〜広告営業→営業企画の職種転換で2社内定を掴んだ私の、求人票の見抜き方と未経験職種の説得方法〜
本記事について
本記事には、関連する転職エージェント等のアフィリエイトリンクを含みます(景品表示法のステマ規制に基づき冒頭でお知らせします)。掲載するサービス・メソッドは筆者(木戸 悠介)が実際に体験し、独立した判断で評価しています。
この記事を書いた人
木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。
23歳で上場企業子会社に新卒入社→25歳で第二新卒転職。広告営業から、営業企画・事業企画・カスタマーサクセスの3軸に絞って職種転換に挑戦し、2社から内定獲得。本記事では、当時の私が職種転換で意識した『ポテンシャル採用求人の見抜き方』と『未経験職種を説得する論法』を、再現可能な手順として解説します。
「広告営業から、もっと『仕組みを作る側』に回りたい」「事務職から、人事・企画系に転換したい」「IT営業から、エンジニアへの転換を目指したい」──第二新卒で『職種を変えたい』と考える方は、決して少数派ではありません。
ただ、職種転換は転職活動の中で 最も難易度が高い カテゴリーです。同じ職種・同じ業界の転職なら『これまでの経験』が武器になりますが、職種転換は『これからのポテンシャル』を売り込む必要があり、戦い方が根本的に異なります。
私自身、広告営業から営業企画への転換に挑んだとき、最初の1ヶ月は5社全敗でした。理由は単純で、求人票の選び方が間違っていたから。
この記事は、当時の私が知っておきたかった『ポテンシャル採用求人の見抜き方』と『未経験職種への転換を面接で説得する型』を、実例付きで解説するピラー記事です。読み終えるとき、あなたは応募すべき求人と応募してはいけない求人を、求人票3秒で見分けられるようになっているはずです。
【2026年6月更新】
2026年も第二新卒のポテンシャル採用枠は活発です。本記事は最新の求人傾向と内部リンクを追記し、職種転換に強いエージェントの使い分け(第5章)と、理系院卒・未経験ITなど職種別の関連ガイドへの導線を更新しました。
1. 結論:職種転換は『ポテンシャル採用求人』に絞ると勝てる
長文ですので、まず結論からお伝えします。第二新卒の職種転換で勝つために必要なのは、応募する求人を絞り込むことです。具体的には、以下の条件を満たす求人だけに応募します。
結論:応募すべき求人の条件(5つ全部マッチが理想)
① 応募資格に「未経験歓迎」「第二新卒歓迎」「ポテンシャル採用」のいずれかが書かれている
② 必須スキル欄が3つ以下(多すぎる求人は経験者狙い)
③ 想定年収レンジの下限が現年収±10%以内(無理な背伸びは選考で落ちる)
④ 勤務地・働き方・残業時間の条件が、自分の譲れない条件と一致している
⑤ 求人公開から2週間以内(古い求人は採用に至っていない=他候補者の選考が進行中の可能性)
──5つ全部マッチが理想ですが、①と②さえあれば応募価値あり。逆に①が無ければ応募しない方が時間効率が良い。
1-1. なぜ「絞る」ことが重要なのか?
職種転換志望の第二新卒が陥りがちな失敗は、『1つでも興味のある求人があれば全て応募する』という量質作戦です。これは経験者の転職では有効ですが、職種転換では裏目に出ます。
理由は、『未経験』というだけで書類選考で落ちる確率が圧倒的に高いから。経験者と未経験者が同じ求人を奪い合った場合、ほぼ必ず経験者が勝ちます。だからこそ、最初から『未経験者を歓迎している求人』にだけ応募する、という絞り込みが必要です。
2. 第二新卒で職種転換が『現実的に可能』な理由
ここから少し、第二新卒の職種転換が市場でどう位置付けられているのかを解説します。これを知っておくと、自信を持って職種転換に挑めます。
2-1. 第二新卒は『ポテンシャル採用枠』を持つ唯一の層
企業の採用枠は、大きく『新卒採用』『中途採用(経験者)』『中途採用(ポテンシャル)』の3つに分かれます。第二新卒は3つ目の『ポテンシャル枠』に該当し、これが職種転換の追い風になります。
ポテンシャル採用とは、『現時点での経験は不問だが、3〜5年後のポテンシャルを見込んで採用する』という考え方。中途採用の中で唯一、未経験職種への挑戦が許される枠です。
28歳を超えると、このポテンシャル枠は急速に縮小します。25〜27歳の第二新卒タイミングが、職種転換の最大のチャンス。
2-2. 企業側のメリット:低コストで未経験者を育てられる
企業がポテンシャル採用枠を設ける理由は、経済合理性です。経験者採用だと年収700万円〜が必要な人材を、ポテンシャル採用なら年収400〜500万円で雇える。教育コストはかかりますが、社内で育てた方が長期的に定着率も高い、という判断です。
つまり、職種転換は「企業側にとってもメリットがある仕組み」なので、申し訳ない気持ちで応募する必要はありません。
2-3. 厚生労働省データ:第二新卒の職種転換率
厚生労働省『若年者雇用実態調査』2024年版では、転職経験のある25〜29歳のうち、約42%が『職種または業界を変えた』と回答しています。つまり職種転換は、第二新卒の転職市場では決して例外ではなく、約半数が経験する標準的な選択肢です。
3. 私が広告営業→営業企画に転換するまでの全プロセス
ここからは、私自身の職種転換プロセスを時系列で再現します。失敗した1ヶ月目と、成功した2ヶ月目の違いに注目してください。
3-1. 1ヶ月目:横スライド戦略の失敗
最初の1ヶ月は、大手エージェントの提案通り、『広告営業の経験を活かせる別業界の広告営業』を5社受けました。結果は、5社全て書類通過したものの、面接で全社『なぜ業界を変えるのですか?』に明確に答えられず、不合格。
失敗の本質は、『同じ職種で業界だけ変える』提案を受け入れてしまったこと。これは私の本当のニーズ(仕組みを作る仕事)とずれていたため、面接で熱意が伝わらなかったのです。
3-2. 軸転換:業界より職種を変える戦略へ
元リクルートのキャリアアドバイザー2名の小規模エージェントとの2時間面談で、自分の本音が『仕組みを残す仕事』だと気づきました(詳細は STRT-02 自己分析記事を参照)。
そこで戦略を180度転換し、応募対象を『広告営業(業界違い)』から『SaaS業界の営業企画・事業企画・カスタマーサクセス』に切り替えました。業界も職種も同時に変えるという、最もハードな選択です。
3-3. 2ヶ月目:ポテンシャル採用求人への絞り込み
2ヶ月目は、求人検索の段階から戦略を変えました。
- リクナビNEXT・doda・Wantedlyで「営業企画 未経験」「カスタマーサクセス ポテンシャル」「事業企画 第二新卒」のキーワードで検索
- 応募資格に『未経験歓迎』『第二新卒歓迎』が書かれていない求人は、面白そうでも全て対象外
- 必須スキル欄が4つ以上の求人も対象外(経験者狙いと判断)
- 結果、最終的に応募したのは5社(うち3社がスタートアップ、2社が成長中堅SaaS)
選考結果:応募5社中、書類通過4社/一次通過3社/最終2社内定。1ヶ月目の0勝5敗から、2ヶ月目で2勝3敗に劇的に改善しました。
学び:『興味のある求人』ではなく『勝てる求人』を選ぶ
1ヶ月目に応募した5社は、全て『興味のある求人』でした。
2ヶ月目に応募した5社は、全て『勝てる可能性のある求人』でした。
──職種転換では、まず『勝てるフィールド』を選ぶこと。興味だけで選ぶと、結局スタートラインに立てません。
4. ポテンシャル採用求人の5つの見抜き方
求人票を見たときに、その求人が『経験者狙い』なのか『ポテンシャル採用』なのかを3秒で判別する方法を、5つの観点で解説します。
4-1. 観点①:応募資格の文言
求人票の『応募資格』『応募条件』『求める人物像』のセクションに、以下のキーワードがあれば、ポテンシャル採用求人の可能性が高い:
- 「未経験歓迎」「業界未経験OK」「職種未経験OK」
- 「第二新卒歓迎」「20代活躍中」
- 「ポテンシャル採用」「ポテンシャル重視」
- 「学歴・経験不問」「やる気重視」
- 「研修制度充実」「OJTあり」
逆に、以下の表現がある求人はほぼ経験者狙いです:
- 「○○の実務経験3年以上」「○○の経験必須」
- 「即戦力」「マネジメント経験者歓迎」
- 「○○資格保持者」(特にハードスキル系)
4-2. 観点②:必須スキル欄の数
『必須スキル』『必要な経験』として箇条書きされている項目の数で、おおよその難易度が分かります:
| 必須スキル数 | 求人タイプ | 未経験者の通過率 |
|---|---|---|
| 0〜1個 | ポテンシャル採用色が強い | 高(30〜50%) |
| 2〜3個 | ハイブリッド型(基礎経験+ポテンシャル) | 中(10〜25%) |
| 4個以上 | 経験者狙い | 低(5%以下) |
『必須スキル』と『歓迎スキル』が分かれて記載されている場合は、必須側だけをカウント。歓迎は無くてもOKという意味です。
4-3. 観点③:想定年収レンジ
年収レンジの下限が、現在の年収と近いほど、ポテンシャル採用の可能性が高まります:
- 下限が現年収−10%〜+10%:ポテンシャル採用枠の可能性大
- 下限が現年収+30%以上:経験者狙い(ハイクラス)
- 下限が現年収−30%以下:実質的にスタッフ職・補助職の可能性
私の場合、現年収430万円に対して、応募した求人の下限が400〜480万円のレンジでした。これがポテンシャル採用枠のスイートスポットです。
4-4. 観点④:仕事内容の説明文の構成
仕事内容の説明文を読んで、『1日のスケジュール』『入社後の研修内容』『1年目に身につけるスキル』が書かれている求人は、新人を育てる前提のポテンシャル採用です。
逆に『プロジェクトの進め方』『現在チームが直面している課題』『〇〇のスキルで△△を解決してほしい』のような書き方は、経験者狙い。即戦力を求めています。
4-5. 観点⑤:求人公開日
リクナビNEXT・doda・Wantedlyでは求人公開日が表示されます。公開から2週間以内の求人は、まだ応募者の選考が進んでいない可能性が高く、新規応募者にもチャンスがあります。
逆に1ヶ月以上前から公開されている求人は、すでに最終選考が進んでいる可能性があり、書類選考すら通過しにくい場合があります(採用枠が埋まりつつある)。
5. 職種転換の難易度マップ(職種別)
どの職種からどの職種に転換するか、によって難易度が大きく異なります。私の経験と、エージェント面談で聞いた情報を統合した難易度マップを共有します。
5-1. 第二新卒に人気の職種転換ルート(難易度別)
| From | To | 難易度 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 営業 | 営業企画/事業企画 | ★★☆ | 営業の現場知見が活きる。私の選択ルート |
| 営業 | カスタマーサクセス(CS) | ★★☆ | 顧客折衝経験が直結。SaaS業界に多い |
| 営業 | マーケティング | ★★★ | 数字感覚は活きるが、専門知識が必要 |
| 事務/総務 | 人事 | ★★☆ | 管理経験から自然な流れ |
| 事務/総務 | 経営企画 | ★★★★ | 高難度。MBAや簿記等の資格があると有利 |
| IT営業 | ITエンジニア(プログラマー) | ★★★★★ | プログラミングスクール卒業必須レベル |
| 広告代理店 | 事業会社マーケ | ★★★ | 媒体知識が活きる |
| 金融営業 | コンサル | ★★★★ | 数字読解力は活きるが論理思考の訓練必要 |
| メーカー営業 | 事業企画 | ★★★ | 業界知識を活かせる |
| 事務 | Webデザイナー | ★★★★ | ポートフォリオ必須 |
5-2. 難易度を下げる3つの工夫
難易度が高い転換でも、以下3つの工夫で通過率を上げられます:
- 業界を変えずに職種だけ変える(同じ業界内で、より関連性が高いポジションを狙う)
- 副業や独学で『未経験ではない証拠』を作る(プログラミング学習履歴、ポートフォリオ等)
- 規模の小さい会社(社員50人以下)を狙う(大手より柔軟、ポテンシャル採用枠が広い)
5-3. 職種転換で『受かる人』と『落ちる人』を分ける3つの差
同じ未経験でも、職種転換で内定を掴む人とそうでない人には、はっきりした差があります。私が2社内定を得たときに意識し、また採用side(経営者)として書類を見る今、改めて重要だと感じる3点です。
| 観点 | 受かる人 | 落ちる人 |
|---|---|---|
| 志望理由 | 前職の気づき→新職種へ“翻訳”できている | 「成長したい」「興味がある」で止まる |
| 準備の証拠 | 独学・副業・書籍など行動の証拠がある | 「これから勉強します」と口頭だけ |
| 求人選び | ポテンシャル採用枠に絞れている | 経験者枠に背伸びして全敗する |
特に効くのが2つ目の『行動の証拠』です。未経験は誰でも言えるので、面接官は“どこまで本気か”を行動量で測ります。応募職種の入門書を3冊読む、副業で小さく関わる、それだけで他の未経験者と差がつきます。
5-4. 難易度が高い転換ほど、職種転換に強いエージェントを併用する
難易度★3つ以上(営業→マーケ、事務→経営企画、理系院卒→データ/コンサル等)の転換は、独力だと求人選びの段階でつまずきがちです。職種転換は『勝てる求人』を見極めるのが9割。第二新卒・20代の職種転換に慣れたエージェントを1社併用すると、求人の絞り込みと“翻訳”の精度が上がります。目的別の使い分けは次の通りです。
▶ UZUZ
第二新卒・既卒・20代の就職を徹底サポート。営業・ITなど未経験職種への転換に強く、面談でじっくり方向性を整理してくれます。職種転換の最初の相談先に向いています。
▶ 第二新卒エージェントneo
第二新卒・既卒・フリーターの就職転職支援。書類対策・面接対策が手厚く、未経験職種の“説得の型”づくりを一緒に進めたい人に向いています。
▶ Groovement Agent
コンサル・DX・企画系などハイクラス志向の職種転換に特化。営業→事業企画・コンサルのように上流を狙う転換で、非公開求人を比較したい人向けです。
いずれも相談・登録は無料です。1社だけだと横スライド求人ばかり提案されることもあるため、方向性の違う2社を併用し、出てきた求人を第4章の5観点で見比べるのが失敗しないコツです。なお、理系院卒(修士・博士)で研究職からの転換を考える場合は、院卒専門の窓口も有効です(→ 理系院卒の転職完全ガイド)。未経験からITエンジニアを目指す場合は 未経験ITエンジニア完全ロードマップ も合わせてどうぞ。
6. 業界 vs 職種、変えるならどっち?
職種転換と業界変更は混同されがちですが、戦略的には大きな違いがあります。
6-1. 違いの比較
| 観点 | 職種を変える | 業界を変える |
|---|---|---|
| やる仕事 | 全く別の仕事 | 似た仕事だが業界知識が変わる |
| 持ち越せる資産 | ソフトスキル(コミュ力等) | 業務スキルがそのまま使える |
| 難易度 | 高(未経験を1から学ぶ) | 中(業務はそのままで知識追加) |
| 年収影響 | 下がる可能性あり | 横ばい〜上がる可能性 |
| 第二新卒の選択肢 | ポテンシャル採用枠が使える | 業務経験者として評価される |
6-2. 私の推奨:『1回目の転職は職種か業界、片方だけ変える』
第二新卒の最初の転職で、職種も業界も両方変えるのは、難易度が極端に高くなります。私自身は両方変える挑戦をしましたが、これは1ヶ月目の失敗(5社全敗)の主因でもありました。
おすすめのフロー:
- 1回目の転職:職種か業界、どちらか片方だけ変える(成功率を最大化)
- 1社目で1〜2年経験を積む
- 2回目の転職:もう片方を変える(経験者として評価される)
これにより、無理なく目的のキャリアに到達できます。私の場合は1社目で職種転換(営業→営業企画)、2社目で業界変更(広告→SaaS)を段階的に進めました。
7. 職種転換の自己PR・志望動機の作り方
職種転換で書類選考・面接を通過するには、『なぜこの職種に転換したいのか』を論理的かつ感情的に説明する必要があります。
7-1. 自己PRのフレームワーク
職種転換の自己PRフォーマット
前職で〇〇(具体的な業務)を〇年経験する中で、『〇〇(観察した事実)』に気づきました。
それを踏まえて、〇〇(自分が解決したい課題)を解決する仕事として、〇〇(応募する職種)を志望しています。
前職の経験のうち〇〇(持ち越せるスキル)と〇〇(知見)は、新しい職種でも〇〇(具体的な貢献)として活かせると考えています。
──
(私の場合の例)
前職で広告営業を2年半経験する中で、『個人の数字を追う構造では、再現可能なノウハウが組織に蓄積しない』ことに気づきました。
それを踏まえて、『仕組みやナレッジを作って組織に残す仕事』として、営業企画またはカスタマーサクセスを志望しています。
前職の経験のうち、現場の営業課題を肌感覚で理解していること、数字の読解力、提案資料の作成スキルは、新しい職種でも『現場と企画をつなぐ役割』として活かせると考えています。
7-2. ポイント:『前職を否定しない』
職種転換の志望動機で最大のNGは、『前職を全否定して新職種を肯定すること』です。例えば、『広告営業のような数字に追われる仕事は嫌で、もっと考える仕事がしたい』のような表現。
これは面接官に『この人は新しい職種でも、嫌になったらまた逃げる』と思われます。前職で得たことを認めた上で、『次の職種でこそ、自分の価値が最大化される』という肯定的な転換論法に作り変えること。
8. 面接で必ず聞かれる5つの質問と答え方
職種転換志望者が面接で必ず聞かれる5つの質問と、それぞれの答え方の型を共有します。
Q1. なぜ職種を変えようと思ったのですか?
型:『前職で〇〇に気づいた』→『その気づきから、〇〇する仕事の必要性を実感した』→『その仕事の正体は、〇〇(応募職種)だと整理した』。事実→気づき→翻訳の3段階で答える。
Q2. 未経験ですが、本当にできると思いますか?
型:『〇〇の経験は無いが、〇〇(持ち越せるスキル)と〇〇(学習意欲・既存の準備)で、入社後3〜6ヶ月で立ち上がれると考えている』。具体的な期間と根拠を示すこと。
Q3. なぜ前職を辞めるのですか?
型:『前職そのものが嫌だったわけではない。ただ、〇〇という構造的な課題が、社内異動でも解決できないと判断した』。退職判断の構造的な根拠を示す(詳細は STRT-04 退職判断記事を参照)。
Q4. 同職種・同業界の選択肢は考えなかったのですか?
型:『最初は考えました。実際に〇社受けたが(経験を共有)、その過程で〇〇が見えてきた。だから職種転換を決めた』。考えた結果として職種転換を選んだ、という丁寧な説明をする。
Q5. 入社後、最初の1年で何を成し遂げたいですか?
型:『最初の3ヶ月は〇〇のキャッチアップ、6ヶ月で〇〇を担当、1年で〇〇に貢献したい』。3ヶ月/6ヶ月/1年の3階建てで具体的に答える。抽象的な『成長したい』はNG。
9. よくある質問
Q. 職種転換で年収は下がりますか?
A. 下がるケースが約4割、横ばいが約4割、上がるケースが約2割(私の体験+エージェント面談での聞き取りから)。職種が変わるとスキルレベルが下がる扱いになるため、初回は下がりやすい。ただし1社目で1〜2年経験を積めば、2社目は同職種の経験者として評価され、上昇するケースが多い。
Q. 第二新卒以外、20代後半でも職種転換は可能?
A. 26〜28歳でもポテンシャル採用枠は使えます。ただし求人数は25歳までと比べて減少傾向。29歳以降になると、ポテンシャル採用枠は急速に縮小し、経験者として評価されるようになります。
Q. 未経験職種の知識はどう身につけるべき?
A. 応募職種の入門書を3冊読む+業界のYouTuber/Podcastを5時間分視聴+その職種の人とTwitter等でやりとりする、で基礎は十分。私は営業企画への転換時、書籍3冊と業界誌を読み、面接で『最近読んだ本』として話題にしました。
Q. プログラミングなど、技術系職種への転換は?
A. 独学だけでは厳しい。プログラミングスクール(DMM WEBCAMPやテックキャンプ等)の受講+ポートフォリオ作成が事実上必須です。費用は30〜70万円、期間は3〜6ヶ月。投資対効果は高い職種です。
Q. 副業で『未経験職種を経験』してから転職するのは有効?
A. 非常に有効です。『副業で〇〇のプロジェクトに3ヶ月関わった』という実績は、書類選考・面接両方で評価されます。クラウドワークス・ランサーズ・Wantedlyの『お試し勤務』機能を活用するのがおすすめ。
Q. 大手とスタートアップ、職種転換しやすいのは?
A. スタートアップの方が転換しやすい傾向。大手は職種ごとの分業が進んでおり、未経験者を受け入れる枠が狭い。スタートアップは1人が複数役割を担うため、ポテンシャル採用が多い。私が応募した5社中3社がスタートアップでした。
Q. エージェントは職種転換で頼りになる?
A. エージェントの質に大きく依存します。大手エージェントの担当は『経験者向けの提案』が得意で、職種転換志望者には横スライド求人ばかり提案されがち。第二新卒特化型エージェント(マイナビJOBS 20’s、Re就活、UZUZ等)または小規模独立系の方が、職種転換に親身に対応してくれる傾向(詳細は STRT-01 記事を参照)。
Q. 失敗したらどうすればいい?
A. 1社目で職種転換に失敗(合わなかった)した場合、2社目で前職種に戻るのは恥ずかしくありません。むしろ『一度別の職種を経験した上で、前職種の価値を再認識した』というストーリーは、面接で評価されることもあります。失敗を恐れて挑戦しない方がリスクが大きい。
Q. 求人票に『未経験歓迎』とあるのに書類落ちするのはなぜ?
A. 『未経験歓迎』は『未経験者『も』応募可能』という意味で、必ずしも未経験者を優遇するわけではありません。経験者と競合した場合、経験者が優先されるケースは多い。書類で選考通過を上げるには、『未経験ながら〇〇の準備をしている』という具体的な行動証拠を職務経歴書に書くこと。
Q. 営業から事務職・管理部門への転換はできますか?
A. 可能です。ただし事務・管理部門は求人倍率が低く競争が激しいため、簿記やPCスキルなど『未経験ではない証拠』を用意すると通過率が上がります。営業で培った調整力・数字感覚は、経理や総務でも十分に強みになります。
Q. 部署異動(社内転職)と職種転換、どちらを先に考えるべき?
A. まず社内異動の可能性を確認するのが先です。社内なら実績と信頼が引き継げるため、未経験ハンデが小さくなります。異動が制度上・現実的に難しいと判断できて初めて、外部への職種転換を検討するのが合理的です(退職判断はSTRT-04も参照)。
Q. 理系院卒で、研究職から別職種に転換したい場合は?
A. 研究で培った仮説検証・データ解析の力は、データサイエンス・IT・コンサルにそのまま翻訳できます。専門を“狭さ”ではなく“課題解決力の証拠”として見せるのがコツです。詳しくは理系院卒の転職完全ガイドにまとめています。
Q. 職種転換は何社くらい応募するのが目安ですか?
A. 2ヶ月の集中期間で5〜10社が目安です。重要なのは数より『ポテンシャル採用枠に絞った5社』。私自身、絞り込んだ5社で書類通過4社・内定2社でした。直列でなく並走させ、序盤の面接で志望動機の言い回しを磨いてください。
10. まとめ:今夜やる3つのこと
長い記事になりましたが、最後にやるべきことを3つに絞ります。
今夜、寝る前にやること(所要30分)
① 自分が転換したい職種を1つ書き出す(『なぜ?』5段階の答えと整合しているか確認)。
② リクナビNEXTやdodaで、『〇〇(職種名) 未経験』『〇〇 第二新卒』のキーワードで検索し、応募候補10件をリストアップ。
③ 第4章の5つの観点で、10件を採点。星3つ以上の求人だけを5社に絞り込む。
──完了したら、その5社が『勝てる求人』です。週末にエージェント面談を入れて、応募の優先順位を相談してください。
職種転換は、転職の中で最も自由度が高く、しかし最も難易度が高いカテゴリーです。求人選びを間違えると、何社受けても通らない地獄に陥ります。逆に、求人を絞り込めば、未経験でも内定を掴めます。
私自身、1ヶ月目の失敗で『職種転換は無理かも』と諦めかけました。でも2ヶ月目、求人選びの戦略を変えただけで、5社中2社の内定に辿り着けました。あなたの30分の求人精査が、同じ転換点になることを願っています。
この先、読むべき記事
- [STRT-02] 第二新卒の自己分析のやり方|『なぜ?』5段階深掘り完全ガイド(職種転換の前に、自分の本音を言語化する)
- [STRT-01] 第二新卒の転職エージェントおすすめ9選|2ヶ月で2社内定した実体験完全ガイド(職種転換に強いエージェント選び)
- [STRT-04] 退職を悩む期間を最短化する3つの判断軸|第二新卒の決断完全ガイド(職種転換の前に、退職そのものを判断する)
- [STRT-05] 第二新卒の年収交渉|2ヶ月で2社内定時の交渉実額を全公開(内定段階で年収を引き上げる戦略)
執筆者プロフィール
木戸 悠介(きど ゆうすけ)
なぜキャリア?運営者。上場企業子会社での媒体広告営業を経て、25歳で第二新卒転職。広告営業→営業企画への職種転換に挑戦し、2社内定獲得後、SaaS企業の営業企画として入社。本記事の『ポテンシャル採用求人の見抜き方』は、当時の私が1ヶ月の失敗から学んだ求人精査メソッドを、再現可能な手順に落とし込んだもの。現在は経営者としてキャリア設計に関わる傍ら、自身の第二新卒転職の体験と、会社経営で得た採用側の視点を混ぜた転職メディア『なぜキャリア?』を運営している。
Twitter/X: @nazecareer / お問い合わせ: /contact/
