかっている時間、ミスや差し戻しの件数の3つは、どの職種でも測れます。会社が測っていないなら、自分で1ヶ月記録してみてください。それだけで、書ける数字が生まれます。数字がないのではなく、まだ測っていないだけです。

時間を測るのが面倒です

1週間だけ、業務ごとの時間を記録してください。1件あたりの平均を出し、月の件数をかければ、おおよその時間が出ます。正確な計測より、桁が合っていることのほうが重要です。この1週間の記録が、その後ずっと使えます。

改善しても、評価されている実感がありません

期の途中で共有していない可能性があります。「◯◯の手順を見直しています」と1on1で伝えておいてください。評価する側も、知らないことは評価できません。期末にまとめて伝えると、実感が薄くなります。

問題を防いだことは、どう書きますか

仕組みを作ったことを書いてください。「チェックの手順を追加し、その後の差し戻しがゼロになった」という形です。起きなかったことそのものは数字になりませんが、そのために何をしたかは書けます。

支える仕事だと、成果が他の人の数字になります

自分の関与を切り出して書いてください。「営業6名の見積もり作成を担当し、提出までの日数を平均3日から1日に短縮」といった形です。全体の売上ではなく、自分が動かした部分を数字にすれば、貢献が伝わります。

どのくらいの頻度で記録すればいいですか

月に1回、10分で足ります。今月の件数、やった改善、削減できた時間、新しく担当した業務の4項目です。1年続ければ、評価面談でも転職の書類でも困りません。まとめて思い出すのは、ほぼ不可能です。

面談で「頑張りました」以外に何を言えばいいですか

数字を用意して臨んでください。「月◯件を処理しました」で量は伝わりますが、「◯◯の手順を見直し、月△時間を短縮しました」まで言えると改善として評価されます。事前に記録があれば、その場で作る必要はありません。

どうしても数字が出ない業務があります

担当した期間、関わった人数、扱った対象の種類でも規模は伝わります。「3年間、月次と年次の決算を担当」という書き方でも、経験の量は伝わります。すべてを数字にする必要はありません。

10. まとめ:測っていないだけ、が大半

今週やる3つのこと

自分の主な業務を3つ挙げ、1週間かかる時間を記録する

先月処理した件数を、数えられる範囲で出す

月末にまとめる4項目の様式を作る

数字が出ない職種はありません。測る仕組みがないだけです。

自分で1ヶ月測り始めれば、評価の場でも書類でも使える材料が生まれます。

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この記事を書いた人

木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。1996年生まれ、神戸市出身。

23歳で上場企業子会社に新卒入社し、メディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。その後スタートアップに3人目の社員として参画し、現在は自分の会社を経営している。