20代エンジニアの転職|実務1〜3年で年収とスキルを上げるキャリアアップ術【2026年版】

20代エンジニアの転職|実務1〜3年で年収とスキルを上げるキャリアアップ術|採用する経営者の視点で解説する5つの準備
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〜実務1〜3年の20代エンジニアへ。最初の転職は、年収もスキルの伸びしろも大きく変える分岐点です。多くのエンジニアを採用してきた経営者の視点から、市場価値の測り方・実績の見せ方・エージェントとスカウトの使い分けを、具体例つきで解説します〜

本記事について

本記事には、関連する転職エージェント等のアフィリエイトリンクを含みます(景品表示法のステマ規制に基づき冒頭でお知らせします)。掲載するサービス・メソッドは筆者(木戸 悠介)が実際に体験・調査し、独立した判断で評価しています。

この記事を書いた人

木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。

23歳で上場企業子会社に新卒入社→25歳で第二新卒転職→スタートアップに3人目で参画→現在は自分の会社を経営。エンジニア実務者ではありませんが、経営者として開発メンバーの採用・評価に関わってきた“採用する側”の立場から、20代エンジニアが転職市場でどう見られるかを率直にお伝えします。

「今の会社で1〜3年やってきたけど、このままでいいのかな」。「もっと技術を伸ばせる環境に行きたいけど、まだ早い気もする」。20代でエンジニアとして働いていると、こんなモヤモヤを抱える瞬間があります。

先に結論をお伝えします。20代エンジニアにとって、最初の転職は“キャリアの複利”が最も効くタイミングです。良い環境に早く移れば、その後の数年のスキルの伸びも年収も大きく変わる。逆に、準備不足のまま動くと、せっかくの市場価値を安く売ってしまうこともあります。

私はエンジニアそのものではありませんが、経営者として開発メンバーを採用してきました。だからこそ、「採用側が20代エンジニアのどこを見ているか」を、忖度なしでお伝えできます。この記事では、最初の転職で年収とスキルを同時に上げるための“5つの準備”を、採用視点で具体的に解説します。

なお、この記事は「今すぐ転職すべき」と煽るものではありません。残るのも立派な選択です。ただ、“測らずに残る”のと“測ったうえで残る/動く”のとでは、納得感がまったく違います。まずは自分の市場価値という事実を手に入れる——その入り口として読んでもらえたら嬉しいです。

目次

1. 結論:20代エンジニアの転職は『市場価値の把握』と『見せ方』で決まる

最初の転職を成功させる鍵は、難しいことではありません。次の5つの準備を順にやるだけです。

20代エンジニアの転職・5つの準備

① スカウト型サービスで“今の自分の市場価値”を測る

② 実績を「技術スタック+成果」で棚卸しする

③ 職務経歴書を“やったこと”ではなく“出した成果”で書く

④ 業界・職種特化のエージェントで求人の幅を見る

⑤ 急がず複数を比較し、伸びる環境を選ぶ

ポイントは、いきなり応募から始めないこと。まず“自分がいくらで、どんな会社から求められているか”を知るところから始めると、転職活動全体の精度が一気に上がります。

逆に言えば、この5つの準備を飛ばして「とりあえず求人に応募する」から始めると、自分の相場が分からないまま条件を提示され、安く決めてしまうリスクがあります。順番がそのまま結果を左右する——それくらい、最初の“測る”ステップは大切です。

1-1. なぜ20代の最初の転職は複利で効くのか

エンジニアの成長は、環境に強く依存します。良いコードレビュー、モダンな技術スタック、裁量のある現場——こうした環境に20代前半で移れば、その後の数年の成長スピードが変わります。これは年収にも跳ね返り、長い目で見れば差は開く一方です。だからこそ、最初の転職は“慎重に、でも早めに”動く価値があります。

もう一つ意識したいのが“タイミングの非対称性”です。今の会社に残る判断はいつでもできますが、外の市場が自分をどう評価するかは、動いてみないと分かりません。残る・動くを正しく選ぶためにも、まずは外の評価を一度受け取ってみる——その情報を持ってから決めるほうが、後悔のない選択になります。

2. 「最初の転職」をめぐる3つの誤解

誤解①:今の会社に長くいないと評価されない

「3年は続けないと」という声は根強いですが、エンジニアの中途市場では“何年いたか”より“何ができるか”が見られます。1〜2年でも、技術と成果を語れれば十分に評価されます。むしろ20代のうちは、ポテンシャルと伸びしろが大きな武器になります。

誤解②:スキルが足りないから、まだ動けない

「もっと力をつけてから」と思っているうちに、機会を逃すこともあります。今の自分の市場価値は、応募する前にスカウトで測れます。“足りない”と思い込む前に、まず市場の評価を受け取ってみるのが現実的です。

誤解③:早期の転職は“裏切り”や“根性なし”に見える

採用する側から言うと、20代の前向きな転職をネガティブには捉えません。見るのは「なぜ動くのか」「次で何を伸ばしたいのか」。成長意欲からの転職は、むしろ好意的に受け取られます。

観点思い込み採用側の実際
在籍年数長いほど良い成果が語れれば年数は二の次
スキル完璧になってから伸びしろと学習姿勢を見る
早期転職ネガティブ動機が前向きなら歓迎

つまり、あなたが思っているより、20代エンジニアの市場価値は高く評価されています。問題は、その価値を“正しく見せられるか”だけです。

3. 採用する側として、私が20代エンジニアのどこを見るか

経営者として開発メンバーを採用するとき、私が見ているポイントを正直にお伝えします。これは、あなたが職務経歴書や面接で“何を語ればいいか”の地図になります。

結論を言うと、私が見るのは「技術の幅と深さ」「成果への向き合い方」「学び続ける姿勢」の3つです。逆に、在籍年数や学歴はほとんど気にしていません。

採用の現場では、同じ実務年数・同じ技術スタックの2人がいても、評価が割れることがよくあります。差を生むのは、自分の仕事を“どれだけ言語化できているか”。技術力が同じでも、「なぜそうしたか」「結果どうなったか」を語れる人のほうが、安心して任せられると感じます。これは才能ではなく、準備でカバーできる領域です。

採用面談での、私のリアルな問い

「直近で一番つまずいた技術的な問題と、どう解決したか教えてください」

→ ここで“自分で調べて乗り越えた話”が出る人は、環境が変わっても伸びます。

「そのコードや機能で、ユーザーやチームにどんな良い変化がありましたか?」

→ 成果を意識して開発している人は、次の現場でも信頼されます。

逆に「言われた通りに作っていました」だけで止まる人は、もったいない。同じ仕事をしていても、“成果”と“学び”の言葉で語れる人は、評価も年収も上がりやすいのです。これは次章からの準備で十分にカバーできます。

4. 準備①:スカウトで“今の市場価値”を測る

転職活動の最初の一歩は、応募ではなく“市場価値の測定”です。スカウト型サービスに登録して、どんな企業から、どんな条件でスカウトが来るかを見るだけで、自分の現在地が分かります。

これは内定を取るためというより、“相場観を持つため”の行動です。相場を知らずに転職活動をすると、提示された条件が高いのか安いのか判断できません。逆に相場を知っていれば、職務経歴書の改善ポイントも、狙うべき年収レンジも見えてきます。

IT・Webエンジニア向けのスカウト型サービスなら、レバテックダイレクトが代表的です。企業から直接スカウトが届く仕組みなので、今の自分がどんな企業に、どんな条件で求められているかを、応募前に把握できます。まずは登録して“受け取る”ところから始めてみてください。

▶ レバテックダイレクトで自分の市場価値を測る

4-1. スカウトを“受けるだけ”でも得られるもの

  • 想定年収レンジ(今の自分がいくらで見られているか)
  • 求められている技術スタック(市場で需要のあるスキル)
  • 興味を持ってくれる企業の傾向(自分の強みの方向性)

これらは、この後の職務経歴書づくりや面接準備の“答え合わせ”になります。

4-2. スカウトの“質”で自分の現在地を読む

スカウトは数より質で読みます。どんな役割・年収帯・技術スタックのスカウトが多いかを見れば、市場があなたをどのポジションで見ているかが分かります。希望と現実にズレがあれば、それは“次に何を伸ばすか”のヒントです。

スカウトの傾向読み取れること
希望より高い年収提示が多い今の市場価値は想定より高い=強気で動ける
特定スタックの求人ばかりその技術が市場で評価されている=強みの軸
スカウトが少ない職務経歴書の書き方か、狙う層を見直すサイン

大事なのは、結果に一喜一憂せず“情報”として受け取ること。市場のフィードバックは、転職活動の精度を上げる最高の教材です。

5. 準備②③:実績の棚卸しと、成果で語る職務経歴書

市場価値が見えたら、次は実績の棚卸しと職務経歴書です。ここで多くの20代エンジニアが“やったことの羅列”で止まってしまい、損をしています。

5-1. 技術スタックは具体的に書く

「Webアプリを開発」では伝わりません。言語・フレームワーク・インフラ・チーム規模・自分の担当範囲まで具体的に書きます。採用側は、この具体性で“どこまで任せられるか”を判断します。

項目NG例OK例
技術Webアプリ開発React/TypeScript+Node.js、AWS上で開発
役割開発担当設計〜実装〜レビュー対応まで担当
規模チーム開発5名チーム/月間10万UUのサービス

5-2. “やったこと”を“出した成果”に翻訳する

採用側が知りたいのは、作業内容ではなく“結果”です。次のように翻訳しましょう。

やったこと成果への翻訳
機能をリファクタした表示速度を改善し、離脱を減らした
テストを書いた不具合の再発を防ぎ、リリースを安定させた
仕様を整理した手戻りを減らし、開発スピードを上げた

数字が出せれば理想ですが、なくても「何が良くなったか」を一言添えるだけで印象は大きく変わります。これは前章で見た“採用側が見るポイント”そのものです。

5-3. ポートフォリオ・GitHubは“見せ方”が9割

コードを公開しているなら、READMEで「何を解決するために、どう作ったか」を一言添えましょう。採用側はコード量より、設計意図や工夫を見ます。業務で公開できない場合は、職務経歴書側で“担当範囲と工夫”を具体的に書けば十分に補えます。

ここまでの準備(市場価値の把握→棚卸し→職務経歴書)が整うと、エージェントとの面談も「ただ求人を紹介される場」から「自分の戦略を相談する場」に変わります。準備した人ほど、エージェントを使い倒せます。

6. 準備④:業界・職種特化エージェントで求人の幅を広げる

スカウトで相場を掴み、書類を整えたら、エージェントで求人の幅を見ます。総合型だけでなく、IT・エンジニアに特化したエージェントを使うと、専門性の高い求人や、表に出ない好条件の案件に出会いやすくなります。

IT・WEB・ゲーム業界に特化したGeekly(ギークリー)は、エンジニア職に強く、専門的なマッチングに定評があります。スカウトで掴んだ相場観を持った状態で相談すると、「この条件ならもっと上を狙える」といった具体的な交渉もしやすくなります。スカウト型(レバテックダイレクト)と特化型エージェント(Geekly)を併用し、“受け身のスカウト”と“能動的な提案”の両面から求人を比較するのがおすすめです。

▶ IT・WEB・ゲーム業界特化のGeeklyに相談する

なお、「まだ実務が浅くて経験者向けは不安」という人や、これからIT営業など他職種からエンジニアを目指す人は、未経験寄りの選択肢も併せて検討してください。学習〜内定の流れは未経験からITエンジニアになる完全ロードマップ、他職種からの転換はIT営業からエンジニアへの記事にまとめています。

エージェントを使うときのコツは、“紹介された求人を受けるだけ”にしないこと。スカウトで掴んだ相場を根拠に「この技術領域に行きたい」「年収はこのレンジを狙いたい」と希望を具体的に伝えると、担当も精度の高い求人を出しやすくなります。受け身ではなく、自分の戦略を相談する相手として使うのが正解です。

6-1. スカウトとエージェントの使い分け

手段役割向いている使い方
スカウト型(レバテックダイレクト)市場価値の測定・受け身の発見在職中に相場とニーズを把握
特化型エージェント(Geekly)能動的な求人提案・条件交渉相場を持った上で幅を広げる

どちらか一方ではなく、両輪で使うのがコツです。スカウトで“自分の値段”を知り、エージェントで“より良い条件”を取りにいく。この順番を守るだけで、最初の転職の質は大きく変わります。

7. 面接でよく聞かれる質問と回答例

ここまでの準備(市場価値の把握→棚卸し→書類→エージェント)ができていれば、面接は“これまで整理してきたことを話すだけ”になります。逆に準備なしで面接に臨むと、技術はあるのに伝わらない、という典型的なもったいなさに陥ります。よく聞かれる質問は決まっているので、回答の方向性を先に押さえておきましょう。

Q1. なぜ転職したいのですか?

A. 「今の環境に不満」で止めず、「次で伸ばしたい技術・関わりたい領域」を前向きに語ります。

Q2. 直近で技術的に難しかったことは?

A. 採用側が最も見る質問です。“自分で調べ、試し、解決した”プロセスを具体的に話しましょう。

Q3. 1〜2年での転職は早くないですか?

A. 「成長スピードを上げたい」「より裁量のある環境で力をつけたい」と、前向きな成長動機に翻訳します。

Q4. チーム開発の経験は?

A. レビュー対応、他職種との連携、ドキュメント整備など“一人で書く以外”の経験を具体的に。

逆質問のおすすめ(エンジニア転職)

・コードレビューやペアプロの文化はありますか?

・入社後半年で、どんな技術領域に関われそうですか?

・技術選定やアーキテクチャに、若手はどこまで関われますか?

8. やりがちなNGパターン3つ

NG①:年収だけを軸に決めてしまう

目先の年収だけで選ぶと、技術が伸びない環境に入ってしまうことも。20代は“伸びしろ>目先の額”で考えると、結果的に年収も後から付いてきます。

NG②:実績を“作業”でしか語れない

「何を作ったか」だけでなく「何が良くなったか」をセットで。成果の言葉がないと、市場価値を安く見られます。

NG③:1社だけ受けて即決してしまう

比較対象がないと、条件が妥当か判断できません。スカウト+エージェントで複数を並べ、相対比較で選びましょう。

NG④:転職理由をネガティブに語ってしまう

「人間関係が」「残業が」だけで終えると、次でも同じ不満を抱える人に見えます。事実は事実として簡潔に触れ、必ず「次でこう成長したい」という前向きな軸に着地させましょう。採用側は“逃げ”ではなく“向かう先”を聞きたいのです。

9. よくある質問(20代エンジニアの転職)

Q. 実務1年でも転職できますか?

A. できます。年数より、技術と成果を語れるかが重要です。まずスカウトで市場の反応を見てみましょう。

Q. 自社開発とSES、どちらが有利ですか?

A. 一概には言えません。どちらでも“何を担当し、何を伸ばしたか”を語れれば評価されます。

Q. 資格は転職に有利ですか?

A. あれば加点ですが、実務と成果のほうが重視されます。資格より、手を動かした実績を優先しましょう。

Q. 年収はどれくらい上がりますか?

A. ケースによりますが、需要の高いスキルを持つ20代は伸びやすい層です。まず相場をスカウトで把握しましょう。

Q. スカウトとエージェント、両方使っていいですか?

A. むしろ併用が基本です。受け身のスカウトで相場を掴み、エージェントで能動的に求人を広げます。

Q. 在職中に活動すべきですか?

A. 収入の空白を作らない在職中の活動が基本的に安全です。スカウトは在職中でも気軽に受け取れます。

Q. 未経験に近い段階でも、経験者向けサービスを使えますか?

A. 実務が浅い場合は、未経験〜浅い層向けのサービスも併せて検討を。学習段階ならロードマップ記事も参考にしてください。

Q. 面接で技術テストはありますか?

A. 企業によります。コーディング課題が出ることもあるので、基礎は復習しておくと安心です。

10. まとめ:今夜やる3つのこと

20代エンジニアの最初の転職は、年収とスキルを同時に伸ばせる絶好のタイミングです。最後に、今夜やる3つをまとめます。

今夜やる3つのこと

① スカウト型サービスに登録して、今の市場価値を測る

② 直近の実績を「技術スタック+成果」で1つ書き出す

③ IT特化エージェントに登録し、求人の幅と相場を比較する

大切なのは、いきなり応募せず“測ってから動く”こと。自分の市場価値を知ったうえで動けば、最初の転職で安売りすることなく、伸びる環境を選べます。

あなたの1〜3年の実務は、思っているより市場で評価されています。あとは、それを正しく見せて、複利が効く環境に移るだけです。

最初の一歩は、今夜スカウトに登録して“受け取る”だけでも構いません。動き出した人から、選択肢は静かに増えていきます。

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執筆者プロフィール

木戸 悠介(きど ゆうすけ)

なぜキャリア?運営者。上場企業子会社での媒体広告営業を経て25歳で第二新卒転職。スタートアップ参画を経て現在は経営者として、開発メンバーを含む採用に携わる。エンジニア実務者ではないが、“採用する側”の視点と自身の転職経験を掛け合わせ、20代のキャリア設計を支援する転職メディア『なぜキャリア?』を運営している。

Twitter/X: @nazecareer / お問い合わせ: /contact/

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