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面接・選考対策

面接の逆質問|第二新卒がそのまま使える30例と聞いてはいけない質問【2026年版】

木戸 悠介 なぜキャリア? 編集長 公開 2026年9月5日 読了 約19分
面接の逆質問|第二新卒がそのまま使える30例と聞いてはいけない質問【2026年版】

〜「何か質問はありますか」は、質問の時間ではなく最後の採点です。そのまま使える30例を相手別に置いておきます〜

面接の最後に必ず来る、あの質問。

「最後に、何かご質問はありますか」

ここで「特にありません」と答えて落ちた人を、私は何人も見てきました。逆に、ここでの1問だけで評価がひっくり返った人も見ています。

逆質問は質問の時間ではなく、最後の採点です。しかも、相手が誰かによって聞くべきことが変わります。人事に事業戦略を聞いても意味がなく、役員に有給の取り方を聞くのは危険です。

この記事では、第二新卒がそのまま使える逆質問30例を、相手別・目的別に整理します。

1. 結論:逆質問で見られているのは3つ

逆質問で見られている3つ

調べてきたか:ホームページを見れば分かることを聞いていないか

入社後を具体的に想像しているか:働く姿が見えている人の質問か

相手を見て聞いているか:その人が答えられることを聞いているか

落ちる原因のほとんどが①、差がつくのが②です。

③を外す人が意外に多いので注意してください。最終面接の役員に現場の細かい運用を聞いても答えは返ってきませんし、逆に一次面接の人事に3年後の事業投資を聞いても浮きます。

2. なぜ「特にありません」で落ちるのか

2-1. 志望度が低いと解釈される

採用側は、複数の候補者を比較しています。同じくらいの経歴の2人がいて、片方が「特にありません」、もう片方が「◯◯についてお伺いしたいのですが」だった場合、迷わず後者を残します。

質問がないこと自体が問題なのではありません。質問が出るほど調べてこなかったと解釈されることが問題です。

2-2. 第二新卒は「またすぐ辞めないか」を見られている

第二新卒の面接では、必ず定着性が見られます。逆質問は、入社後を具体的に想像している証拠を出せる最後の機会です。

「入社後の1年で、どこまで任されますか」という質問は、それ自体が「働き続ける前提で考えています」というメッセージになります。

2-3. 逆質問はこちらの選考でもある

忘れられがちですが、逆質問は入社後のミスマッチを潰す唯一の機会です。求人票に書かれていないことは、ここで聞くしかありません。

  • 何人のチームで、誰が教えてくれるのか
  • 繁忙期はいつで、どのくらい忙しいのか
  • 前任者はなぜ辞めたのか(聞き方に注意)
  • 未経験で入った人が、実際に定着しているのか

聞かずに入って、後から知るほうがよほどリスクです。

3. 相手別・逆質問30例

3-1. 一次面接(人事・現場メンバー)で使う10問

一次の相手は、実務と社内の空気を知っています。入社直後の具体を聞いてください。

① 「入社後、最初の3ヶ月はどのような業務を担当することが多いですか」

② 「配属予定のチームは、何名でどのような構成でしょうか」

③ 「未経験で入られた方は、どのくらいで一人で回せるようになりますか」

④ 「教育やOJTは、どのような形で行われていますか」

⑤ 「1日の業務の流れを、差し支えない範囲で教えていただけますか」

⑥ 「使用されているツールやシステムを教えていただけますか」

⑦ 「繁忙期はいつごろで、そのときの業務量はどのくらい変わりますか」

⑧ 「この職種で活躍されている方に、共通点はありますか」

⑨ 「入社前に勉強しておくとよいことはありますか」

⑩ 「◯◯様がこの会社で働き続けている理由を、お聞きしてもよろしいですか」

⑩は強い質問です。その人自身の言葉が返ってくるため、会社の実態が最もよく見えます。ただし場の空気が硬い場合は避けてください。

3-2. 二次面接(部門責任者)で使う10問

二次の相手は、部門の課題と方針を持っています。チームの現状と、自分の役割を聞いてください。

⑪ 「このポジションを募集されている背景を教えていただけますか(増員か、欠員か)」

⑫ 「チームとして、いま一番時間を使っている課題は何でしょうか」

⑬ 「このポジションに期待される役割を、1年目と3年目でどう考えていらっしゃいますか」

⑭ 「評価は、どのような基準で行われていますか」

⑮ 「他部署とは、どのような形で連携する場面が多いですか」

⑯ 「チームの中で、いま新しく始めようとしている取り組みはありますか」

⑰ 「◯◯様から見て、この職種の難しさはどこにありますか」

⑱ 「未経験者を採用されるにあたって、特に重視されている点は何でしょうか」

⑲ 「入社後、最初につまずきやすいのはどのあたりでしょうか」

⑳ 「うまくいかなかった取り組みの共有は、チーム内でされていますか」

⑪は必ず聞いてください。増員なのか欠員補充なのかで、入社後の状況がまったく違います。欠員なら「前任の方はどのくらいの期間、担当されていましたか」まで踏み込めます。

3-3. 最終面接(役員・経営)で使う10問

最終の相手は、会社全体を見ています。事業と方向性を聞いてください。細かい運用の質問はここでは浮きます。

㉑ 「今後3年で、事業として最も力を入れていく領域はどこでしょうか」

㉒ 「御社が競合と比べて強いのは、どの部分だとお考えですか」

㉓ 「組織として、これから増やしていきたい人材像はありますか」

㉔ 「創業から今まででの、一番大きな転換点はどこでしたか」

㉕ 「若手が意思決定に関わる機会は、どのくらいありますか」

㉖ 「◯◯様が、社員に最も期待されていることは何でしょうか」

㉗ 「事業を進めるうえで、いま一番の課題は何だとお考えですか」

㉘ 「入社した場合、私に最初に期待されることは何でしょうか」

㉙ 「社内で、評価されている若手の方に共通点はありますか」

㉚ 「新しい提案は、どのような形で上がってくることが多いですか」

㉘は最終面接で最も効く質問です。入社を前提にした問いなので、志望度がそのまま伝わります。

4. 聞いてはいけない質問

質問なぜダメか代わりに
「御社の事業内容を教えてください」調べていないと明示している調べた内容を述べたうえで確認する形にする
「残業はどのくらいですか」(一次で)条件面から入ると志望度を疑われる最終面接か、内定後に聞く
「有給は取りやすいですか」同上「繁忙期はいつですか」に言い換える
「未経験でも大丈夫ですか」不安の表明。逆質問の場ではない「入社前に勉強しておくことは」に変える
「福利厚生を教えてください」求人票に書いてある書いていない項目に絞る
「前任の方はなぜ辞めたのですか」(直球で)踏み込みすぎ「募集の背景を教えていただけますか」
「特にありません」志望度が低いと解釈される最低3つ用意しておく

条件面の質問は、聞くなという意味ではありません。聞くタイミングの問題です。最終面接の終盤か、内定後の条件面談で聞くのが正解です。

5. 逆質問の準備(30分)

時間やること
10分求人票を読み、書かれていないことを3つ書き出す
10分会社のホームページ・採用ページ・プレスリリースを見る
5分相手別に、聞く質問を3つずつ選ぶ(一次/二次/最終)
5分面接の中で答えが出た場合の、差し替え用を2つ用意する

4行目を飛ばさないでください。用意した質問が面接中に説明されてしまうことは頻繁にあります。そのときに「先ほどご説明いただいたので大丈夫です」で終わると、結局「質問なし」と同じになります。

6. 逆質問の伝え方の型

質問をそのまま投げるより、一言添えるだけで印象が変わります。

型:調べた内容 → 質問

「採用ページで、◯◯というプロジェクトを拝見しました。そのうえでお伺いしたいのですが、入社直後はそうした新しい取り組みに関わる機会もありますか」

型:自分の懸念 → 質問

「未経験での応募になるため、立ち上がりに時間がかかることを懸念しています。未経験で入られた方が、どのくらいで一人で回せるようになるかを教えていただけますか」

型:相手個人に聞く

「差し支えなければ、◯◯様がこの仕事で一番やりがいを感じる場面を教えていただけますか」

3つ目は使いどころを選びますが、最も記憶に残る質問です。面接の空気が和らいでいるときに使ってください。

7. 逆質問で入社後のミスマッチを見抜く

こちら側の選考としては、次の3つが特に効きます。

聞くこと分かること
「募集の背景は増員ですか、欠員ですか」欠員なら離職の頻度。増員なら事業の伸び
「未経験で入られた方は、いま何名いらっしゃいますか」教える体制が実在するか。ゼロなら育成の実績がない
「繁忙期はいつで、どのくらい変わりますか」波の大きさ。答えが曖昧なら要注意

2つ目が最も重要です。「未経験歓迎」と書いてあっても、実際に未経験者がいない会社はあります。いない場合、あなたが最初の未経験者になります。それが悪いわけではありませんが、覚悟の種類が変わります。

8. 面接の場での注意点

  • 3つ用意して、聞くのは2つまで。時間が押しているときは1つで切り上げる
  • メモを見て構いません。むしろ準備してきた証拠になります
  • 答えに対して反応を返す。「なるほど」で終わらせず、一言感想を添える
  • 質問攻めにしない。逆質問は面接であって、こちらの面談ではありません
  • 最後は「ありがとうございました」で締める

時間配分に気をつけてください。面接が予定時間を超えている場合、質問を減らす判断ができる人のほうが評価されます。

9. よくある質問

逆質問はいくつ用意すればいいですか

3つ用意して、2つ聞くのが目安です。面接中に答えが出てしまうことがあるため、予備を含めて5つ考えておくと安心です。

面接中に全部説明されてしまいました

用意していた質問が全部潰れた場合は、説明された内容から一段深める質問に切り替えてください。「先ほどのお話で◯◯とありましたが、その場合◯◯はどうなりますか」という形にすれば自然です。

給与や残業は聞いてはいけませんか

聞いていいのですが、タイミングが重要です。一次面接では避け、最終面接の終盤か、内定後の条件面談で聞いてください。エージェント経由なら、担当者に確認してもらうのが最も安全です。

「質問はありますか」と聞かれなかった場合は

こちらから切り出して構いません。「1点だけお伺いしてもよろしいでしょうか」で自然に入れます。ただし時間が押している場合は無理に聞かないでください。

オンライン面接でも同じですか

同じです。オンラインのほうがメモを見やすいので、準備の効果は大きくなります。ただし読み上げにならないよう、キーワードだけをメモしてください。

逆質問だけで挽回できますか

大きく挽回するのは難しいですが、同点だったときに残る側になれます。特に第二新卒は経歴での差が小さいため、逆質問の差は相対的に大きく効きます。

面接官が複数いる場合、誰に聞けばいいですか

質問の内容に合った人を見て聞いてください。実務の質問は現場の人、方針の質問は上位の役職者に向けます。誰に向けるかを間違えないこと自体が評価されます。

二次面接と最終で同じ質問をしてもいいですか

避けてください。相手が変われば聞くべきことも変わります。この記事の3-1〜3-3を、そのまま段階別に使い分けてください。

10. まとめ

逆質問は、質問の時間ではなく最後の採点です。

前日にやる3つのこと

① 相手(一次/二次/最終)を確認し、この記事から3つ選ぶ

求人票をもう一度読み、書かれていないことを3つ書き出す。そこが聞くべき場所です

③ 面接中に答えが出た場合の、差し替え用を2つ用意する

②は5分で終わります。求人票に書いていないことこそ、入社後に効いてくる情報です。

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この記事を書いた人

木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。

23歳で上場企業子会社に新卒入社し、飲食・宿泊・レジャー領域のメディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた経験を持つ。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。現在は自分の会社を経営している。