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エンジニアの技術面接|未経験・第二新卒が答えより見られている3つ【2026年版】

木戸 悠介 なぜキャリア? 編集長 公開 2026年9月5日 読了 約18分
エンジニアの技術面接|未経験・第二新卒が答えより見られている3つ【2026年版】

〜「分かりません」で終わると落ちます。ただし、知識がないこと自体では落ちません〜

未経験からエンジニアに応募すると、技術面接があります。

そして、多くの人がここで必要以上に緊張します。知識で勝てるはずがないと思っているからです。

しかし、未経験者に技術力は期待されていません。期待されていないものを測っても意味がないので、面接官も別のことを見ています。

この記事では、実際に見られている3点と、答えられない質問が来たときの対応を整理します。

1. 結論:見られているのは3つ

未経験の技術面接で見られている3つ

自分が書いたコードを説明できるか(最も重い。ここで落ちる人が最多)

分からないときに、どう動くか(調べ方、聞き方)

考える過程を言葉にできるか(正解にたどり着けなくてよい)

知識の量は、ほとんど見られていません。

「答えられない」で落ちるのではなく、「答えられないときに黙る」で落ちます。

2. ①コードを説明できるか

ポートフォリオを提出している場合、必ず掘られます。

2-1. 聞かれること

① 「この部分は、何をしていますか」

「なぜこの書き方にしたのですか」

③ 「他の方法もあると思いますが、比較しましたか」

「ここでエラーが出たら、どこを見ますか」

2-2. 答え方

「ここは、フォームから送られたデータを受け取って、日付ごとに配列に入れ直している部分です。最初は日付の形式が揃わずにエラーが出たので、受け取った時点で変換する処理を入れています。もっと良い書き方はあると思いますが、まず動く形にすることを優先しました」

「もっと良い書き方はあると思いますが」は、言って構いません。むしろ、自分のコードを客観視できていることの証明になります。

2-3. 絶対に言ってはいけないこと

「写経した部分なので覚えていません」 「生成AIに書いてもらったので、詳しくは分かりません」

これで即落ちます。生成AIを使うこと自体は問題ありませんが、採用したコードは1行ずつ理解してから提出してください。

ポートフォリオの作り方は未経験エンジニアのポートフォリオにまとめています。

3. ②分からないときの動き方

この質問は、ほぼ確実に出ます。

「開発中に詰まったとき、どう解決していますか」

3-1. 答え方の型

3段階で答えてください。

「まずエラーメッセージを読みます。そこに原因が書かれていることが多いので、翻訳してでも読むようにしています。

次に、公式ドキュメントを見ます。検索で出てくる記事は情報が古いことがあるので、まず一次情報を確認します。

それでも分からなければ、エラーメッセージで検索します。同じ症状の事例を2〜3件見て、自分のコードに当てはまるかを確認してから試します。

実務では、時間を区切って聞くようにしたいと考えています。30分調べて進まなければ、そこまで調べた内容を添えて質問する形にしたいです」

「時間を区切る」が入っていると、実務のイメージが伝わります。

3-2. なぜこれが重視されるのか

実務は、分からないことの連続だからです。

未経験で入社した人が最初に困るのは、技術力ではなく「どこまで自分で調べて、いつ聞くか」の判断です。

  • 聞かなすぎる → 半日溶かす
  • 聞きすぎる → 自分で調べる力がつかない

この線を自分で引ける人かどうかが、見られています。

4. ③考える過程を言葉にできるか

その場で考えさせる質問が出ることがあります。

4-1. よくある形式

形式
簡単なアルゴリズム「配列から重複を取り除くには、どうしますか」
設計の質問「ユーザー情報を保存するなら、どんな項目が要りますか」
デバッグの質問「ボタンを押しても反応しない。どこから調べますか」
基礎知識「変数と定数の違いは」

4-2. 答えられないときの対応

黙るのが最悪です。

悪い対応

「……すみません、分かりません」(沈黙)

良い対応

「正確な答えは分かりませんが、考え方としては、まず1つずつ確認していく方法が思い浮かびます。ただ、データが多いと時間がかかりそうなので、実務では別の方法があるのだと思います。この場では、そこまでしか分かりません。

「ここまでは分かる、ここから先が分からない」と線を引けると、それ自体が評価されます。

4-3. デバッグの質問は、未経験でも答えられる

「ボタンを押しても反応しません。どこから調べますか」

回答例

「まずブラウザの開発者ツールでコンソールを見ます。エラーが出ていれば、そこが手がかりになります。エラーが出ていなければ、ボタンのイベントが正しく設定されているかを確認します。次に、処理の途中でログを出して、どこまで進んでいるかを確認します。

「ログを出して、どこまで進んでいるか確認する」は、未経験でも言える強い答えです。

5. コーディング課題が出た場合

事前課題として出されることもあります。

やることなぜ
期限を守る内容より重要
動く状態で提出する動かないものは評価できない
READMEに、考えたことを書く過程が評価される
完璧を目指さない未経験に完璧は求められていない
できなかった部分を明記する隠すより誠実

READMEに「ここは実装できませんでした。理由は◯◯です」と書いてください。隠して提出するより、はるかに印象が良くなります。

5-1. その場で書かせる形式

正解にたどり着けなくても評価されます。

最悪なのは、黙って手が止まることです。

「いま、こう考えていて、ここで詰まっています。この部分をどう書けばいいかが分からないのですが、方針としては合っていますか。

思考を口に出しながら進めてください。それができる人は、実務でもペアで作業できると判断されます。

6. 未経験でも答えられるようにしておく基礎

最低限、これだけは押さえてください。

項目説明できる程度に
変数と定数違いを1行で
配列とオブジェクト使い分けを1行で
関数何のために分けるか
if文とループ書ける
HTTPリクエスト(GET/POST)違いを1行で
データベーステーブルとは何か
Gitcommit、push、pullが何をするか
自分が使った言語・フレームワークなぜそれを選んだか

最後の項目が意外と聞かれます。「スクールで使ったから」ではなく、「◯◯を作るのに向いていると聞いたから」といった理由を用意してください。

7. 落ちる対応5つ

具体例なぜ落ちるか
説明できない型自分のコードを説明できない最も致命的。即落ち
沈黙型分からない質問で黙る実務で詰まったときも黙ると判断される
知ったかぶり型分からないのに答えようとするすぐバレる。信用を失う
丸投げ型「生成AIに書いてもらいました」理解していないことの表明
完璧主義型課題を完成させられず、未提出未完成でも提出するほうが評価される

最も多いのが説明できない型です。提出前に、自分のコードを一通り読み返してください。

8. 面接前日にやること

時間やること
30分自分のポートフォリオのコードを、上から読み返す
15分説明できない箇所があれば、調べて理解する
15分「詰まったときの解決手順」を3段階で言えるようにする
10分使った言語・フレームワークを選んだ理由を1行で
10分基礎項目(本文6の表)を口に出して説明してみる

1行目を必ずやってください。1ヶ月前に書いたコードは、意外と忘れています。

面接全体の対策は未経験エンジニアの面接を参照してください。

9. よくある質問

技術面接は必ずありますか

職種によります。Web系の開発職ではほぼあります。インフラ・SES・社内SEでは、技術面接がない場合もあります。

未経験にどこまで求められますか

知識の量はほとんど求められていません。自分が書いたコードを説明できること、分からないときの動き方が言えることの2点で足ります。

生成AIを使ってもいいですか

使って構いません。ただし、採用したコードは1行ずつ理解してから提出してください。「AIが書いたので分かりません」は即落ちです。

コーディング課題ができませんでした

未完成でも提出してください。READMEに「ここまで実装、ここは未実装、理由は◯◯」と書けば、過程が評価されます。未提出が最悪です。

資格は評価されますか

Web系ではほとんど評価されません。インフラ系では評価されます(LinuC、CCNA、AWS認定)。インフラエンジニアの未経験転職を参照してください。

緊張して頭が真っ白になります

「少し考えさせてください」と言って構いません。10秒黙るより、そう言ってから考えるほうが印象が良くなります。

分からない質問が続いたら落ちますか

落ちるとは限りません。未経験に難しい質問をして、反応を見ている場合もあります。線を引いて答え続けてください。

面接練習はどうすればいいですか

コードを声に出して説明する練習が最も効果的です。誰もいなくても、画面に向かって説明してみてください。詰まる箇所が分かります。

10. まとめ

技術面接は、知識ではなく「説明できるか」と「分からないときにどう動くか」で決まります。

前日にやる3つのこと

自分のポートフォリオのコードを、上から読み返す(説明できない箇所を潰す)

② 「詰まったときの解決手順」を3段階(エラーを読む/公式を見る/検索して試す)で言えるようにする

③ 使った言語・フレームワークを選んだ理由を1行で用意する

①が最も重要です。説明できないコードが1箇所でもあると、そこを聞かれたときに崩れます。

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この記事を書いた人

木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。

23歳で上場企業子会社に新卒入社し、飲食・宿泊・レジャー領域のメディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた経験を持つ。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。現在は自分の会社を経営している。